怪談: 黄泉からの招待状 (新潮文庫 し 60-3)

著者 :
制作 : 「小説新潮」編集部 
  • 新潮社
2.65
  • (0)
  • (3)
  • (10)
  • (9)
  • (1)
本棚登録 : 81
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101332536

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 墓地近くで停めたタクシーの運転手が語る奇妙な話、デートした女性に夢の中で付きまとわれる男、怪異蒐集家のもとに寄せられた一本の電話、人が死ぬところを見られるというツアーに参加したテレビ・ディレクターを待ち受ける、この世のものとは思えない光景―。ホラー小説の鬼才から実録怪談の名手まで、7人が放つ戦慄の物語。読むだけで背筋が凍る、史上最恐のアンソロジー。〈表紙裏)

    史上最恐かどうかはともかく、「怪談」のタイトルは偽りありじゃねぇかなぁ。
    一つ一つはぼちぼち好みだったけど、首を捻りながらの読書でした。

  • 2019年、1冊目は昨年末から隙間読書用として持ち歩いていたアンソロジーもの。七人、八編収録。また、今回は収録順無視して読みました。

    稲川淳二と中山市朗が実話系怪談。他がホラー短編という構成。単独作既読は三津田信三、長江俊和、鈴木光司。

    個人的お気に入りは、長江俊和『原罪SHOW』。最終章の仕掛けは早い段階で気が付いた。ソレでも、好みのオトし。ミステリーホラーではあるが、この中では、ピカ1。

    次が、三津田信三『夢の家』。前半のマニアックな三津田節は本当に必要なのかな⁉️好きな人はソレがイイのかな⁉️終盤の展開は、なかなか好きなタイプ。

    稲川淳二の『インタビュー 怪談の作法』、実話系怪談『憑いてるタクシー』。中山市朗『怪異蒐集談 屍女』。コレは稲川淳二に軍配(二編一括りで)。

    後のホラー短編三編は、ドレもモヤ系であまり好みとは言えないかな……。

    総合評価、★★★☆☆はアンソロジー系、アタリ、ハズレ、好みの合う、合わないあるの含め、及第点。

    自分ごときが言うのも何だが、あの方、またガッカリだったなぁ……。

  • 作家の競作だからか、少し力が入り過ぎの作品が目立つ。設定やプロットに凝ったものが多く、恐怖短編集、もしくは恐怖をあつかった短編小説集といった趣。いわゆる俗っぽい怪談を期待すると楽しめないかも。

  • 怪談、ホラー短編七編。

    「鬼ごっこ」、「夢の家」は先がどうなるのか分からずハラハラ出来てよかった。

    「原罪SHOW」は最後の2節だけが別視点なのか?
    日付とかも一致しすぎてて分かりにくかった。

    「樹海」は最後にいい話風にしているのがいまいちだった。

    冒頭の稲川淳二インタビューで、怪談とホラーは違うという言葉に頷けた。
    いいこと言っているなあ…。
    稲川淳二って怖い話を語る人というイメージしかなかったけれど、イメージが変わった。

  • 2014/9/14(日曜日)

  • 怖いというより、グロい作品が多い印象。

    会談は稲川淳二氏の作品だけで、他のはホラーだと思う。

  • 短篇集。稲川淳二『憑いているタクシー』、竹本健治『鬼ごっこ』、三津田信三『夢の家』、堀川アサコ『カストリゲンチャ』、中山市郎『屍女』、長江俊和『原罪SHOW』、鈴木光司『樹海』

    稲川淳二さんは流石だなと思う。情景が頭にすぅ〜と浮かんでくる。文章を読んでいると云うよりは、直接我々に語りかけてくるみたいだ。

  • 竹本さんのは単行本で既読でした。
    長江さんのは気持ち悪かったなー。
    「放送禁止」シリーズ、あまり観たことがないので観てみたい。

  • 【収録作品】「インタビュー 怪談の作法」 稲川淳二/「憑いているタクシー」 稲川淳二/「鬼ごっこ」 竹本健治/「夢の家」 三津田信三/「カストリゲンチャ」 堀川アサコ/「怪異蒐集談 屍女(シカバネメ)」 中山市朗/「原罪SHOW」 長江俊和/「樹海」 鈴木光司 
    小説新潮2011年8月号の「特集 怪談2011」の文庫化。

全15件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

タレント・工業デザイナー・怪談家 
1947年東京・恵比寿生まれ。桑沢デザイン研究所専門学校研究科卒業。深夜ラジオで人気を博し、「オレたちひょうきん族」「スーパージョッキー」などテレビ番組で、元祖リアクション芸人として活躍。また、ラジオやテレビでの怪談が好評を博し、1987年に発売されたカセットテープ「あやつり人形の怪 秋の夜長のこわ~いお話」が大ヒットとなり、以後「怪談家」としても活動。1993年8月13日金曜日にクラブチッタ川崎で行われた「川崎ミステリーナイト」に長蛇の列ができ、全国津々浦々をめぐる「稲川淳二の怪談ナイト」を開始。2022年で30周年を迎え、披露した怪談は約500話、動員数延べ60万人以上。現在も年間50公演ほど開催している。


「2022年 『稲川怪談 昭和・平成・令和 長編集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

稲川淳二の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×