再生巨流 (新潮文庫)

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著者 : 楡周平
  • 新潮社 (2007年11月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (570ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101335711

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再生巨流 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 内容紹介

    組織というものを甘く見ていたのかも知れない……。抜群の営業成績を上げながら、スバル運輸の営業部次長・吉野公啓は左遷された。ピラニアと陰口される仕事ぶりが、社内に敵を作っていたのだ。だが、打ちのめされた吉野は、同じように挫折を味わっている男たちとともに、画期的な物流システムの実現に、自らの再生を賭ける。ビジネスの現場を抉り、経済小説に新次元を拓いた傑作。

    内容(「BOOK」データベースより)

    組織というものを甘く見ていたのかも知れない…。抜群の営業成績を上げながら、スバル運輸の営業部次長・吉野公啓は左遷された。ピラニアと陰口される仕事ぶりが、社内に敵を作っていたのだ。だが、打ちのめされた吉野は、同じように挫折を味わっている男たちとともに、画期的な物流システムの実現に、自らの再生を賭ける。ビジネスの現場を抉り、経済小説に新次元を拓いた傑作。

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

    楡周平
    1957(昭和32)年生れ。慶應義塾大学大学院修了。’96(平成8)年、米国企業在職中に執筆した『Cの福音』が、いきなりベストセラーとなり、衝撃のデビューを飾る。翌年より執筆に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 運輸会社で左遷の憂き目に合いながらも、単なる物流の枠を超えた新規ビジネスを立案し、数々の苦難を突破して、事業化に成功する主人公の姿を描く経済小説。

    平成17年の本ということもあり、アスクル+Amazonのようなビジネスモデルの新規性は今読むと薄れつつあるものの、物流会社における倉庫~配送オペレーションの実態をストーリーの中で理解できる点が非常に面白い。物流が極めてロジカル・数学的に構築されたビジネスであるという点を理解できる。

    余談だが、主人公の言動は明らかに”昭和のサラリーマン”的であり、平成17年の発表というのが少し信じられない。

    ・気に入らない部下に対する暴力
    ・自席で平気で喫煙
    ・気に入らないことがあるとデスクを破壊

    等の言動は、現代の目で見ると隔世の感があり、昭和のサラリーマン(ごく一部だとは思うが)の姿を知れるという点では貴重かもしれない。

  • ふーむ。面白かった。
    『吉野』は いいなぁ。
    がむしゃら。走った後はぺんぺん草もはえない。
    こういうオトコが 主人公の物語は、実に 気持ちがいい。
    それいけどんどん。
    24時間闘えますか。という ビジネス戦士。
    部下に対しても 鉄拳をふるう。
    アサップ。ASAP;as soon as possible!
    そして、アイデア 発想力。ひらめく瞬間が面白い。
    それを事業にまで落とし込める企画力、突破力 実行力。
    ちょっと、フライング気味が いいなぁ。憎めない。

    インベントリーコントロール。ジャストインタイム。PHS。
    それが、キーワード。
    そして、コンセプチュアルデザイン。

    お母さん、そして娘。
    リューマチでありながら、
    介護することにこだわりつづけるお母さん
    そして、佳奈子の 父親(吉野)に対する理解には、
    アタマが下がるなぁ。リッパだ。

    吉野のお父さんが死の間際にも関わらず、
    社主に 直訴に行く 吉野。
    その情熱が いいのだ。

    『成功を勝ち取った人たちは、問題のひとつひとつを潰して、困難な壁をぶち破った。
    その結果じゃない。』

    新しいビジネスを持ち出すと、最初に返ってくるのはネガティブな言葉。

    『ビジネスにおいて、最も大切なのは、クロージングである。』

    この本を読んで、ラストワンマイルをよんだ方がいい。
    再生巨流の 発展型である。
    つまり、必然性に向かうための困難が 社内が中心となっている。

    蓬莱が 意外と好青年。嫁も優れている。
    清涼剤だね。挫折こそが、飛躍のカギ。
    岡本さんが 出番がなかった。

  • 自分で枠を設けず発想を広げ、それを形にしていく姿は、下手なビジネス書より読み応えがある。
    一方で、一つ一つのビジネスアイディアはもう発行後何年も経っているせいか、古い。ただそれはしょうがないかな?

  • 抜群の成績を残してきた吉野は、
    新規事業とは名ばかりの閑職に異動させられる。
    自身の再生を果たすべく、新規ビジネスの構築に乗り出す。

    アスクルのビジネススキームを参考にしながらも、
    その更に上を行く新しいビジネスプラン。
    本当に実現できるのでは?という可能性を感じさせてくれるレベル感。

    社内政治に巻き込まれながらも、自身を貫く姿も爽快。
    経済小説として一級の作品に仕上がっている。

  • かなり強引な設定や、都合の良過ぎる出会いなどが気になるけど、仕事にかける情熱は伝わってきます。

    部下を育てることの大切さには、もっと若いうちに気付いてほしい。それに気づかない人だから、このポジションに飛ばされたのでしょうけど。

  • 久々に経済小説を読んだ。そうとう練り込まれていて、中身が濃かった。2005年の本だが、ネットビジネスや物流ビジネスの虚を突く視点が面白かった。現実の物流会社も真似したいところは沢山ありそう。

  • 連続更新!

    楡周平の小説…
    今、僕の中で勝手にブームになっとります笑

    ホンマに面白くて、家に帰って読むのが楽しみ(^^)v
    …家じゃ作業とか読書とかあんまり出来んのやが、小説だけ(面白いものに限る)はイケるんです


    なんだか、小説に教わることもあるんですな!って感じ!!
    内容は、読んでミソ♫


    暇ならドクショ♪
    ほんなら~(^^)v

  • 運輸業界のビジネスを題材にした小説。仕事の醍醐味を描写

  • 話のコンセプトは面白いが、小説の中のビジネスもでがリアリティなさ過ぎで、本当かぁ?とつい思ってしまい思ったほどのめりこめなかった。

  • こんなにうまくいくわけないじゃん。組立が甘すぎる。ビジネススキーム構築に感動しているレビューもあるようだが、この程度であればいくらでも考えつく。

  • 一人の人間のパワーやアイデアが、周りの人間を”再生”していく。そんなことをひしひしと感じさせてくれる作品。

  • なかなか痛快なストーリー。成功事例を再構築した感じはあるが、ビジネスマンにはわかりやすい内容。

  • ―――組織というものを甘く見ていたのかも知れない…。
    抜群の営業成績を上げながら、スバル運輸の営業部次長・吉野公啓は左遷された。だが、打ちのめされた吉野は、同じように挫折を味わっている男たちとともに、画期的な物流システムの実現に、自らの再生を賭ける。


    だいすけからのオススメ
    経済小説というものを初めて読んだけど
    脳汁の出具合がハンパじゃない

    物語の舞台となる運送会社の内部事情も分かりつつ
    巨大なプロジェクトを成功させるために、登ってくる課題を次々に叩き伏せていく過程が面白い

  • 展開やキャラクターが出来すぎな感はあったが、会社組織については忠実に描かれていた。

  • 物流業界の概要がわかりとても勉強になる。勧善懲悪型で、細部の細かさを除けばとても読みやすい。最後はもっとドラマティックなことが起こるかと期待してしまった。主人公以外の人物の心の機微はあまり伝わってこない。そういう意味では単なる娯楽小説。

  • ビジネス小説って面白い!
    どんなに営業力があっても企画力があっても、会社の資金がなければプロジェクトを実現できない。資金を動かすには社内での根回しが必要になる。図体の大きい会社って、ぶち上げるプロジェクトが大きくなるほど、身動きとるのが難しくて大変なんだな。
    チームプレーの危うさも心強さも、リーダーの統率力の大切さも、ハラハラするドラマに盛り込まれていて、社運を賭けたプロジェクトが達成に向かうまでのエネルギーを感じられる。読んでいるうちに、仕事に全力を傾ける登場人物達が羨ましくなってくる。

  • 読み応え十分のビジネス小説。企業で新事業を立ち上げるというのはかくも大変なことなのだということを改めて考えさせられる。こんなすごい人々が世の中にどれくらいいるのか知らないが、ちょっとうまくいきすぎなんじゃ?という感もあり。
    新しいことをやらなければいけないプレッシャーを描いたシーンは、かつて会社勤めだった頃のことを思い出して暗い気分になったが、自分のいた会社はこんなに大変じゃなかったし、トップももっとぼんやりしていた(だからあんなもんなんだろうな)。

  • アツい!!アツ過ぎる!!!職場は男たちの戦場だ!

  • 半端なく面白い!

    運送業をベースに、新規事業立ち上げの過程を描いたビジネス小説です。

    「ハゲタカ」の真山仁
    「 下町ロケット」の池井戸潤
    三枝匡の三部作が好きな人なら多分楽しめると思います。

    力が入るダイナミックなビジネス展開であっという間に読了。
    とは言っても、560ページの長編なんで、結構時間は掛かりましたが、その分充実感もあります。

    ビジネスの勉強にも、読み物としても良く出来てると思いますので、是非読んで下さい。

    超オススメです!

  • ASAP.
    楽に出来る事はない。
    問題を一つづつクリアして、
    ようやく形になる。
    頭に汗をかけ。
    脳ミソにキリをさして考えろ。
    そして実行あるのみ。
    仕事の価値観が変わる。

  • 物流企業の新規事業開発を舞台とした物語を楽しみながら「マーケティングとは何か」が学べる。

  • 物流業界で働く人たちにとっては、すごい考えさせられる内容。悪戦苦闘しながらも、新しいビジネスモデルを作りだす、姿は心動かされ、一瞬だけど仕事に対するモチベーションがあがる(笑)

    ストーリーの展開もテンポがいいので、2日間で読みきってしまった。

    また読み返したい&人に勧めれらる一冊!

  • 爽快なビジネスストーリー。

  • 会社の方のブクログとお勧めで選んだ本。
    読み終わった感想を一言で言えば、「気持ちが熱くなる」
    そんな経済小説でした。
    そして、すっきりとした爽快感。

    社主への直訴は、ドラマとしてはありがちなパターンですが、手に汗かくようなやり取りでした。さらに全体としてプロジェクトXを髣髴させるような熱い台詞とシーン。そして何よりも練りに練られたこのビジネスモデルと事業戦略。地方の電気屋さんの状態を考えると、この事業をどこかでやっていてもおかしくないと思います。

    一点だけ、ちょっと??なところ。蓬莱の奥さん!いくらなんでも、こんなすごい人はいないでしょう!!
    でも、この話の流れからなら許す(^^)

    この主人公吉野の熱さ、プレゼンスキル、プロジェクトマネージメント、ぜひ学びたいところです。

    読み進めていって、自分自身、失敗だったのが、あまり考えずに先へ先へと読み進めてしまったこと。吉野の考えるビジネスモデルやその先にあるものを自分自身で考えながら読み進めればよかった。
    特に、三瀬を一番最初に説得したときのシーンで
    「60億もの投資を補って余りある資産?」
    っとありますが、これを自分で具体的にイメージしないで読み進めてしまいました。その後、社主への直訴でプランの最大の狙いを話しています。
    ビジネスのケーススタディとして考えながら読み進めれれば、ビジネスの考え方の勉強にもなったのに...

    会社の方のお勧めはハズレがないのがいいですよね。
     

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組織というものを甘く見ていたのかも知れない…。抜群の営業成績を上げながら、スバル運輸の営業部次長・吉野公啓は左遷された。ピラニアと陰口される仕事ぶりが、社内に敵を作っていたのだ。だが、打ちのめされた吉野は、同じように挫折を味わっている男たちとともに、画期的な物流システムの実現に、自らの再生を賭ける。ビジネスの現場を抉り、経済小説に新次元を拓いた傑作。

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