モードの方程式 (新潮文庫 な 59-1)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101319711

作品紹介・あらすじ

何気なく着ているあなたのその衣服に隠された物語があるのをご存知ですか?カーディガンもチノパンも軍発祥。ハンカチは実は貴婦人の求愛の小道具。エプロンが権威や地位の象徴!?ファッションにまつわるエピソードをひもとけば、文化が、時代が、そしてオトコとオンナの関係がわかる。ワンランク上のおしゃれを目指す大人に捧げる、知的かつ軽妙洒脱なファッション・コラム集。

感想・レビュー・書評

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  • 589

  • ファッションの語源学的おもしろさだけでなく、現代文化へのチクリとした諷刺もきいて、流石に読ませる。サブタイトルがどれも洒脱でキマッテイル。

  • 初読。

    エッセイというかコラム、
    服飾にまつわる歴史ってなんとも人間臭いなぁー

    読みやすい文章、内容も柔らかいのだけど
    「ヤンファンエイクのアニノルフィニ夫妻」
    と聞いてぱっと絵が頭に浮かぶ、そのくらいの最低限の教養は前提にお話しされる、
    ある種のスノビズムが漂うのがこの作者の魅力のような気がする。

  • ファッションというか、洋服の歴史が分かる。服飾史みたいな堅苦しさはなくて、小咄として面白い。

    中野さんて、なんかかっこいい女性やなぁ。

  • 洋服好きなら是非。
    豆知識好きなら尚更。
    話のネタにもどうぞ。

  • きりっとした文章。

  • 「ファッション誌」よりも「文化ファッション大系服飾造形講座」とかが好きな方へ。
    薀蓄垂れ流しだけでない、ファッションに立ちはだかる性差の壁や現代においてのファッションの位置づけ、役割を色々な角度からの視点で、且つさらりと分かり易い文章で書ける著者のセンスも素敵。

  • 服飾の歴史が華麗にひもとかれる一冊。


    歴史の他に、思わずくすりとするエピソードもありつつで、なかなか読ませる一冊。
    少し背筋がしゃっきりとする。トレンチコートを着こなしたくなる。

  • 2/7

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著者プロフィール

服飾史家/作家。
東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得後、英国ケンブリッジ大学客員研究員を経て、明治大学特任教授、昭和女子大学客員教授などを務めた。イギリス文化を起点とし、ダンディズム史、ファッション史、モード事情、ラグジュアリー領域へと研究範囲を広げる一方、新聞、雑誌、ウェブマガジンなど多媒体において連載記事を執筆。
著書に『「イノベーター」で読む アパレル全史』(日本実業出版社)、『新・ラグジュアリー文化が生み出す経済 10の講義』(共著、クロスメディア・パブリッシング)など多数。

「2022年 『時代を変えたミニの女王 マリー・クワント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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