- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101325194
感想・レビュー・書評
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再読?記憶なし。『失恋』がテーマの短編集。
共感できる部分もあれば、主人公に苛々してしまうものもある。
頭の中で妄想する。分かってはいる。が、自分が自分の思い通りにはならない事が恋なのか…
酷く振られた訳ではないのにガックリくる瞬間、あ、終わった。と思うのか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
鷺沢さんは、大好きな本が一冊あるけどそれ以外は読んだことがなかったので読んでみました。
失恋は失恋でも、想像していたような失恋とは違った。
失恋って色々あるなぁと。
思っていたよりも悲しいだけの話ではなかった。
「欲望」と「記憶」が好き。
特に「欲望」はありがちな設定だけどひきこまれました。
最後の超短編も面白いなと思ったけど。
解説が小池真理子さんっていうのがまた、いいわぁーと思った。 -
3.5 恋愛の話を読むのが結構好き。多分恋愛をしていた頃の自分が嫌いじゃないから。ダメになるってわかっていても離れられないって気持ちはわかる。
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女は哀しい。
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短編ふたつめの安い涙を読み終えました。読み始めに想像した結末と本の中の結末が全然違くてよかったです。
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「ひとがひとを信じたいと思ったり、救いたいと思ったりするのは、すべて自分勝手な欲望なのだろうか」
恋は恐ろしく面倒くさい、そしてしんどい。
相手の為の裏には自分の為があり、愛しているの裏には愛されたいがある。
すべて自己満足なのだろうか。
「そんなわけねぇよ……」
鷺沢さんはそう言う。
私もそう思う。絶対にそんなわけねぇ。
それだけなわけねぇよ。
うん、鷺沢さんいいね。追いかけたい。 -
優有です。ライナスさんからいただきました(*^-^*)
4編のラブストーリーを収録。さまざまな恋のかたち。
作者は今は亡くなっている方で、なんと、古本屋さんを探してくださったそうで…それにも感動。ありがとうございました! -
あたりまえの失恋小説ではなく、不思議と前向きになれる。幸せな恋愛もいい思い出として残るけど、辛い恋愛も大切なのかなぁ。不思議。2014.9.3
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【本の内容】
黎子と悠介は、学生の頃からの“友人”。
恋人同士であったこともないが、三十半ばになっても黎子が頼りにするのはいつも悠介だった。
しかし、黎子の元夫が失踪し、二人の微妙なバランスが崩れて-「欲望」。
年下の男との恋につまずいた銀座の女を描く「安い涙」。
恋の喪失感をテーマに、さまざまな恋のかたちが繊細なタッチで描かれる。
切なく、胸に迫る四つのラヴ・ストーリーを収録。
[ 目次 ]
[ POP ]
浮気性、自分勝手、自分を安く扱うダメ男。
男の好意を無邪気になぶる女。
こんな相手に入れ上げるくらいなら、はっきりと失恋したほうがマシなのに。
わかっていても執着してしまう恋のやるせなさを書いた4つの短編。
最後にヒロインが小さな復讐に打って出る「記憶」が秀逸。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
話は普通だったけど、林真理子のあとがきが素晴らしかった。