やせれば美人 (新潮文庫)

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著者 : 高橋秀実
  • 新潮社 (2008年8月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101335520

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やせれば美人 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 時々笑いをこらえながら読みました。男の人の目線で、女性のとりくむダイエットを分析すると、こうも面白おかしくなるんだなと思いました。ダイエットに成功するかどうか、最後までわからないので、ハラハラしながら一気に読みました。痩せたい人も、そうでない人も、おすすめです。

  • 読む前には自分の本棚の「ダイエット・美容」のカテゴリーに入れていたけれど、読み終わってから変更した。
    ダイエット本ではなくて、夫婦愛の本だったから。毎日のようにマッサージしてくれる旦那様(著者)なんて羨ましい。嫌味ではなく「ご馳走様」。

  • 「キミよ、そのままで行け。」

    抱腹絶倒、妻と夫のダイエット奮戦記。
    身長158センチ体重が80キロに届くというこの奥さん、
    ご主人の必死のお勧めにもかかわらず、ああ言えばこう言うで
    一向に真剣にやせようという気持ちが起こらない。

    「やせれば美人」という根拠の無い確信を以ってあくまで強気、
    時には愛あればこそ恐る恐るながらも様々なダイエットを提案するご主人に攻撃的でさえある。
    それにもかかわらずこの奥さん、同性から見てもかわいい。

    女の目は辛い。
    よっぽどのことがなければ同性を心底かわいいとは思わない。
    それは女のかわいさはしばしば狙って演出されるものであることを知っているから。
    それは少しでも優秀なオスをモノにするための
    メスの生まれながらの習性というのはよく知られるところだが。

    その点この奥さんには狙ったところがない。
    しかも相手はご主人だから言ってることは額面通りの本音。
    その妙な説得力と自信に溢れたものいいには、掛け値がない。
    そのみもふたも無さが小気味良い共感を呼ぶ。
    彼女をしてかわいいと思わせる。
    まさに確信犯なのだ。

    「私は汗をかきたくないのよ」
     
    「それに、どうすればやせるかなんて、わかってる」

    「大切なのは見た目でしょう。号数なんてどうでもいいのよ。美しく見えれば」

    この自信はどこから来るのか。
    間あいだにご主人である著者の弱々なツッコミが入り、
    名言を名言たらしめている。究極はやはり


    「努力には〝美〟がない」

    ただ、これがまた微妙なところなのだが
    この共感は彼女がその体型で言えばこそということもまた真なり。
    同じことをスラリとした美人が言うのではしゃれにもならない。
    女の総スカンをくらうことは間違いない。

    デブでも良い。
    女の共感は得がたい宝。
    キミよ、そのままで行け。

  • なんか痩せようと思わなくていい気がしてくるそんな本。 昭和39年生まれの「妻」の話なので、エピソードにジェネレーションギャップがある。同世代だったらもっと楽しめたと思う。

  • なんだか微妙だなぁ…70点くらいのネタだなぁ…時折面白いんだけど…期待値が高すぎた。

  • 【本の内容】
    妻が倒れた。

    心臓がバクバクするという。

    158センチ80キロ、この10年で30キロ増量、明らかに太りすぎ。

    ダイエットするわ、私。

    子供も産みたいし―病院の待合室で妻はしんみり呟いた。

    しかし運動は大の苦手、汗をかくのは美しくない、目が覚めたらやせていたというのが理想とのたまう。

    夫は、ダイエットの道を探り始めた。

    不可解な女性心理に寄り添った抱腹絶倒の3年間。

    [ 目次 ]
    やせれば美人
    心臓バクバク
    デビュー前、デビュー後
    ダイエットが降ってくる
    信ずる者は救われる
    9、11、13
    エネルギーの温存
    食神の星回り
    体重計、壊れる
    同窓会に向かって走れ!
    ナルシストの暗示
    太る血液
    もう、食べたくありません
    見えないダイエット

    [ POP ]
    肥満体でいることは、高血圧や様々な生活習慣病になる確率が高いとのことですが、だからといって、それだけで痩せろというのもどうかと思います。

    それって、車に轢かれるから外を歩くな、と言われているような(極端でしょうか)気がして、どうも納得出来ません。

    ただ、本書に登場する著者の奥さんは肥満が原因と思われる心臓の不調を経験し、ダイエットをすることを決意します。

    それならば納得。

    で、痩せるまでの奮闘記かと言うと、そんな単純なものではありません。

    何せ、この奥さんは「努力して何かを得ても、当たり前(中略)努力せずに得てこそ、しあわせなのよ」と言ってしまう人なのです。

    思ってても言えないことをサラッと言えてしまうところは凄いと思いますが、果たしてそんな人がダイエット出来るのでしょうか。

    それは読んでみてのお楽しみ。

    著者の作品は2月の課題書『はい、泳げません』以来でしたが、今回もかなり笑えます。

    電車では読めません。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • Diet00 やせれば美人
    Diet01 心臓バクバク
    Diet02 デビュー前、デビュー後
    Diet03 ダイエットが降ってくる
    Diet04 信ずる者は救われる
    Diet05 9、11、13
    Diet06 エネルギーの温存
    Diet07 食神の星回り
    Diet08 体重計、壊れる
    Diet09 同窓会に向かって走れ!
    Diet10 ナルシストの暗示
    Diet11 太る血液
    Diet12 もう、食べたくありません
    Final Diet 見えないダイエット

    解説・中野翠

  • 身長約150センチ・体重80キロの妻のダイエットについて
    作者である旦那さまが綴った一冊です。
    ダイエットしたい。けれど「あれもこれもしたくない!」
    「体調悪くなるのよ。痩せて何の得があるの?」と、次々飛び出してくる
    奥様の鋭いセリフや著者の励まし&努力が笑える本でした^^
    「我慢に耐えるダイエット」をする女性の代弁?と思わせる、奥様のセリフが
    面白くもあり、「それじゃあ、痩せないよf^^;」と感じるところもあり(笑)
    私も再びリミッター解除を取り消さねばと決意しているところです(=▽=)
    ヤバイやばい・・・やらねばっ!!!

  • 595.6
    158センチ80キロの妻。ダイエットの道を探り始めるが…

  • 寝床で読了(86/100)
    なんで予約してまで借りたんだっけ?な内容。むぅ…。

  • 痩せようと決意した妻に対し、夫という立場で最も身近に寄り添いつつ、客観的な視線を送る著者の奮闘記録。

    どこかとぼけたやり取りとそれを記すコミカルな文章は、コメディのようで笑いを誘う。しかし、ダイエットについての調査や取材からなされる考察には鋭い視点も多く隠されている。中でも雑誌編集者が語ったダイエットに対する女性心理には、眼から鱗が落ちたかのような発見と納得があった。

    痩せる方法を学べるわけではないが、ダイエットにまつわる考え方や視点を改めるきっかけがありそうな本。
    またはダイエットを笑い飛ばしたい時にでも。

  •  取材対象を客観的に、それこそ身も蓋もないくらいあけすけに書いちゃうルポライターの著者。今回の取材対象は「太った自分の妻」です…(^^;)

     いや、奥さんもよくこれOKしたな、と思うくらいネタにされている部分もありますが、奥さんを素材とした取材が秀逸です。
     奥さんの人生を振り返り、そして色々なダイエットを奥さんと一緒に取り組んでみて、その都度挫折する(笑)過程を客観的に描き出されています。これにより、太った人がどういう形で作られ、どうしてやせられないのか、そしてその心理とメカニズムが浮き彫りになっています。
     しかもそこに、著者が調べたデータ(うんちく?)が加わり、読み終わった頃、太るということのメカニズムが嫌と言うほどよく理解できています。
     心理とメカニズムの説明で言えば、岡田斗司夫『いつまでもデブだと思うなよ』(http://www.bookreco.jp/member/reviews/detail/17094/55728)の説明が秀逸だと思いましたが、本書はそれよりも詳細です。

     こう書くと真面目なダイエットルポのように思えますが、本文を読んでいるとちょいちょい冗談やツッコミが挟まっていて笑ってしまいます。

    《「基礎代謝を上げたい」
     運動することが嫌いな彼女は、生活活動はそのままでエネルギー所要量を上げたいのだった。安心して食べるために。
     「どうすればいいの?」
     妻に訊かれ、私は計算式を睨んだ。
     計算式に従えば、競た慰謝料を上げる最も簡単な方法は体重を増やすことである。例えば体重100キロになれば、2821キロカロリーも摂取できる。太ればもっと食べられる。食べるためにはもっと太ればよい、ということになるのである》

     …いや、何か違いますよね、コレ(笑)。
     本文は更に続くのですが、話は質量保存の法則を経て、壮大な「帳尻合わせ」の世界に。デブは最後「爆発」するという話に行き着いたとき、僕の脳裏に『北斗の拳』のハート様がよぎりました(失礼!)。

     著者のルポが好きで色々取り上げていますが、印象として近いのは、司馬遼太郎が淡々とした記述でトホホな話を書いたものでしょうか(「おお、大砲」http://www.bookreco.jp/member/reviews/detail/17094/51014など)。

     ダイエットについて知りたい人、笑いたい人にオススメです。が、僕と同じように痩せたいと思っている人は、笑いながら少しだけ顔が引きつるかもしれません(笑)。

  • ノンフィクション作家(?)ならではの、作品だな。と。
    ダイエットに対する意識の真髄をみた感じです(笑)

  • 著者の奥方のためにダイエット法の探求をする話.私にはどうもこういう話を面白く感じる感性がないらしい.

  • つまらない印象だけ

  • ダイエットの深淵に触れる本。食べるの減らして運動するだけと思ってたけど、こんなにいろんな考え方があるとは。男性必読。でも、やせたかったら食べるの減らして運動なのだわ。

  • 筆者と奥さんとのやり取りははたから見れば、殺伐としているように見えるのかもしれない。でも、本書では奥さんがダイエットしようとした事に対して、筆者が真摯に立ち向かっている様子が克明に描かれている。それはあくまで真摯であって、真面目に取り組んでいるのではない。だからこそ、読み手が面白く感じられるのだろう。
    様々なダイエットの結果は…
    後日談があれば、ぜひ読んでみたい。

  • 「ダイエットするわ。私」と宣言した「妻」のために、ダイエットについて勉強する「夫(著者)」。
    でもなんかちょっとずれているというか…。
    二人の意識の違いがちょいちょい顕在化し、それに対する著者の戸惑う様子と対する「妻」の動じない様子がなんだか妙におかしい。

    ダイエットの役に立つかは微妙。でもダイエットによるストレスからは解放されるかも。

  • 様々な女性のダイエット体験談を夫婦が聞きに行くというもの。
    本書に書かれているのはダイエット法でも成功談でもなく、
    ダイエットを巡る複雑な女心ではないか。

    ・妻は体重を計る時、その数字から10キロ引いて考える = 1年で戻れる許容範囲として。
    60キロのときは50キロ。まだ全然大丈夫。
    さすがに67キロになると焦りを覚える。そこで妻は戻る期間を2年に延長した。
    そうすれば体重から20キロも引ける。

    ・太っている状態は仮の姿。太っても痩せれば美人に戻れるから今は仮の姿。

    ・痩せた?と友人に聞かれてもとぼける。
    単に生まれつきの素質が表面化にしたにすぎないことを強調したいから。

    共感。

  • 奥様を優しく見守る旦那様が印象的な1冊。
    なるほど・・・と何度も納得しながら読みました。

  • 奥さんが、すごく笑える。共感できるわー。

  • 体型といい、おっしゃる言葉といい、こちらの奥様が他人とは思えない‥。

  • どんなダイエットがいいか、との問いに
    「朝、目覚めたらやせてた、というやつ」
    奥様のそんな名言があふれてます。
    面白く読ませつつ、「痩せるとは如何なることか」
    「その目的とは」を教えてくれます。

  • 自覚はなかったけれど、どうやら活字中毒気味なようで、
    本がないとイライラする。
    でも、外出の間中に読み終わらないと家にはまだ読んでない本が大量にある。
    ということで、普段買わない本で、かつおもしろそうで
    すぐ読み終わるものを探し、本書に出会う。

    男性から見た奥様のダイエットエッセイ。
    やさしいいい目線。

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やせれば美人 (新潮文庫)の作品紹介

妻が倒れた。心臓がバクバクするという。158センチ80キロ、この10年で30キロ増量、明らかに太りすぎ。ダイエットするわ、私。子供も産みたいし-病院の待合室で妻はしんみり呟いた。しかし運動は大の苦手、汗をかくのは美しくない、目が覚めたらやせていたというのが理想とのたまう。夫は、ダイエットの道を探り始めた。不可解な女性心理に寄り添った抱腹絶倒の3年間。

やせれば美人 (新潮文庫)の単行本

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