国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (550ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101331713

作品紹介・あらすじ

ロシア外交、北方領土をめぐるスキャンダルとして政官界を震撼させた「鈴木宗男事件」。その"断罪"の背後では、国家の大規模な路線転換が絶対矛盾を抱えながら進んでいた-。外務省きっての情報のプロとして対ロ交渉の最前線を支えていた著者が、逮捕後の検察との息詰まる応酬を再現して「国策捜査」の真相を明かす。執筆活動を続けることの新たな決意を記す文庫版あとがきを加え刊行。

感想・レビュー・書評

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  • ついに佐藤優さんのデビュー作を読みました。
    これで佐藤さんの本90冊読破!
    「どれか一冊、人に薦めるとしたら?」ときかれたら
    この本をあげます。

    〈「新聞は○さん(田中女史)の危うさについてきちんと書いているんだけれど、日本人の実質識字率は5%だから、新聞は影響力を持たない。ワイドショーと週刊誌の中吊り広告で物事は動いていく。残念ながらそういったところだね。その状況で、さてこちらはお国のために何ができるかということだが…」とある外務省幹部。〉

    私がまさにその通り!
    田中真紀子さんが小泉純一郎さんに更迭されたとき、ワイドショー見て「かわいそう。小泉さんひどい」と思ったものです。

    それと鈴木宗男さんも、ワイドショーで見ました。
    ルックスがアホの坂田さんに似ていることもあって、
    おかしな政治家なのだろうと思っていました。

    そして当時、宗男さんと同時に佐藤優さんが記者に追いかけられていました。
    たぶんテレビで何度も目にしていたのでしょう、私。
    全く記憶にありません。

    その後「拘置所からでてきた人が本をだした」というのも何かで見た気がするけど、安部譲二さんとごっちゃになっていたと思います。

    ただ、ワイドショーのおかげで記憶が断片的にあるものですから、この本を読んで「ああ!そういうことだったのか!」と。
    本当に目が開かれました。

    佐藤優さんが512日間の独房生活を送っていたのはもちろん知っていて、「でも、悪いことしたからでしょ?」という思いは消えなかったのです。
    でも「国策捜査」では、悪くなくても捕まってしまうのです!

    〈西村検事との会話。
    「これは国策捜査なんだから。あなたが捕まった理由は簡単。あなたと鈴木宗男をつなげる事件を作るため。国策捜査は『時代のけじめ』をつけるために必要なんです。時代を転換するために、何か象徴的な事件を作り出して、それを断罪するのです」
    「見事僕はそれに当たってしまったわけだ」
    「そういうこと。運が悪かったとしかいえない」〉

    同時にこんなことも。
    〈今回の国策捜査の特徴は、検察庁の三井物産と丸紅に対するダブルスタンダードに顕著に現れている。(中略)丸紅関係者は刑事責任を全く追及されていない。この辺の事情についても西村氏に率直に尋ねてみた。
    「なんで丸紅は見逃されているの」
    「僕たちも丸紅は三井から五千万円ももらってけしからんと怒っている。しかし、国策捜査だから鈴木さんと関係のある三井物産だけがやられて丸紅はおとがめなしなんだ」
    要するに三井物産は運が悪く、丸紅は運がよかったのである〉

    最後に本題から外れますが、私がたぶん他の本でも見てのでしょう、嘗て大変役に立ったと思われる文をみつけたので、いちおうコピーしておきます。

    〈情報専門家の間では「秘密情報の98%は、実は公開情報の中に埋もれている」と言われるが、それを掴む手がかりになるのは新聞を精読し、切り抜き、整理することからはじまる。情報はデータベースに入力していてもあまり意味がなく、記憶にきちんと定着させなくてはならない〉

  • 知力を尽くした情報戦、そして、獄中での検察官との対峙、人間にとって、大切なのは、自分を保ちながら、筋を通すこと、そして相手を理解することで信頼関係を得ること
    臨場感、細かい粒度、緻密な論理、意を尽くして事に当たれば、なんらかの道が開いていく、そんな思いを感じた書でした。

    人間はまず内側から崩れる 決して自暴自棄になってはいけない 常に冷静さを失わないことだ

    ■外交

    鈴木氏は類まれなる「地アタマ」をもった政治家であった
    鈴木宗男氏はひとつの特徴があった。恐らく政治家としては欠陥なのだと思う。しかし、その欠陥が私には魅力だった。それは、鈴木氏が他人に対する恨みつらみの話をほとんどしないことだ。

    何があっても取り乱してはならない と自分に言い聞かせた。

    冷戦構造の崩壊を受けて、外務省内部でも、日米同盟を基調とする中で3つの潮流が形成されてくる
     1 日本はこれまで以上にアメリカとの同盟関係を強化する
     2 アジア主義、地理的にアジア国家であることをもう一度見直し、中国、アジア諸国と安定的な地位を得る
     3 地政学論

    政治家は長時間待たせた客のことを決して忘れていたわけではない。内心では何時間も待たせて済まないと思っている。私は逆転の発想で、待ち時間が増えることはその政治家に対して貯金をしていることと考えるようにした。

    鈴木邸を辞去するのは午前2時頃で、それからメモを整理し、その時、鈴木氏に依頼された資料を準備する。これが終わるとだいたい朝の4時近くになる。そして、午前9時には、鈴木氏に依頼された資料を届ける。
    もちろん鈴木氏とのやりとりの概要は外務省の上司にも報告する。こんな毎日が続いた。

    ロシュコフ次官が言う。「佐藤さんはたいへんな愛国者だ。僕たちも愛国者だから、タフネゴシエーターでも愛国者と尊敬するんだよ」

    政治家にはスイッチがある。スイッチが入っていない時に、話をもっていっても政治家の頭には入らず、感情的あ反発を買うだけだ

    ロシア人とは原理原則を大切にする相手とだけ真剣な取引をするのである

    ナショナリズムには2つの特徴がある
     1 より過激な主張が正しい という特徴
     2 自国・自国民が他国・他国民から受けた痛みはいつまでも覚えているが、他国・他国民に対して与えた痛みは忘れてしまうという非対称的な認識構造をもつことである

    ロシア人は、信頼する人にしか、お願いをしない

    同じことでも言い方によって相手側の受け止め方は大きく異なる お前、うそをつくなよ といえばだれでもカチンとくるが、お互いに正直にやろう といえば、別に嫌な感じはしない、伝えたい内容は同じである

    ■国策捜査

    日本の裁判の現状では黙秘は不利です。黙秘をすると裁判官の心証は「やった」ということになります。実態を話して最後まで否認することです。それをお勧めします

    検事は官僚なので、組織の意志で動く。しかし検事も人間だ。この要素を無視してはならない

    情報の世界では、第一印象をとても大切にする。人間には理屈で割り切れない世界があり、その残余を捉える能力が情報屋にとっては重要だ。それが印象なのである

    クオータ化の原則;全体像に関する情報をもつ人を限定することである 檻の中にいる者には極力情報を与えず、檻の中から得る情報については弁護団だけが総合的情報をもつようにするという考えである

    西村検事に対しては、本捜査に関して4点のこだわりを伝えた
     1 国益
     2 特殊情報に関することが外部に出ないようにすること
     3 チームメンバーにこれ以上の犠牲者を出さないこと
     4 私の事件を鈴木宗男氏逮捕の突破口にしないこと

    私はプライドこそが情報屋の判断を誤らせる癌と考えている。別にプライドをかなぐり捨てて、大きな目的が達成できるならばそれでよい

    自分の盟友を「犯罪者だ」となじり、自己の無罪主張をすることになれば、私と親しくする人々は私についてどう考えるであろうか

    人数は少なくてもいい。ただし、ほんとうの友だちを失いたくない

    性格だと思う。自分で納得できないとダメなんだ。

    クロノロジー(日付順の箇条書きメモ)をつくってこい

    情報は人につく

    私の記憶術は映像方式だ。手帳のちょっとしたシミ、インクの色を変えること、文字の位置を変化することで記憶を再現する手がかりが得られる

    外交に触れたばかりの政治家は極端な自国中心主義、排外主義的なナショナリズムに陥りやすいが、だいたいこれは一時的現象で、国際政治の現実に対する認識を深めると極端な自国中心的なナショナリズムが日本の国益を棄損するとの認識も強くもつようになる

    談合というのは日本の文化なんで、絶対になくならないんです。本気で価格競争でたたき合ったら、会社ももたないし、それに手抜き工事が起きたりしてみんなが迷惑する

    国家権力が本気になれば何でもできるのだ

    目次
    序章 「わが家」にて
    第1章 逮捕前夜
    第2章 田中眞紀子と鈴木宗男の闘い
    第3章 作られた疑惑
    第4章 「国策捜査」開始
    第5章 「時代のけじめ」としての「国策捜査」
    第6章 獄中から保釈、そして裁判闘争へ
    あとがき
    文庫版あとがき
    解説 川上弘美

    ISBN:9784101331713
    出版社:新潮社
    判型:文庫
    ページ数:560ページ
    定価:850円(本体)
    発売日:2007年11月01日発行
    発売日:2008年04月25日7刷

  • 時折、本の内容などわからないまま、手に取ることがあります。そして、読んだ後に自分の予想を裏切る本に出会うことがあります。本書はまさにそんな一冊です。
    著者が記す外務官僚のリアルや背負っている仕事内容、検察との闘いなど我々の仕事とも異なる独特な世界が広がっていました。
    面白い一冊でした!オススメ!

  • 佐藤優氏が逮捕勾留される事になった事件の回顧録。この本に初めて興味を持ったのは週刊新潮に連載されていた「頂上対決第182回」の対談相手が取り調べを行った元検事、西村尚芳氏だったからである。
    事件当時、鈴木宗男議員と田中真紀子議員と佐藤優氏がTVニュースに映りまくり、良くは分からずとも何やら大変な事件が起こっており「外務省は悪い人たちのいるところだ」みたいな印象を子供ながらに抱いていた。ので、長らくきっと事件の弁明みたいな事が書いてあるのだろうくらいにしか思ってなかったのだが「悪い人」であるはずの佐藤氏の名前をアチラコチラで頻繁に目にすると、流石にこの認識は大分違うらしいと気にはなっていた。文章を読むと俗悪さの欠片もない。凄い。ではなぜこんな凄い人が捕まったのか。またなぜ評価をくれているのか。知りたくなった。

    元外交官とは知りつつも、よもやここまで世界情勢が絡んでくるとは思わず、イスラエルの知識まで増えるとは思わなかった。事件のみならず現在を理解するうえでも大変役に立ったし、僅かな海外経験の肌感覚も記述と合致してかなり納得できた。
    事件の専門的な細部までは分からないし、伏せられていることもあって全容では無い。ただ、私の実質識字率は5%からは少し上がったと思う。今後も上げ続けていかなければ。
    「利害が激しく対立するときに、相手とソフトに話ができる人物は手強い」激しく同意。西村検事はずっと敵なのに、信用できる人。小説ならば胸熱なキャラだけど、実在する人で、20年後の対談でもそれは揺らがない。「国益」という言葉が多用されていたが、つまるところ、命がけで挑める何かがあるか。そんなものを持つ人は明治大正時代あたりで消えたと半ば本気で考えていたが、私の視野が狭窄だっただけだった。破廉恥事件ばかりに目が行くが、こんな真剣な大人たちがいてくれることに救われる想いがする。
    『自壊する帝国』もあまり時間を開けずに読むつもりだし、今後氏の著作は極力読んでいきたい。

  • 佐藤優さんの本はとても面白く、いくつか読んでことがあったのに、佐藤優さんとは何者なのか全く知らなかった。元外務省職員だったということすら知らなかったことに気づいて、この本を読むことにした。

    内容は想像もしていなかった世界について書かれていて、国策捜査という概念があることも知ったし、絶対に争うことのできない国家権力の強大さに関係ないはずの自分でも背筋が凍る思いをした。
    とはいえ、怖いマイナス面だけでなく、国益のために頑張っている役人たちがいることに嬉しくなったし、何よりも佐藤優さんの信念の強さや人と人との関係を大切にする人柄を知って、より好きになった。

    もっと他の本も読みたいと思った。

  •  正確にいうと、佐藤優さんが入っていたのは拘置所で、刑務所ではありません。刑務所と違って、労働の時間がないので、長く入っていると逆に苦しいだろうなと思いました。自分で本を読んだりなんかして、時間を作れる人でないと。



     担当検事の西村さんが、佐藤優さんの言うがままに、大量の資料や本を読みこみ、自宅に帰る時間もない有様は同情を禁じえません(笑)。また、佐藤さんの教師気質は昔からあるんだなあと思いました。

     この本では、佐藤さんもまだ毒気が抜けておらず、こんなこと書いちゃっていいの?記述がちらほら見受けられます。

     あと、個人的に感銘をうけたのは、新築の東京拘置所でお隣になった三十一号室の終身刑の方の生きざまでした。歌人になった方がおられるということは聞いていました。

    同氏著『メンタルの強化書』内で述べられていた、上品な人のための処世術の内容は、この方を念頭に書かれたもののように思えます。

    ・仕事の優先順位をきっちり考える。
    ・身の回りの整理
    ・仕事のシンプル化
    ・人間関係のシンプル化
    ・歴史を知る

    ・睡眠の質
    ・健康に投資する
    ・習い事(幅広い価値観に触れる)
    ・宗教
    ・田舎に住む
    ・手作りの共同体
    ・高校の同窓生

     三十一号室のかたは運動時間にはきちんと運動し、朝も部屋で体操をなさっていたとか。見習うべきだと思いました。



     著者の見立てでは、本件国策捜査は、「「公平分配モデル」から「傾斜分配モデル」へ、「国際協調的愛国主義」から「排外主義的ナショナリズム」へという現在日本で進行している国家路線転換を促進する」ことを意図して行われた。

  • ノンフィクションであり、当時の外交状況から拘留中の取り調べなど、詳細に書かれていてる。国策捜査の中で、著者が優先したことは日本の国益であり、そのためには自らを犠牲にし筋を通すところは尊敬に値する。外交官時代、日本の首相やロシアの官僚が認めた人物であったことは納得できる。

  • 「鈴木宗男事件」。その“断罪”の背後では、国家の大規模な路線転換が絶対矛盾を抱えながら進んでいた―。『国策捜査』とは歴史の転換点なんだ。という事がすごくよく分かりました。

    筆者と検事との攻防も見所です。 先日この本を読み返していました。あまりの面白さにしばらくこの本に没頭してしまいました。この本を読むとなぜ堀江貴文が現在『別荘』の中にいる理由が少しだけ分かったような気がいたしました。内容は大きく分けて2つに分けられると思います。前半部は筆者が外交官として外務省に勤務し、鈴木宗男さんとともに北方領土を日本に返還されるために文字通り東奔西走していた時期。

    後半に入る前に田中眞紀子さんとの一悶着を経て筆者が小菅の東京拘置所に収監され延べ512日間に及ぶ拘置、独房生活の末、第1審で下された判決は「懲役2年6カ月、執行猶予4年」。著者は即日控訴の手続きを取った。と言うまで。そして保釈後。と言う構成になっています。僕は前半部を読んで政治家としての鈴木宗男という人間が僕の中で変わっていくのを感じました。この記事を書いている現在、彼もまた『お勤め』の最中ですが、必ずまた表舞台に帰ってきていただけることを心から願っています。

    僕がもっともこの本の中で引き込まれたのが拘置所の中で筆者と担当検察官である西村尚芳氏との息も詰まるような攻防の場面で、筆者をして『尊敬すべき敵』と言わしめるように、怒鳴ったり、ゆすったりしないで、あくまで誠実な態度で筆者に接し、なおかつ全人格、全存在をかけて筆者と『知恵比べ』の静かな戦いを繰り広げる姿にはサスペンス小説をワンシーンを見ているかのようでした。

    詳しいことはここでは一切省きますが、それと同時に『検察官』と言う人間がどのような思考パターンを持っていて、なおかつ事件の組み立て方、そして、落としどころに持っていくまでのプロセス、と言うものがまことに詳細なまでにつづられていて、これを読んでいると、『国策操作』と言うもので個人が組織にかなわない、と言うことを知りつつ、検察に徹底的に最後まで争った堀江貴文氏が本来執行猶予付の判決になるにもかかわらず、ああして長い裁判を経て『お勤め』にはいるに至った経緯、もしくは裏の事情、と言うものが分かっただけでも、この本を読んだ価値がありました。

    今後、僕らも『もしかすると』こういったものにかからない、とは限りませんので、もしそうなったときのため、そして純粋に国家と組織と個人。その関係を見つめる、と言う点でも、きっとこの本は役に立つと確信しております。

  • ロシア外交、鈴木宗男事件、田中真紀子外相の更迭、小泉政権下の「国策捜査」による佐藤氏の勾留。新聞やTVで報道されていることが真実とは限らない。鈴木宗男氏の印象は180度変わったほどだ。この本は、情報を鵜呑みにしてはいけない、よく観察しよく考えて、多面的に物事をみる事の大切さを教えてくれた。

  • 鈴木宗男氏絡みの事件で実刑判決を下された、元外交官がその顛末を書いた本。

    誰かからの指示で、国策捜査として鈴木宗男氏を逮捕することが決まり、それに捲き込まれてしまった著者。ちょっと信じがたいのだが、この本を読む限り恐らく事実だと思う。なんとも恐ろしい世界。

    北方領土の返還を実現させるべく、高い知性と熱い情熱を持って仕事をされていた著者が、このような顛末になるとはなんともやるせない気持ちになる。

    ロシア要人たちとの外交や拘置所ないでの生活など、知らない世界を知る意味でも面白い。

    面白いしためになる、誰にでも一度は読んでもらいたい素晴らしい本でした。

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著者プロフィール

1960年1月18日、東京都生まれ。1985年同志社大学大学院神学研究科修了 (神学修士)。1985年に外務省入省。英国、ロシアなどに勤務。2002年5月に鈴木宗男事件に連座し、2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―』(新潮社)、『自壊する帝国』(新潮社)、『交渉術』(文藝春秋)などの作品がある。

「2023年 『三人の女 二〇世紀の春 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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