失恋 (新潮文庫)

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著者 : 鷺沢萠
  • 新潮社 (2004年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101325194

失恋 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 優有です。ライナスさんからいただきました(*^-^*)
    4編のラブストーリーを収録。さまざまな恋のかたち。
    作者は今は亡くなっている方で、なんと、古本屋さんを探してくださったそうで…それにも感動。ありがとうございました!

  • あたりまえの失恋小説ではなく、不思議と前向きになれる。幸せな恋愛もいい思い出として残るけど、辛い恋愛も大切なのかなぁ。不思議。2014.9.3

  • 【本の内容】

    黎子と悠介は、学生の頃からの“友人”。

    恋人同士であったこともないが、三十半ばになっても黎子が頼りにするのはいつも悠介だった。

    しかし、黎子の元夫が失踪し、二人の微妙なバランスが崩れて-「欲望」。

    年下の男との恋につまずいた銀座の女を描く「安い涙」。

    恋の喪失感をテーマに、さまざまな恋のかたちが繊細なタッチで描かれる。

    切なく、胸に迫る四つのラヴ・ストーリーを収録。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    浮気性、自分勝手、自分を安く扱うダメ男。

    男の好意を無邪気になぶる女。

    こんな相手に入れ上げるくらいなら、はっきりと失恋したほうがマシなのに。

    わかっていても執着してしまう恋のやるせなさを書いた4つの短編。

    最後にヒロインが小さな復讐に打って出る「記憶」が秀逸。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 話は普通だったけど、林真理子のあとがきが素晴らしかった。

  • 恋は盲目。
    そんなことは誰だってわかってる。
    自分だってわかってる。
    周囲の人が言うように別れた方がいいことも知ってた。
    でもそんなのを忘れて突き進んでしまうのが恋愛だ。
    樹子の気持ちに嫌というくらい同感した。

  • ひとがひとを信じたかったり救いたかったりする思いのすべてが、自分勝手な「欲望」であるわけはなかった。

  • 『すっごい心がゆすぶられる感じだった。

    タイトルから予想されるのとは違って、どのストーリーもそんなに暗くはないです。結構ヘビーではあるけど。 』

  • 色んな失恋の話。ミョーにリアルだったり、ロマンチックだったり、それでもやっぱり主人公がみんな宙ぶらりんなところが、鷺沢さん……

  • 短編集4作品。
    「欲望」が良かった。

  • 2010年1月18日購入。

  • ある時期にタイトル買いしたまま、5年以上も読まずにいた本をやっと読んだ。作者が亡くなる前に読んでみたかった気もする。非常に読みやすかったが、時々透けて見える作者の素の姿が、なんとなくストーリーを邪魔する気がすることがあった。他の作品も読んでみたいかはわからない。

  • 『ひとがひとを「信じたい」と思ったり、
     「救いたい」と思ったりするのは、
     すべて自分勝手な「欲望」なのだろうか――。』

    まず、この人の名前が読めなかった。
    さぎざわめぐむ、と読むらしい。
    「欲望」「安い涙」「記憶」「遅刻」の
    4つの短編からなる本。さらっと読めた。

    “恋”と“愛”の違い。
    なんだか大人向けな雰囲気だった。
    しっとりほろ苦い恋、あるいは失恋。

    恋に疲れたときに読むと、ちょっと復活できる。
    L25の書評に「恋に疲れた人に」って
    書いてあった理由が分かった。
    どの短編にも共通していることは、そこはかとない無力感。

    無力感、と解説に書いてあって、
    なんだか妙に納得してしまった。
    確かに失恋というのは、怒りよりも悲しみよりも
    無力感って言う言葉がしっくりくる。

    「遅刻」の最後の数行に驚かされた。
    4つの中で一番印象に残った。
    「記憶」の結末はなかなか爽快だった。

  • 失った恋の短編集。

  • 最後の”遅刻”がいい。お互いに想ってるんだけどその量がちょっと違うだけで「失恋」になっちゃうんだろうなぁ。おんなじ重さの人はいないよ…2008/5/15

  • 鷺沢萠の登場人物たちは言葉を言い放つ、ような気がする。それがリアルだと思う。

    登場人物のつぶやきが、自分もつぶやいたことがあるのでは?と思う。

    この小説は4つの短編から成るのだが、
    特に『記憶』という話は好きだ。
    そう言う人は多い気がする。
    利用されているとわかっていながらも男に会いに行ってしまう女。彼女の決着のつけ方に拍手。

  • 面白かった!これも一種の失恋か。。。と思うと私は毎回デートのたびに軽く失恋してるかも。。と思う(笑)

  • 『記憶』がよかった。
    主人公の『欲望』の解釈には一緒になって考えちゃいました。。。

  • 男女の友情は、あるのだろうか。
    私はあると思っているけれど
    でも、単なる「友情」では割り切れない
    もどかしい想いというのも存在する。
    性別が違うから生まれてしまう切なさ。
    それがすごくきれいに描かれています。

  • 「失恋」というタイトルですが、この本における「失恋」は、
    いわゆる恋愛におけるそれがメインテーマではなく、
    そのことをきっかけとする、もしくはきっかけとなった自分自身との対峙について描かれています。

    4つの短編が収録されており、
    そのなかでも「欲望」という作品がが特に心に残ります。

    作中のこの一節は、この先もきっと考え続けていくのだろうなぁと思います。
    『ひとがひとを「信じたい」と思ったり「救いたい」と思ったりするのは、すべて自分勝手な「欲望」なのだろうか』

  • 「あたしは『彼を救いたい』っていう自分の欲望のせいで勝手に傷ついたり泣いたりしてたんだと思う・・・・・。」
    たまらない。
    「記憶」は辛くもあるけど、最後は爽快感のある物語。「遅刻」は、こういうことってあるよなあ、と思った。失恋って、日常にけっこうある出来事なのかもしれない。

  • 四つの物哀しい恋のエピソードからなる短編集。哀しいけど、でもどこか優しい・・・そんな印象を受けました。

  • 恋の終わりの話。この本の前に吉本ばなな氏の恋の話を読んでいたせいか、ほのぼの、という感じがした。読んだ当時は「小説とはこういうものだったんだなぁ」などと大袈裟なメモを残している。
    一番よかったのが「欲望」という話で、オチでまさに落とされたって気がした。

  • 題名どおり、失恋の小説集。かなしくもあり、胸にくる話もあり。安い涙、が好きかなぁ。なんにせよ、やっぱりかなしくなってしまうのです。

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