不幸、買います―一億円もらったら〈2〉 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 291
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101327365

作品紹介・あらすじ

「さぁ。誰に一億円をあげようか」大富豪・宮島勉とその秘書田ノ倉は、困っている人に一億円を進呈し、その後の人間ドラマを観察するというゲームを続けている。今回登場するのは、笑いが顔に張りついてしまった男、出所したばかりの老金庫破り、財産を狙われる孤独な婦人…。金は魔物と言うけれど、果たして彼らの運命は。大好評シリーズ第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズになってるなんて知らなくて、古本屋でたまたま手に取った本がコレ。
    でも実家に帰ったら母親も買っていたというオチ。
    またもや田ノ倉さんと宮島さんのいい感じの兼ね合い。
    一つ一つの短編集にドラマがあって何作品読んでも面白い。
    持っていて損しない本!!

  • 再読。
    シリーズ2作目、連作短編集。
    前作より凝った話が多い。
    出所した老金庫破りの話「老兵に手を出すな」が面白かった。

  • 一生懸命練ってあるけど、少しわかりにくく、現実離れがいただけない

  • 一億円あげますの続編があると知り、これは読むしかないと購入。こちらも私的には一億円あげますと共に面白いと思った。宮島さんと田ノ倉さんの掛け合い場面がお気に入り。

  • 前作「一億円もらったら」の続編。前作に比べ、それぞれの話に登場人物が増えた印象があり、全体的に話のスケールが多きうなっているように感じる。ただ、一億円を使うという意味合いは、前作よりは薄まったかな~と思う。

  • 前作「一億円もらったら」の続編。前作に比べると、それぞれの話に登場人物が増えた印象があり、話のスケールも大きくなっている感じです。ただ、一億円をうまく使っているという感じは前作よりは薄まったかなぁと思いました。

  • 手放し本。
    一作目がおもしろかったので購入したが、読後何も残らなかった。

  •  昨日に続いて、一億円もらったら2。

     今度は「不幸、買います」というタイトルからも分かるように、少しトラブルに巻き込まれつつ、一億円を手にして、という展開になっています。女性の隠された過去が、どのストーリーにも、巧みに織り込まれています。

     個人的には、もう少し底抜けに明るい感じの方が楽しめますが、相変わらず先の読めない展開には脱帽です。秋の夜長に、皆さんもいかがですか。

  • サラリと読める。
    特に印象に残ることもなく、平和な気分になった。
    小一時間程度の時間つぶしには最適だと思う。

  • 不幸,買います。
    老兵に手を出すな
    崩壊家族
    見開きの町
    青春の決算
    の5つの短編集。

    不幸を買うというよりは,幸福のきっかけを作りたいという遊び心が伝わってきます。
    主人公は,すべての話題に出て来る大富豪の宮島努でも,その秘書の田ノ倉でもない。

    以前は「老兵に手を出すな」が標題だったとの事。

    中村うさぎ が解説を書いている。「「おもしろい小説の第一条件は,キャラが立っていること」というのが私の持論なのであるが」

    たしかに,赤川次郎の作品の半分以上は,赤川次郎が望む性格(キャラクタ)を持っている人が主人公または脇役で光っている。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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