一億円もらったら (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101327341

作品紹介・あらすじ

莫大な財産をもてあましている大富豪・宮島勉。彼と青年秘書・田ノ倉は、とんでもない遊びを思いついた。田ノ倉が選んだ見ず知らずの人間に一億円を進呈し、その後の人生がどう変わってゆくかを観察するのだ。というわけで、ある日突然、大金をもらってしまった男女五名。一億円に翻弄される人、見事に使う人、泣く人、笑う人…。名手・赤川次郎の紡ぐ五億円の物語をご堪能あれ。

感想・レビュー・書評

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  • 莫大な財産をもてあましている 大富豪が
    秘書と一緒に思いついた遊び
    赤の他人に【いきなり一億円をあげる】
    そして、それを観察する。

    ルールは、その一億円をどう使うかを報告すること
    これだけ
    一億円もらえた登場人物は5人(5つの話です)
    ●使いきる人
    ●翻弄される人
    など色々…

    自分は一億円もらえたら…

    地味だなぁ…きっと
    貯金し、毎月給料に少し上乗せして
    細く長ぁぁく生きるんだろうなぁ┐('~`;)┌

  • 面白かった

  • サラーッと読めました

    娯楽として良かったけど、何も残らなかった
    多分、あらすじから想像して、大金を突然手に入れたことによる苦悩の部分を読みたいと思っていたからそれとはちょっと違ったかな

  • タイトルにひかれて 読書
    想像してたようなストーリーではなく 少し残念だったかも

    大昔・中学生の頃 三毛猫シリーズを楽しく読んでいました
    そういえば 読書デビューは 三毛猫シリーズだったような・・

    久しぶりに三毛猫ホームズ読んでみたくなった‼︎

  • 再読。
    莫大な財産をもてあましている大富豪が見ず知らずの人間に一億円を進呈し、その後の人生がどう変わってゆくかを観察するという連作短編集。
    大金を手にしたことにより不幸になるというのではなく、むしろお金では買えないと言われている愛、友情、幸せな感情などを得たりする。
    あっさり書かれているが興味深い話だった。

  • それぞれのお金の使い方がある。うまく使う人もいればそうでない人もいる。いろいろな人の物語が描かれていて、最後まで楽しい。

  • 自由に使える1億円があったら、どう使うか。お金はあって困らないものだけれども、いきなり大金を使えと言われても使い切るのは正直難しい。ここに出てくる5人(最後はペアかな)は見事に使う人もいれば、これで使ったと言えるのかな~と思える人まで様々。なんかいいな~と思ったのが第4話、痛快だったのは第5話。
    P.176「みんな自分一人の乏しい経験だけで人を見る」やP.230「人と人の関係なのだ。むしろ、様々なことがあって当り前だ」など、時々出てくる人間関係を指摘するフレーズがジンワリと心に響いてくる。

  • 自由に使える1億円があったら、どう使うか。そう簡単には使えるものではない。ここに出てくる5人(最後はペアかな)は見事に使う人もいれば、これって使ったって言うのかな〜と思える人まで様々。なんかいいな〜と思ったのが第4話、痛快だったのは第5話。
    P.176「みんな自分一人の乏しい経験だけで人を見る」やP.230「人と人の関係なのだ。むしろ、様々なことがあって当り前だ」など、時々出てくる人間関係を指摘するフレーズが心にジンワリ響いてくる。

  • 莫大な財産を持て余してる大富豪
    思いついた遊びが「縁もゆかりもない人間に1億与える」
    もらった5人の運命は?!

    前提自体が途方もないけれど
    そこは目をつぶるとして(笑)
    サラサラっと読めてしまいます。

    読んだ誰もが思ったであろう「自分だったら・・・」
    うーん、やっぱり貯金だな(笑)

  • もしも急に見知らぬ人から1億円をもらったらとゆう単純に興味しかないテーマ。
    1億円を実際もらってその人がどのように使うのか!?
    止まる事なくサクサク読める作品。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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