- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101328119
感想・レビュー・書評
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ひ弱かった四郎が、向き不向きを別に立ち位置を定めつつある。太郎が最も自分を見失っているのか。三郎はあまりもの実直さが危なげだ。そして次郎は新たな境地を開くことができるのだろうか。いよいよ日本が崩れゆく中で、果たして彼らは生き残れるや否や。
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貧困旅行記に続き、いい!
何に惹きつけられているのかまだ分かりませんが、とにかく、つげ義春との出会いは今年一番でしょう。 -
ひなびた地方の温泉地をめぐる旅日記と、観た夢を回想したものなどが抄録されている。
ちょっと、特異な味わいがあるというか、つげ作品やつげ義春ワールドを
知らないと絶対に読めない本だろう。
特に夢日記は、つげ作品の原点というか、なるほどこの夢があの作品の元になったのかと
オーバラップすることしきり。但しヒトの夢なんて、本来真面目によむものじゃないわけだから
読んでいて、憂鬱な気分になるかもしれない。
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つげ氏の旅日記(国内旅行記),夢日記(夢のメモ),回想記と,幾つかのイラストレーションなどをまとめた作品。読後も本の表題の意味が判然としないのはともかくとして,内容は,つげファンにとってたいへん興味深いものだろう。夢日記と回想記に収録されているエピソードの幾つかは漫画化されているので(注:本書に収録されてはいないが),素材がどのように作品化されるのか,その過程を思い浮かべるのにも適している。
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10代の頃、つげ義春にハマリ手を出した一冊。つげ大先生の頭の中を拝見できるワンダフルな日記は読む価値ありです。