100万回の言い訳 (新潮文庫)

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著者 : 唯川恵
  • 新潮社 (2006年5月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101334295

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100万回の言い訳 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • タイミングよくこの作品を読んだのかな…。すごく考えさせられました、夫婦のあり方について。

    文中にもあったけど、好きになったら恋人になりたいと思うし、恋人になったら結婚して夫婦になりたいと思う。では夫婦になったら…。
    夫婦という立場が自分の人生の中で1番長い役割になるなら、やはり目的が必要になってくるのかな。
    結婚式の時に、お二人の初めての共同作業のケーキ入刀…ってするけど、やはり夫婦というのは何か共通した共同ですべきものがないと、知らないうちに疑問だらけの生活になるのかもしれない…。
    みんなそれぞれこの人と!って結婚相手を決めたはずなんだから、そうそう簡単に白紙にはなれないはず。自然にうまくいく…ていうのが理想ではあるけど、そんなことは幻想。2人がうまくいく努力なしには夫婦ってもろい関係かも。

    女の心理をついてくる文章で、唯川恵さんの作品はついつい等身大で読み込んでしまう…。一気読みでした。

  • 「知り合った頃、この人と恋人になりたいと思った。
     恋人になったら、結婚したいと思った。
     夫婦になった今、次はどうすればいいのだろう」
    「旦那とはSEXがなくても、つながっている。
     愛人とはSEXがないと、離れてしまう」

    私にとって完璧に近い作品。
    おもしろくてはまりこんであっという間に読んでしまった。
    夫婦の形、恋人の形、家族の形
    5年後、10年後、20年後、
    きっと読むたびにいろいろな想いが生まれる作品だろうな。

  • 『今まで、後悔することがない相手ばかり探していたけど、初めて、後悔しても構わないって思える人と出会えた』

    結子が士郎と結婚することを決めたときの言葉。
    結婚って何か考えさせられる。

  • 夫婦はどうやって夫婦になっていくんだろう? 好きなものが同じ、嫌いなものが同じ、どちらが相性がいいんだろう? それにしても、男性ってやっぱり子供っぽいところがあるなぁと。あくまで女性目線で思った。

  • 結婚ってどういうことか、考えさせられる、そういう意味では
    とてもおもしろい本だった。
    W不倫っていうのが少し現実離れしている感はあるけど。

    家族の一員としての自分と、夫・妻としての自分、そして自分のためだけの自分。どれが本当で、どれが大切かなんて決められないし
    自分でもよく分からないまま、年月は過ぎていく・・・。

  • 今の自分のもやもやした気持ちに形をつけてくれた本。

  • 恋愛すると結婚したくなる、結婚すると恋愛したくなる。そんな思いが自分だけじゃないんだって思えちゃう作品。でも、ほんとはいけないよ。

  • ひょんなことから一時別居してしまい、結婚の在り方を考える夫婦の物語。恋愛したら結婚したくなり、結婚したら恋愛したくなるというフレーズは、誰しも共感するところ。やはり夫婦の数だけその形があると思う。

  • 良くも悪くも唯川恵っぽいと思った。

  • 「あなたと決して目が合わないのは、私があなた以上に、あなたを見ているからよ」

    最近読んだ本の中でのお気に入りの言葉。
    なんだか切ない、でも想いが伝わってすごく素敵。

    この本を読んで(数年前に読んで今回は読み返し)、恋したい気持ちが出てきた!

    好きなものが同じで嫌いなものが違う人
    好きなものは違うのに嫌いなものが一緒の人

    ある意味どちらも同じものを同じように感じられるのだけれど、
    どちらの人と一緒にいれるのが幸せなのか。

    なんだか色々と考えさせられた。。

  • あと10歳年をとっていたら気持ちが分かるのかな・・。
    これって映画化しているのですかねぇ?

    もし実現するのなら、結子は安田成美さんか松たか子さん、陸人は妻夫木聡さん、伊島は窪塚洋介さんか成宮寛貴さん、志木子は満島ひかりさん、志郎は佐々木蔵ノ介さん、はいかかでしょうか・・?

  • <平凡な夫婦生活だけが幸せとは限らない>

    この本の紹介を読んだ時、40歳を目前にして、子供を作ろうか・・と悩む主人公、と書いてあったので、タイトルの「100万回の言い訳」は、てっきり子供を作るか作らないか・・迷って迷って、何かにつけ言い訳を考えて結局作る決心をしない主人公の話だと、思っていました。

    でも違ったんですね。
    言い訳は、別居していた夫婦が、再び同居するまでに、何度も自分に言い訳をしつつ、同居を延期していくというストーリー。

    ま、私の勝手な勘違いだったので、唯川さんは何も悪くないですよ。
    自分と似た環境にいる主人公に、私が勝手に自分を重ね合わせていただけなのですが、結局最後に「子供はどうなったの?」それが書かれていなかったことだけが少し残念でした。

    結局は、結子夫婦だけではなく、結子の両親、「つるや」の老夫婦、隣の部屋の許子夫婦・・・・色んな夫婦のあり方を通して、夫婦とは何か・・を考えさせる物語だったのだと思います。
    そして、夫婦には100組いれば100通りの形があり、これが正解と呼べるものはないのだということ。

    私は不倫を肯定も否定もしませんが、長年一緒にいることが当たり前となってしまった頃に、こういった夫以外、妻以外の第三者が現れて関係を持つということは、あながち悪いことでもないのでは・・と思いました。但し、絶対に相手に知られないことを前提で、ですが。
    きっと第三者がいたからこそ、結子も士郎も、最後にお互いの大切さを再確認できたのだと思います。もし誰も現れず、何も変わったことがなければ・・・もしかしてこの夫婦は逆に別れることになっていたかも。
    雨降って地固まる・・とは良く言ったもので、半年の間に、お互い色々あったからこそ、夫婦の良さを再確認し、より絆を深めることができたのではないでしょうか。

    全体的には、長編ですが、飽きることなく、どんどん読み進めることができ、軽く読める一冊です。唯川さん独特の、女の嫌らしさや恐ろしさ、などが描かれたクセのある作品でもありませんので、唯川作品を初めて読む方にもお勧めなんじゃないかと思います。

  • 知り合った頃、この人と恋人になりたいと思った。
    恋人になったら、結婚したいと思った。
    夫婦になった今、次はどうすればいいのだろう。
    士郎と結子は結婚7年。
    平穏な毎日で仲は悪くない。
    ところが思いがけない事による別居生活が始まって、ふたりは…
    離れて、恋をして、再び問う夫婦の意味。
    結婚に悩めるあなたの胸に、静かな波紋を呼び起こす長編小説。
    【裏表紙より】


    何年か前に読んだことある。

    『結婚』を意識するようになった今、全く別の色を持って見えた。


    恋愛は刺激で。
    生活は日常で。

    夫婦はお互いを見つめるのではなく、並んで共通の目標か共通の敵を見つめるのがいい。

    なんか、納得。


    燃えるような想いじゃなくても、長年連れ添った夫婦の絆は堅い。

    いつか結婚して、夫の最期の時に。
    ほんの少しでも『この人と結婚して良かった』と思ってもらえたらいいな。

    そうしたら、私は自分の人生に花丸って、自分でつけれるような気がするなぁ。

  • 子供がいない
    夫婦の不倫のお話。


    夫婦って難しい。


    好きな人と一緒にいたくて結婚。
    でも、結婚してしまうといい意味でも悪い意味でも関係に慣れがでてしまう。

    それが家族というものなのかもしれないけれど。


    そんな状態で、家が近所の火事の消火活動の影響で水びたしになり。夫婦は仮住まいが見つかるまで別居に。


    別居生活で。
    お互いに自由をみつけてしまう。


    不倫がバレることもなく。
    新たに部屋を借りて元に戻るって結末なんだけれど…


    不倫に救いはないよね。笑

  • 夫婦になって、7年。とくに問題もないけど、惰性のような時間が流れていく。
    子どもを作ろうという話だったはずが、あることをきっかけに別居が始まって、それからの物語。

    視点が次々に変わっていって、飽きずに読むことができる。
    夫婦とはなんなのか。
    セックスとか魅力とか、そういった「特別な理由」がなくても、
    一緒にいることで落ち着くことができる相手なんだろうか。

    終盤はかなりハラハラする展開だけど、最後はまた穏やかな流れに戻って、自然と日常生活になっていく終わり方。心がすっきりする。

  • 中堅夫婦の事はよく分かったが、陸人や志木子の事をもっと話してもいいと思った。

  • 思ったよりおもしろかった。夫婦って不思議だね。

  • 知り合った頃、この人と恋人になりたいと思った。恋人になったら、結婚したいと思った。夫婦になった今、次はどうすればらいいのだろうーーー

  • 結婚ってなんだろう⁈夫婦ってなんだろう⁈って改めて考えさせられる本。
    後悔しない選択はないけど、後悔してもよい選択はある。

  • なんていうか、名言連発!!みたいな、そんな作品。

    品のない表現でごめんなさい…。

    個人的には、香水の瓶のくだりがよかったかなと思います。

  • 結婚7年目の夫婦が、のっぴきならない事情で別居し妻は9っ下の同僚と、夫は隣人の人妻と不倫をしてしまう…『夫婦なんて分からないことだらけで当たり前じゃないか』と言う結子母の台詞。この作品だからこの台詞に説得力があるのかなぁ…不倫の話で『100万回の言い訳』と言うタイトル、まんま過ぎるけど嫌いじゃないなぁ。

  • たしかに夫婦とはなんだろうと考えさせられるのだが、すでに悩み済み、消化済みという感じで、まったく感情移入できない自分が意外であり、ショックだった。

  • 家族とは。自分以外の誰かと共に人生を築いていくってどういうことなのかを、考えさせられる作品でした。

    志木子が温かい心の拠り所を得られた場面が一番刺さりました。(それを得られないまま生涯を終えるであろう伊島のは比較対象として上手く描かれていたと思います。)

    誰もが伊島のように一人では生きていけない。自分以外の誰かと寄り添い、回り道をしながら、一生ずっと幸せのありかたを探すんですね。

  • ダブル不倫の話し。

    付き合うって、結婚ってなんだろうって考えさせられる。
    女性の感情よりも、男性側の感情のほうが共感。男女の関係に形って必要なのかな。

    4人のキャラクターそれぞれに違った選択をしていたら…

    唯川恵の綴る言葉にはフレーズごとに突き刺さるものが多い。

  • 恋愛すると結婚したくなり、
    結婚すると恋愛したくなる。

    常に付いて回るあの時もし違う選択を取ったならというおもい。
    この人なら後悔しても構わないという気持ちは
    忘れずにいたいなぁ。

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100万回の言い訳 (新潮文庫)の作品紹介

知り合った頃、この人と恋人になりたいと思った。恋人になったら、結婚したいと思った。夫婦になった今、次はどうすればいいのだろう-。士郎と結子は結婚七年。平穏な生活で仲は悪くない、だけど何か足りない。ところが思いがけない事による別居生活が始まって、ふたりは…。離れて、恋をして、再び問う夫婦の意味。結婚に悩めるあなたの胸に、静かな波紋を呼び起こす長篇小説。

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