朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕― (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101321523

感想・レビュー・書評

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  • 初めて隠蔽以外のシリーズを
    イイ

  • すらすら読めた なかなか面白かった
    鼻につく社会派ぶった文章は耳障りだったが 物書きは多少売れ出すと 己の品格を上げたい願望に囚われるものらしい
    今度は言葉ではなく、展開で読者に判らせることも必要では
    ないだろうか 「今の若い者は云々」

  • 警視庁強行犯係・樋口シリーズ第二弾。
    第一弾と同じくおもしろくて
    3日で読み終わった。
    冷めてた夫婦の関係も
    少し修復?するような結末で
    警察官の奥さんって大変だなー、
    腹据わってるなーとしみじみ。

  • 母親が子供の前で父親の悪口を言うと、父親に対してだけでなく、社会性や自我にも悪影響が出ると知って、たくさんの人にも知ってほしいと思った。

  • 樋口シリーズ2作目。
    樋口の妻が誘拐された。樋口と氏家の捜査が面白い。

    青春の次に朱夏が来るらしい。
    燃えるような夏の時代、そして白秋。やがて玄冬で人生を終える。
    最も充実するのは夏の時代。秋には秋の枯れた味わいがある。
    青春ばかりがもてはやされるのはおかしい・・・・

  • 樋口係長のシリーズ物の一冊。
    今回は、登場人物も少なく、ほとんど、樋口係長と家族に焦点があたっている話。
    2/3ほどで、犯人はわかるが、どのように解決に持ち込むのか? と期待していたが、結末は今ひとつ。
    予想通りと言うほかなく、その点は残念。

  • 刑事の家族をするのも大変そうだ。

  • 内面と外部評価の差が楽しい主人公の
    奥様が誘拐?
    結末を含めてよい作品です

  • 15年前、樋口顕シリーズ第1作「リオ」を読んだときは興趣を覚えず、その後このシリーズを手に取ることがなかった。
    しかし、今回ブクログレビューをきっかけに、本作を読み、およそ刑事らしくない主人公のユニークさ、誘拐を巡る3日間の攻防に、一気読みとなった。
    犯人については、途中で推測され、ミステリー的要素は半減するが、夫婦愛の描写とともに、今の世に中の矛盾、問題点を登場人物に語らせ、現代社会告発の書にもなっている。
    「ガキどもは世の中を映す鏡ですよ。そして、最近の若い連中はトレーニングができていません」
    「この国は何もかもがマーケット中心で動いている。くだらねえ国になっちまったもんです」
    続いて、第3作「ビート」も読んでみよう。

  • 読んでいないことに偶然気付いた。相変わらず描写がリアルでいいね。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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