善魂宿 (新潮文庫)

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著者 : 坂東真砂子
  • 新潮社 (2004年11月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101323251

善魂宿 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 隠れ里の風景と、独特の風習で営まれる男女の性生活…風の音や雪の匂い、緑のわさわさする感じなども、目に見えてくるような描写で、なかなか良かった。あとがきまで、興味深く読みました。

  • 時代に抗い切れず、自分たちの社会、大家族制が崩れていく。10.10.11

  • [初版第1刷]平成16年12月1日発行

  • まるで 一本の木の下で転生を繰り返す蝉のように

    生まれてから死ぬまでの一生を ひとつの家で完結させる

    財産も 配偶者も子供も すべて家のもの

    数十人が 枕を並べ 裸になりわらの中で眠る

    プライバシーさえない生活

    それが 種を残していくという 動物の本能のままの姿

    何の疑問も持たず 与えられた運命を全うしていく姿は

    近寄りがたく 神々しくもある



  • 「人間」が生きるという事が、ぞっとする程の迫力で迫ってくる作品です。本能というか、人間の内奥の部分迄暴き出している様な。それだけに読んでいて抗い難い引力を感じましたね。只良く出てくる官能的表現が…「艶かしい」と言うよりは「生臭い」に近いので、苦手な方は心した方が良いかもしれません…。

  • 重たい空気と血の匂いが漂ってきそうな作風は相変わらずだが最初の話は泣ける。

  • 現代の自分たちの価値基準で判断すると、昔の閉ざされた世界の因習など(特に女性にとっては)とんでもないものだ。だが、当時を生きた人にとってはどうだったのだろうか。過ぎ去っていった遠い昔の日々への懐かしく寂しい思いと、狭い世界に閉ざされたままの一生への悲しみがないまぜになった残酷で美しい話だ。

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