我利馬(ガリバー)の船出 (新潮文庫)

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著者 : 灰谷健次郎
  • 新潮社 (1990年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101331096

我利馬(ガリバー)の船出 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ガリバー旅行記だと思って大学時代に買っていたのをやっと読んだ。
    ガリバー旅行記の和訳ではなく、灰谷版ガリバー旅行記だった。

    貧しい男の子がホームレスのおっさんとの交流の中で人間らしさを知るっていうのが面白い。

  • ネタバレ 現在の境遇からの逃避⇒孤独な旅路⇒新天地⇒旅立ち。実に明快な成長物語であるが、孤独であった者が、世界観を広げる大人と出会い、そして、新たな地で初めての友を得る。が、その友以外に目を向ければどうか。言葉も十分に交わすことができず、文化風習も異なり、さらには知性以外の共通項のない人々との交誼は本当に可能なのか。異民族の日本における漂泊模様を描いてきた著者らしい問いかけである。正直、冒険に向かうことも、あるいは、困難な中に身を置き続ける決意も眩しすぎに感じるのは、私が少年らしさを失い、老いたためだろう。

  • あまり印象にない

  • 貧しくも逞しい16歳の少年・我利馬(ガリバー)が、ヨットで船出し、巨人の国に行き着く物語です。

    病気の母と弟たちを養いながら、ヘイエルダールの『コン・ティキ号探検記』とボンバールの『実験漂流記』を読み続けた我利馬は、ヨットで大海原に漕ぎ出すことを夢見ます。彼は、「だれでものおっさん」と呼ぶ男から、人生について多くを学びつつ、海に出るという自分の夢を追求します。

    嵐に見舞われて漂流した彼が行き着いたのは、巨人の暮らす国でした。彼はネイという巨人の少女に拾われ、しだいに彼女と親友の間柄になっていきます。

    連載時は「新ガリバー旅行記」というタイトルで、続きが書かれる予定だったようです。結末がついていないことはやはり不満ですが、「だれでものおっさん」との交流には、著者らしい言葉が随所に見られ、励まされます。

  •  ほとんど本を読まない主人公が、二冊の本を得て人生が変わっていく。人生には本と限らず、何らかの「きっかけ(出会い・邂逅)が必要なことで、親との出会いもその一つだろう。
     主人公の我利馬が一人のホームレスと出会い、ホームレスと二人でつくった我利馬というボートを友に、人生を航海する。

  • (メモ:高等部2年のときに読了。
     その後、購入し、数回読みました。)

  • 途中からびっくりした。
    とつぜんのファンタジーの襲来。
    灰谷さんもこういうの書くんだなあ。
    寓話なんだろうな。

  • 船出までの話の流れは好き。

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