脳はこんなに悩ましい (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2015年10月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101329239

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脳はこんなに悩ましい (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 予想外にマジメな内容だった。ばかりか、最新の科学の知見が満載で、興味深く読ませてもらった。「忙しい」とは、時間内に仕事を終わらせる能力のないことをいう。(ラベリング誤謬)2017.7.27

  • 創作コンテンポラリー料理 次々と湧き出す話題が、予想外の相転移を見せるグルーヴ感はインプロビゼーション(即興演奏)の臨界点に達しています。最高の人間讃歌 脳の暗黒エネルギー95% 「心」の深淵 サノレックス合法ですけど効き目は覚醒剤と同じですよマジンドール 統合失調症の発病率は人口に1% 錯視図 ゴッホの絵画には、幻想や奇抜さを意図した「演出」とは違う迫力を感じます。 恋愛感情が生殖活動のための口実として存在するんだったら、その星には恋愛感情は必要ないですよね。 性器を刺激されると、そのとき見えているものを好きになることが知られています。所謂「古典的条件付け」ですね。とくに女性では、こうして好きになった感情がなかなか消えず、また消えても再燃しやすいのです。 笑うと楽しくなる。これと同じでセックスするから恋する 「身体が感情を操作する」という側面は本当に大きいと思います オルガズムという根源的な整理現象については、男と女が殆んど同じであるというのが面白いですよね。 セックスで放出されるホルモンがあります。「オキシトシン」というのですが、これは相手を信頼することに関与するホルモンです。子供におっぱいをあげるときにも出るんですよね。 世俗的な欲は際限がない 奇妙な性癖を持っています。だって、隠れてセックスするのは人間だけですよ。 「秘め事」 動物は公開セックスですよね。しかも多くが乱交です。だから生まれてきた子の父親が誰だかわからないのが普通。哺乳類でさえも九五%以上の種はつがいを作らないとされています。 猫とか発情をアピールするもんね。性器を見せて、発情臭を放つ。人間はしないですよね。やったら逮捕されます。 更に奇妙なのは、人は閉経した後もセックスする。因みに、閉経があるのは人間やシャチ、マッコウクジラなど、ごく限られた動物だけです。 他人の失敗を喜ぶなんて、一般には醜い心だと言われますよね。でも、脳は確かに喜ぶようにプログラムされているのですよ。そうなんだから仕方ない(笑)。 私達はその事実を素直に受け入れなければならないのです。「お金」もそう。所持金が増えれば報酬系が活動します。お金のことばかり考えるのはいやらしい、意地汚い、と咎めても仕方がない。だって、装置としての脳はそういう仕掛けになっているんだから。デファルトなんですね。因みに、寄付した時も報酬系が活動するんですよ。やはり快感(笑)。相手の為のチャリティーというより、自分の快楽の為という側面もある。慈善活動は「俺って、こんなに人の役に立っている。すごいねえ」という自己陶酔に似ているのです。それがダメだという意味じゃなくて、脳の仕様だからそれでいいって言いたいんです。そういう個人の快楽欲求から基盤としながら、結果として、スムーズで総体的な人間社会を形作っていく。これこそが脳の面白い働きなのです。 本当は安ワインでも、事前の情報に左右されてしまうんですね。涙は「今夜はダメよ」っていうシグナルだったんですね 無意識の脳に任せて放置するという姿勢。あと、よく寝ることも大切。レム睡眠が特に重要らしいです。ちょうど夢を見ている時の睡眠ですね。これが多いと閃くチャンスが高まる。気合入れて仕上げた原稿が、あとで冷静に読んでみると、目も当てられないほど酷いことがあります。私は割とそんな傾向があるので、原稿は早めに書いて、暫く寝かせておきます。原稿を寝かせるだけでなく、自分自身も「寝る」という意味ですね。 直感は無意識で、閃きは意識。思いつくプロセスに論理性がある。 女性の方が、ある種の直感が優れていると言われています。ブーバ/キキのような単純な問題では男女差は出ませんが、相手の表情を読み取るような、所謂ノンバーバルな能力には差が出てきます。 男性はすぐ理由を付けたがるもんね。説明したがる。「閃きの男と直... 続きを読む

  • ちょっと分かりにくいところもあったが、先日読んだ「錯覚の科学」にも相通じるところも結構あって、面白かった。中村うさぎさんの「私は思春期のころ、萩尾望都のSFマンガ『百億の昼と千億の夜』(原作・光瀬龍)を読んでえらく衝撃を受けたのよ。」には思わず頷いた。池谷さんの「「神」とは何か――それは「科学ではわからないナニか」のことです。」、科学と宗教の関係を端的に言い表した深い言葉だなぁ。

  • 素朴な疑問に答えてくれる

  • 遺伝子を調べればガンになりやすいかどうか、それもどんなガンになりやすいのかまでわかるようになっているというのは驚きだ。足の速さも遺伝子が大きく影響するようだ。自分の向き不向きも全て遺伝子で調べておけば損をしない人生になるのかもしれないが、倫理的な問題をはらむだろう。
    意外なのは男女の脳に際立った差はないということ。性差はむしろ生育環境が影響するのだろうか。

  • 中村うさぎ、脳に関しての知識があったり、人生経験を積んでたり、いい感じ。脳に関しての色々な知識が得られた。

  • 2016.2.24読了。長崎県にて。

  • 脳科学と占いは似ている。
    信じたい事だけを信じている。

    世の中にある錯視や錯覚は沢山ある。
    それは錯覚で本当の事では無い。
    でも錯覚自体が本当の感覚になる事もある。

    考えすぎはよく無い

    ほぉーぐらいの知識として止めておく。

  • 脳について科学者の論文からの話が興味深かった。思ったよりも難しくなくてよみやすかった。

  • 対談の中でいろんな脳科学の研究知見が出てきて面白かった。うまく使って生きよう。話のタネとしても、生き方の参考にも。

    なんとなく人に言いづらい感情も、そもそも人間の脳はそれを抱くようプログラムされている、と知って気が楽になる。
    環境により後天的に身につくこともあると知ってなんとかしようという気になる。

    どうしようもないこと、そうでもないことがある。当たり前のことだけど、そうなんだなと思った。

  • ふーん、へぇ〜がいっぱい。脳は考えれば考えるほど不思議なことだらけ。宇宙のように壮大。

  • 脳科学の第一人者と、中村うさぎの対談。遺伝子の解析が100ドル程度ででき、父母の祖先が世界のどこから来たとか、カフェインの代謝が早いとか遅いとか、いろいろわかるのだと。ちょうど、神奈川県の助成金で、安くできるプログラムがあり、やってみたいなとちょっと思った。脳の働きについて、科学的な観点を交え、中村さんらしいトークでエロ話まで盛り上げる。本当は、マラソンの際に歩こうとする脳をどのようにだますかを学びたくて読んでみたのだが、早く走る遺伝子とかもあるそうなので、試してみたい。

  • 脳科学的知見を獲得し,それを活用すればするほど,活用される一般大衆の精神性が幼児化していくような気がする.実験科学の進歩により,様々な事柄を定量化し,情報が明文化されることは純粋に面白い.

  • 「セックス放浪記」やデリヘル嬢としての体験で有名な作家の「中村うさぎ」と、脳研究の「池谷裕二」東大准教授との異色の対談。因みに池谷は中村うさぎを尊敬しているそうです。
    本人が言っているように「説明したがり」の池谷と「聞き上手」の中村の名コンビが、難しい脳の世界を最新の知見を交えて、やさしく解説してくれる。
    挙句の果てに、二人のDNA分析で、性格やIQまで調べるなど、現在の遺伝子研究の進歩に驚くこと請け合いです。

    「脳はセックスをどう感じているか」「他人の不幸は蜜の味」「脳は出力依存」「ヒトはチンパンジーより記憶力が劣っている」「適者生存はインチキくさい」「長嶋の勘ピューターは正しかった」「目の網膜はたった百万画素」「新聞は不安を煽り立てるビジネス」「脳は格差社会」などなど、際どい話も含めて面白い話が満載です。是非一読をお勧めします。

    追記
    適者生存というのは、科学的讒言で、今の人類が発生したのは偶然に偶然が重なりあって出来たもので、ビックバンから歴史をやり直したら、今の人類には辿りつかないで別の歴史になるだろうという。
    進化はわからないことだらけで、「理由なんて端っからない」と考えた方が自然なのかも知れない。「過去は一回こっきり。進化は再確認の実験が出来ないから、サイエンスではない」と言い切る科学者もいるそうです。

  • どうしてこんなタイトルか、と思ってタイトルを見直すと、2つの漢字は同じつくりなんだ。まあ、脳で悩むわけだけれど、悩ましいことがあると、文字通り胸が締め付けられたり、いろいろと身体の変調も来たす。脳も身体の一部だから、脳と身体と分けるのも変な話か。池谷先生の話では身体の反応が先にあって、それから脳が感じることもあるそうだから、もっとややこしい。本書は後半の遺伝子診断の結果を見ていくところが面白いんだと思うが、講演会などで聴いたことも多く、わりとさらっと読み進んだ。結局残っているのはバイブレーターの実験と、うつぶせに寝ると性夢(こんな熟語はないのか?変換できない)を見るという話、それからマ○コと眼の話くらい???池谷先生の品が落ちてしまうけれど、まあそういうのって嫌いではないです。

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