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みんなの感想・レビュー・書評
各章の頭と終わりが繋がっていて、「藤沢さん」という名前がずっと出ている。
実験的な書き方が面白かった。
比喩的な官能?
夫にセックスの相手を斡旋される妻
同性愛者の夫の恋人をしつける妻
女子高生の自意識
旅先のアバンチュール
始めて手を出した姫野作品でした。難易度高いなというのが素直な感想です。四つの短編が少しずつ繋がっているという新鮮な感覚。上流階級と性の描写っていうのがこの本の重要なポイントなのでしょね。もう一回読んでみようかな。男性の同性愛はやっぱり美しくない。
全登場人物の中から主人公が次々代わる連作短編集。
それぞれ違う女主人公と係わる男は、
何故か同じ名前「藤沢さん」と呼ばれているが、違う人物のようだ。
上流階級の人々の性的なお話ではあるが、
性癖というものは、お金の遣い方が違うだけで、
上流も下流もそれほど変わりないのだ。
姫野作品は大好きだが、これは少々わかりずらかったかな。
好きな人と急にホテルで待ち合わせになったとき、急いで下着を買って着替えて、今まで身につけていた方をごみ箱にあっさり捨てたシーンが好き。
優雅で官能的な4編のロンド。
美しく爛れた人生には、退屈しかない。建設的で生産的な人生をいかに歩むかと考えたり努力したり自己を鼓舞したりするようなことは、働かないと食べてゆけない人たちがすること。――官能から始まった純愛、倒錯した被虐趣味、すれ違った片思い、南の島での三日間の邪淫。それすらも退屈しのぎ。
◆あらすじ◆
美しく爛れた人生には、退屈しかない。
お金のことを考えないでいい暮らしを、ただ砂糖菓子を舐め尽くすように味わうだけだ。
彼女たちには、官能さえも与えられた退屈しのぎ。
欲望から始まった純愛、倒錯した被虐趣味、すれ違った片思い、南の島での三日間の邪淫。
セレブリティと呼ばれる階層の嗜好と愛欲を、円環をなす四つの繋がった物語で描いた、優雅でセクシャルなロンド小説。
全部がつながっているので、もう1回ぐらい読みたいなあ。登場人物が人生を諦めていて適度に臆病で、けれどもがいていて、その辺がいい。






