- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101325811
感想・レビュー・書評
-
人のすべてを知ることなんてできないけれど、徐々に成長し助け合えるようになっていく兄妹に幸多からんことを祈らずにはいられない。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2018.12.19
桂先生はやっぱりいいなぁ
恋愛じゃない所でキュンキュンさせてくれました。 -
2017.1.16読了
-
普通の物語ならば、目が見えなくなった主人公を家族が支え、新たなる人生の光を求める美しい展開となるんじゃなかろうか。
しかしながらヒロインの凛子は、目が見えなくなり、白杖をついて外に出たい理由が掃除用具を買いに行きたいという位の潔癖症で有り、ことある毎にウェットティッシュで手を拭いている。「もっと周りが目の見えない人のことを考えるべき」と、ことある毎に主張し、論理立てて兄を論破する。
兄の真司は、顔は悪くないけれど常に振られ続け、不満があればそれ口にし、当たり散らす。
こんなところから始まる2人の物語は、なんと言えばいいのか、ひどく日常的でありふれていて、愚かで、そして途方もなく尊い。
ドラマティックな事件や感動は起きず、何かの出来事で劇的に人は変わらず。それでも生き続けるし、関係性は変えていけるという、時のちから、前を向く人間の生命力の強さを感じる。
最初の1~2章について行けないものを感じたとしても、ぜひ最後まで読んで欲しい。 -
最後まですっきりしないから若干納得いかないところもあるけど、全体の空気感とかストーリーは好き。
思いやりって難しいんだよね。 -
兄と妹・・・この距離感、なんかわかるw で、お父さんは、どうした?( ̄ω ̄;)
-
2012/12/05読み始め
2012/12/06読了 -
大学2年で失明してしまった凛子。受け入れがたい現実なのに、そこへ母親の交通事故死。なぜ、不幸が重なってしまうのか。
続けて父が失踪。もう、勘弁してぇ〜。
兄、真司とふたりきりの生活になってしまった。異性の兄妹ってもっと仲がいいものかと思っていたけれど、テレや変な遠慮があるのかもしれないやね〜。それが、漫画という共通の仕事を持つことで改善していくところが微笑ましかった。
人はいつでも何らかの目標を持たなければいけないなぁ
と実感。