黒い看護婦―福岡四人組保険金連続殺人 (新潮文庫)

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著者 : 森功
  • 新潮社 (2007年5月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101320519

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黒い看護婦―福岡四人組保険金連続殺人 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • ★~ 予備軍はウヨウヨいる ~★

    読み終わった後、吉田純子死刑囚の写真を見た
    こういうお顔なのか・・・

    ついでに共犯者3人のお顔も拝見した

    しかし、ある意味怖いね
    犯罪者は未成年者であろうと今やいつでも
    顔写真が見れる時代だ

    この4名のみなさん元看護士
    看護学校時代の志はどこへ飛んで行ったのかな

    でも、職業に関係なく
    吉田純子死刑囚のようなタイプは結構いると思う

    近所や職場にもサイコパスに化けるタイプはいるかも

    こういうタイプの人に利用されない為に
    自分のお人よし度や依頼心度をチェックしなきゃ

    できれば日記をつけるといいかも
    書いている内にあれ?って気づくかも

    教訓
    触らぬ神に祟りなし

  • 主犯吉田純子虚言症と金への執着心、看護学生時代の友人美由紀を騙し手懐け同棲生活、「先生」、点滴ミスを理由に同僚看護婦から500万、美由紀の母から550万詐欺、学生時代の友人石井ヒト美を話術で騙し750万、同じく学生時代の友人池上和子から2800万、保険金目当てに池上和子の夫を医療知識で殺害、保険金3498万の内3450万奪う、レズビアン、ヒト美の夫を保険金殺害で3300万それに加えて実家の土地までも狙う、美由紀の母まで標的に、ヒト美の出頭、逮捕、死刑判決…弱みにつけ込み絞れるだけ搾り取る。恐ろしい。狂気の沙汰も金次第。

  • ノンフィクションだけど、怖い。犯人の看護婦は「先生」と呼ばれる架空の人物を登場させ、その人の言葉を使って周りの人をだまし、呪縛していく。
    人脈詐欺は発覚しづらく、だまされやすいんだよね。それは、権力の本質をちゃんと確認する前に、訳も分からず服従してしまう自分の弱さ、あいまいさが原因なんだろうなって思いました。

  • まさに、黒い看護婦という言葉がぴったりな女性達だつた。

  • わが町で起こった本当に怖いお話。
    出てくる地名や学校名なんかが、本物でこわいやらわくわくするやら。
    野次馬感覚で読んでしまったけど
    本当は怖い実話なわけで・・・
    犯罪者が身近なあの人だったりあの人だったりあの人だったり
    する可能性が全くないとは言えない怖さ
    そしてその関係者が身近に確実にいるわけで
    もしそれが判明した時、自分はどんな心境になるのだろうか・・・

  • 主犯格がなぜ荒唐無稽な架空話でもって、いとも簡単に他者を籠絡させることができたのかが、いまいち描ききれておらず物足りない部分があった。

    基本的には、相手の弱みをにつけこみ、自分以外に味方はいない、他は全部敵であると錯覚させ、周囲から孤立させる手段で従属させる方法を採っている。

    この主犯格の親も相当サイコパス的な意味で問題がありそうで、この親にしてこの子ありという感じがした。人間を作るのは人間環境によると思わされた。

  • 【ブックオフ108エン】体調が悪かったせいか恐ろしく読むのに時間がかかってしまった。内容的にもドキュメンタリー形式なので 面白く書いてる訳でもないので仕方ないか。
    内容的には殺人方法がえぐかったり、死体をばらしたりすることはないが、私利私欲の為にここまでする吉田純子は、頭が狂ってるとしか思えない。もっと金の稼ぎ方を考えればいいのに。つい最近、死刑が執行されたみたいだが。
    しかし、吉田の夫は安月給の割によく家のローンが組めるのには驚いた。この本は映像とかで観た方がいいかな。

  • 平凡な中年女性たちが冷酷な犯罪を犯したのは何故なのか。戦慄の犯罪ドキュメンタリー。
    主犯の吉田純子の異常性もさることながら、彼女の母親に全ての要因があるように思った。姉弟の差別的とも思える接し方や、娘を金蔓のような扱い方。あれだけの援助の金額に不信感を抱かなかったのだろうか。
    因みにフジテレビのドラマは、局側と製作側にトラブルがあり、いわくつき作品になってしまった。純子役の大竹しのぶははまり役でした。

  • 看護婦仲間四人の引き起こした保険金殺人事件。
    その中心にいたのが、まるで女王のように振る舞う吉田純子だった。
    ただ、彼女が仲間を脅迫し、恐怖に陥れていた嘘は計画性に乏しく幼稚であった。
    それなのに、騙されどん底まで落ちていく仲間たち。
    それは吉田純子という強烈なキャラクターがそうさせたのか…とにかく、怖い女たちだ。

    2015.8.18

  • 271
    犯行に至る経緯が安っぽいドラマのよう。マインドコントロールの一種だとは思うが、周りの3人は、そんなに簡単に服従させられ、お金を巻き上げられ、身内の殺人に手を貸すとは。人の心は脆い。

  • 吉田純子の実際の写真も見たけど…へえ。
    サイコパスな女王様は私の近くにもいそうな人だった。

  • 小説だと思っていたらドキュメンタリー。
    大竹しのぶ主演のドラマが面白かったので読んでみた。
    主犯格の純子と主従関係にあった3人、なぜ殺人を手伝うまでに騙されてしまうのかと思うが、純子は飴と鞭によって人の心を操る一種の天才だったのだろう。
    (図書館)

  • 久留米看護婦保険金殺人事件。

    解説・岩波明

  • 衝撃的な事件なので未だに記憶に残っていますが、最近テレビドラマ化されたので読んでみました。事実は小説より奇なりという例えはよく使われますが、このノンフィクションを読むと当にその言葉通り、どころか却って三文小説を読んでいるかのようです。これを書いた作家があとがきに私と同じような感想を抱いた人の言葉を載せていたので、みんなそう思うだろうと納得したのでした。
    保険金狙いで夫を殺した4人の看護師(この話では看護婦と表現)ですが、これを読むと主犯の吉田純子の人格がやはり度を越しています。解説を書いた精神科医も指摘している通り彼女は人格障害でサイコパスだろうと推測しています。平気で嘘をつき騙し、他者を支配服従させ、心理的物理的に操る、つまり金や性欲、暴力などから逃れられない状況を作る。良心の呵責の欠片もない行動に、私たちは憤りを覚えますが、裁判で死刑を宣告されても平然として笑みさえ浮かべる態度にサイコパスは社会の捕食者である。‥と解説にある言葉が腑におちます。しかし、極悪人を処刑してしまえという意見も巧妙な隠れ蓑に過ぎないという認識を頭に入れておくべきだという見解がさらに印象に残りました。犯罪を娯楽にしていた歴史的事実‥
    確かに怖いものみたさ、わけのわからないものに惹かれる、こうした習性は私たちにあるのですから‥

  • 『北九州連続監禁殺人』の女版みたい。
    あそこまでグロくないけど。
    主犯に騙された人間、理解不能。

  • ありふれた女性たちが一人の悪女に唆され、猟奇的な殺人を犯した事件をドキュメンタリータッチで綴った作品。ありもしない嘘と巧みな人身掌握術で相手を信じさせ束縛し、傍から見ればちゃんちゃら可笑しい話だが、それでも人間の弱みにつけ込み掌握してしまう。強迫から詐欺、保険金殺人と度を増していく犯行。

    読んでてもなんかしっくりこない。でも吉田純子は弁護士すら垂らし込める術があるから、どこか胡散臭いが真実であるという違和感の所以なんだろう。

  • ずっと前に読んでましたが、テレビでこの間取り上げられていたので読み返したくなり。。
    うーん・・・純子の母親もオカシイよね・・・。娘には愛情を与えず弟は溺愛するって・・・。弟の嫁も誰が来ても気にいらず、結局いじめぬいて離縁させそのくせ「孫に会わせてもらえない、さびしい」って・・・。・・・こいつ、どこまで・・・と読んでて違うポイントでイライラww。
    美由紀は哀れでした。イイ人だけでは世の中渡っていけないのね・・・。

  • なんでこんなことに騙されるのか、と思う人間ほど実は危ないのではないか。

  • 今回は文庫本を借りた。レズのシーンは毎回恐怖で笑っちゃうなあ

  • 2012.11.5~12 読了
    う~む、医療技術を悪用した最悪の事件である。犯罪者を生み出す遠因として貧困、育児放棄、虐待など幼時体験や環境が指摘されることが多いが、”吉田純子”の場合は類似の体験がなく生い立ちから推測できない犯罪者でありサイコパスと思われる。心理学者の定義「サイコパスは社会の捕食者である」という言葉が解りやすい。つまり他人への思いやり、罪悪感、後悔の念などは一切持たず、自分の欲望のままに行動し周囲の人間を壊してゆく、ということだ。人類社会にこのようなサイコパスが紛れ込むという現象をどう捉えればいいのか。欲望のままに生きた類人猿の頃まで先祖返りした人間がいるということか、しかも現代の知恵を身につけて・・・。

  • 福岡県で看護師4人が殺人を働いた事件のノンフィクションです。この事件の特徴は、犯行を行ったのがすべて女性であることと犯行を実行した4人の女性がすべて看護師だったこと。睡眠剤で昏睡状態にしたあと、チューブで胃にウィスキーを流し込み急性アルコール中毒にさせたり、空気注射、糖尿病の持病がある人にはインシュリン注射、など医学知識をもとに犯行を組み立てたのでした。主犯がどのようにチームをコントロールしたか、など森功氏ならではの丁寧な取材で明らかにします。

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黒い看護婦―福岡四人組保険金連続殺人 (新潮文庫)の作品紹介

悪女(ワル)-同じ看護学校を出た看護婦仲間。一見、平凡な中年女性たちは、身近な人々を次々に脅し、騙し、そして医療知識を駆使した殺人にまで手を染めていた。何が、女たちをかくも冷酷な犯罪へと走らせたのか。事件の背後には、四人組の特殊な人間関係、なかでも他の三人から「吉田様」と呼ばれ、女王然と振舞う吉田和子の特異な個性があった。戦慄の犯罪ドキュメンタリー。

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