私はそれを我慢できない (新潮文庫 さ 27-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101325149

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  • 表紙裏
    名前くらい覚えてくれぃ!私はワシザワでもモエでもないぞよとプンスカぶりぶり。はたまた、トイレが長いと友人に立腹するが、私が短すぎるだけなのか!?深夜のドライブに行けばガス欠で、営業中のスタンドが見つからない・・・。あれってひどすぎ!?それってあんまり!?というトホホな事態、ムムムな状況に直面し続ける鷺沢に、思わず同感、やがて納得、おまけに爆笑のエッセイ集。

    目次
    私、怒ってます
    短期は損気
    お洒落な町で
    ウソツキ
    隣人――この厄介なるもの
    テレクラにかけろ
    お店の方々へ
    ああ、オババ!
    おじさまとおっさん
    何でそうなるの?
    駆逐しろ。
    1+1=2なのである
    スッキリせんぞ
    そうかもしれん
    悪口言うな
    祝!青葉区誕生・・・?
    バターがあるだろ?
    ナオユキって誰?
    恥のお話
    バカに読書の自由を!
    匣を見せるな
    「できること」
    トホホなお話
    そんなわけないじゃん
    三日坊主にゃ縁がない
    雀友衰えを知らず
    しつこーい
    有用の長物
    信心
    カマ・・・?
    同じ鳥ではあるけれど
    もうイヤ
    類は友を呼ぶ
    当面の課題
    ノドが渇いているだけだ
    お楽しみはこれからだ
    傲慢な孤独
    OLをほめよ
    ディズニーに敗けた
    クルマとの恋
    五年後の再開
    キッカくん?
    エバれ、エバれ。
    父のいる食卓
    勿体なくって教えられない
    お楽しみはこれからだ
    Letting Go & Moving On

  • 怒っていること嫌なことについて書かれているのに、笑わせて共感させてしまうのはさすが。
    納得のいくことばかり。爽快感すら感じる。
    世間に対してみんなもっと怒っていいのかもしれない。
    「お楽しみはこれからだ」の章は、身につまされる。

    読んでみて、女性が反応するエピソードと男性が反応するエピソードが違うのも、興味深い。

  • 2010年2月9日購入。

  • この勢いと軽さ、トーンは面白かった。時々「?」っていうのもあったけれど、基本的に言ってる内容はそこそこ納得。エッセイもうまいなぁ。

  • 世の中に溢れる小さな理不尽を綴ったエッセイ。
    わかるわかる、と頷いてしまう私。
    特に、トイレの長い女性の話。

  • 故・鷺沢 萠さんのエッセイ集です。うーん、いいですね、すかっとします。何かと嫌なことが多い最近の世の中ですが、そういうことに背を向けずにきちんと発言するのが大切なのだと教えてくれた作品です。
    「あ、俺も俺も」って思うことが多々ありました(笑)

  • 何回読んでもおもしろい

    「お楽しみはこれから」が印象深い

  • 鷺沢さんの「怒ってるエッセイ」を一冊にまとめたもの。<BR>
    私もショートテンパーなので共感するところがたくさん。<BR>
    ニューヨークでのウエイターへのキレっぷりと仕打ちは見事です。

  • 鷺沢さんの痛快エッセイ

  • 著者の怒っている話を集めたエッセイ集。怒る事も一生懸命

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著者プロフィール

鷺沢萠(1968.6.20-2004.4.11)
作家。上智大学外国語学部ロシア語科中退。1987年、「川べりの道」で文學界新人賞を当時最年少で受賞。92年「駆ける少年」で泉鏡花賞を受賞。他の著書に『少年たちの終わらない夜』『葉桜の日』『大統領のクリスマス・ツリー』『君はこの国を好きか』『過ぐる川、烟る橋』『さいはての二人』『ウェルカム・ホーム!』など。

「2018年 『帰れぬ人びと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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