- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101332536
感想・レビュー・書評
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墓地近くで停めたタクシーの運転手が語る奇妙な話、デートした女性に夢の中で付きまとわれる男、怪異蒐集家のもとに寄せられた一本の電話、人が死ぬところを見られるというツアーに参加したテレビ・ディレクターを待ち受ける、この世のものとは思えない光景―。ホラー小説の鬼才から実録怪談の名手まで、7人が放つ戦慄の物語。読むだけで背筋が凍る、史上最恐のアンソロジー。〈表紙裏)
史上最恐かどうかはともかく、「怪談」のタイトルは偽りありじゃねぇかなぁ。
一つ一つはぼちぼち好みだったけど、首を捻りながらの読書でした。 -
2019年、1冊目は昨年末から隙間読書用として持ち歩いていたアンソロジーもの。七人、八編収録。また、今回は収録順無視して読みました。
稲川淳二と中山市朗が実話系怪談。他がホラー短編という構成。単独作既読は三津田信三、長江俊和、鈴木光司。
個人的お気に入りは、長江俊和『原罪SHOW』。最終章の仕掛けは早い段階で気が付いた。ソレでも、好みのオトし。ミステリーホラーではあるが、この中では、ピカ1。
次が、三津田信三『夢の家』。前半のマニアックな三津田節は本当に必要なのかな⁉️好きな人はソレがイイのかな⁉️終盤の展開は、なかなか好きなタイプ。
稲川淳二の『インタビュー 怪談の作法』、実話系怪談『憑いてるタクシー』。中山市朗『怪異蒐集談 屍女』。コレは稲川淳二に軍配(二編一括りで)。
後のホラー短編三編は、ドレもモヤ系であまり好みとは言えないかな……。
総合評価、★★★☆☆はアンソロジー系、アタリ、ハズレ、好みの合う、合わないあるの含め、及第点。
自分ごときが言うのも何だが、あの方、またガッカリだったなぁ……。 -
作家の競作だからか、少し力が入り過ぎの作品が目立つ。設定やプロットに凝ったものが多く、恐怖短編集、もしくは恐怖をあつかった短編小説集といった趣。いわゆる俗っぽい怪談を期待すると楽しめないかも。
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怪談、ホラー短編七編。
「鬼ごっこ」、「夢の家」は先がどうなるのか分からずハラハラ出来てよかった。
「原罪SHOW」は最後の2節だけが別視点なのか?
日付とかも一致しすぎてて分かりにくかった。
「樹海」は最後にいい話風にしているのがいまいちだった。
冒頭の稲川淳二インタビューで、怪談とホラーは違うという言葉に頷けた。
いいこと言っているなあ…。
稲川淳二って怖い話を語る人というイメージしかなかったけれど、イメージが変わった。 -
2014/9/14(日曜日)
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怖いというより、グロい作品が多い印象。
会談は稲川淳二氏の作品だけで、他のはホラーだと思う。 -
短篇集。稲川淳二『憑いているタクシー』、竹本健治『鬼ごっこ』、三津田信三『夢の家』、堀川アサコ『カストリゲンチャ』、中山市郎『屍女』、長江俊和『原罪SHOW』、鈴木光司『樹海』
稲川淳二さんは流石だなと思う。情景が頭にすぅ〜と浮かんでくる。文章を読んでいると云うよりは、直接我々に語りかけてくるみたいだ。 -
竹本さんのは単行本で既読でした。
長江さんのは気持ち悪かったなー。
「放送禁止」シリーズ、あまり観たことがないので観てみたい。 -
【収録作品】「インタビュー 怪談の作法」 稲川淳二/「憑いているタクシー」 稲川淳二/「鬼ごっこ」 竹本健治/「夢の家」 三津田信三/「カストリゲンチャ」 堀川アサコ/「怪異蒐集談 屍女(シカバネメ)」 中山市朗/「原罪SHOW」 長江俊和/「樹海」 鈴木光司
小説新潮2011年8月号の「特集 怪談2011」の文庫化。