バルタザールの遍歴 (新潮文庫)

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著者 : 佐藤亜紀
  • 新潮社 (1994年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101317113

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バルタザールの遍歴 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 二重人格ものを科学の論理を使いつつ科学的に扱われなかった時代で表現している話かと思ったら、それだけでなかった。幻想・怪奇小説の文脈内での二重人格の物語にもなっている。こちらの想像の一歩も二歩も先を行っている小説で、とても読みごたえがあった。

  • 日本ファンタジー大賞を受賞した作品。
    何度も読み返した秀作。

    舞台はオーストリアのウィーン、世紀末の退廃的な雰囲気のなか、大貴族の子弟である主人公は遍歴を重ねていく幻想譚であり、キリスト教に明るいひとならば思い浮かぶ、バルタザール、メルキオール、カスパールの東方の三博士の名を冠した青年の流浪譚。

  • 文春文庫を手に入れてから、暫くして古書店で新潮文庫の「バルダザール」と「戦争の法」を見つけて購入。新潮文庫版は初文庫化だったので大賞受賞の様子も解説に収録されていて、矢川澄子さんのコメントも楽しい。

  • 長らく積読だったこの本。佐藤亜紀さんのデビュー作。

    各章の最初に、その章でどんなことが展開されるのかという概要がワード単位で書いてある。岩波文庫の赤帯とか古いものにこんなのありそうだな、と思いながら読んだ。話の筋はわかっていても、面白がらせる作者の自信のあらわれなのだろう。

    優雅な雰囲気を味わう小説、なんだと思うが、自分にはやや合わなかったかもしれず斜め気味。後半に力を入れて読むべきだったかも。解説に井上ひさしさんのこの小説に対する危惧のことが書いてあったけど、それがはまった感じ。

    他のやつ読もうかな… どうしよう。

  • 佐藤亜紀氏の小説。
    歴史に詳しくなくたって、十分楽しめる。
    知っていたら、さらなり。

    メルヒオールとバルタザール、2人で1人の話。
    この文章だけでは意味を伝えられないので、一度見てみてください。ぱらぱらと数ページだけでも
    絶対におもしろい。

  • 記念すべき佐藤亜紀作品1作目。表紙も素敵。買えてよかった。

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バルタザールの遍歴 (新潮文庫)の作品紹介

「私の筆跡にやや乱れが見えるとしたら、それはバルタザールが左手で飲み、私が右手で書いているからだ」一つの肉体に共棲する双子、メルヒオールとバルタザール。高まるナチスの軍靴の音と爛熟を極める欧州文化の中、誘うように開かれる転落への道を、彼らは滅びゆく誇りを抱え彷徨い続ける。緻密な構成と優美な文体で鮮烈なデビューを遂げた第三回ファンタジーノベル大賞受賞作。

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