スペイン子連れ留学 (新潮文庫)

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著者 : 小西章子
  • 新潮社 (1984年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101336015

スペイン子連れ留学 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • フランコが死んだときのスペインの様子に詳しい。

  • 留学どころか海外に行くのすらまだまだ一般的でなかった時代に、超ぉぉぉ理解あるダンナを単身日本に残し、3人の娘を連れてスペイン留学に行った主婦のスペイン生活日記。スペインで生活したくなること必至。作者のダンナの言葉「舌(=味覚)の幅は人間の(器の)幅につながる」に感銘を受けて以来、海外で出されたものはとりあえず何でも一度は口にしてみることにしてる。(虫とか脳みそとかね。)

  • 私好みのタイトルでふっと目にとまりました。
    でもタイトルからは想像もつかないくらい、見た感じとても古そうな本。半信半疑で読み始めると、、、、
    もう止まらない!どんどん本のマドリッドに引き込まれました。
    そして彼女の女性として、そして子を持つ親としてその行動力は文句なくうらやましいぃーと思いました。
    本の発行が1984年、その頃をイメージして読んでましたが、フランコ将軍の訃報??えっ1975年???!!!
    その頃に女性が子供3人つれてスペイン留学って!本当に驚きです。

  • (2007.12.10読了)(2002.02.19購入)
    「主人を日本に残し、子供三人(長女・美奈7歳、次女・玲奈4歳、三女・麻由2歳)を連れて、一年間マドリード大学に留学する」体験記です。
    著者は、学生時代に、カナダ・アメリカ・スペインへの留学経験があります。その中でも、スペインの印象は強烈で、どうしても、今一度スペインで身を入れて勉強してみたかったということです。
    スペイン子連れ留学の希望を旦那に告げたところ、
    「経済的な問題が解決して、周囲の理解さえあれば、主婦だって母親だって留学は可能だよなあ。だけど小さい子供を三人連れて留学するなんて、誰も思いつかないよ。お前サンの発想は自由でいいなあ。やれるところまで、やってみろよ」(13頁)
    という、返事だった。
    安い飛行機便を調べ、マドリードでの生活費(アパート代、食費、お手伝いさん)を調べたら経済的なことは、見通しがつき、周囲(旦那の父母、自分の父母)の同意も無理やり取り付けて、行くことにする。お手伝いさんについては、スペインで頼むつもりが、大学を休学して、一緒について行ってくれる女学生が見つかり連れてゆくことにした。
    (なんともすごい人です。一年大学を休学して一緒に行こう、と頼めるとは!)
    スペインに着いたら、子供三人を受け入れてくれる学校もあり、生活費も安くて、順調にスタートできた。

    ●闘牛(56頁)
    スペインで定刻に始まるのは闘牛だけ、とよく言われる。
    スペインの小学校で男の子に、将来何になりたいか質問すると、半数は神父様に、半数はマタドール(闘牛士)になりたい、と答えるという。
    ●遊ぶ子供(80頁)
    日本では、夕方小学校の、特に高学年の子供たちが外で遊んでいるのを余り見かけないが、ここでは六時ごろ学校から帰ってメリエンダ(おやつ)が済むと、夕食の九時ごろまで皆、外でよく遊ぶ。
    ●子育て(93頁)
    子供をたった一人生み育てるのさえ大変なことなのに、三人も四人も育てていると、母親は子供に人生のイイところを、すっかり持っていかれてしまう。やっと子供の手が離れて、もとやっていたことを始めようとしても、感受性も能力も低下していて、競争に打ち勝つには、大変な努力、おそらく男性の三倍も四倍もの努力を要する。
    (何事かをなせる人は、男でも女でもホンのわずかだと思うのですが。大部分の人は、無為に過ごしています。)
    ●姓(178頁)
    スペインでは正式には父と母の姓を名乗る。
    よく、結婚すると嬉しそうに、旧姓何々などと書いて便りをよこす人があるが、生まれて二十年以上も慣れ親しんだ姓を、結婚したからといってポイと捨てなければならないことに、私は昔から異議があるので、このスペインの制度はうらやましい。
    (姓は、自分の名前ではなく、名の方が自分のための名前だと思うのですが。ですから、苗字だけの自己紹介は、余り意味を成さないように思ったりします。それはそうとして、僕も結婚で姓を変えましたが、変えることに余りこだわりはありませんでした。姓が変わっても自分は自分であることに何の変りはありません。)
    ●クリスマスプレゼント(200頁)
    北欧が発祥の地であるとかのサンタ・クロースは、スペインまではやってこない。代わりに三人の王様が、東の国から一月五日の夜半にやってきて、子供たちに贈り物を届けることになっている。
    ●イスラム支配(233頁)
    711年イスラム教徒が、アフリカからイベリア半島に攻め入ってきた。この攻撃の前に、イベリア半島のキリスト教徒たちは北へ北へと追いやられ、最後には、北部アストゥリアスとガリシア地方を残すまでになる。
    (2008年8月4日・記)

  • 高校生の時にこの本に出会い、
    朝の読書時間に何度も読み返していました。

    お子さん3人も連れて留学。
    ものすごいパワーです!!

  • 昨日この本を読み終えた直後に偶然
    スペイン人の友達が出来た。
    事実はエッセイより奇なり‥

    ヨーロッパに興味ある人は多いけれど
    スペイン・ポルトガルに興味あるかどうかが
    フリーク度を計るポイントのひとつになる様な気がする。
    今書いてて気付いたのがそれってつまり歴史を知っているかどうか、と言うことだよね。

    こうやって子どもを連れてまで留学する情熱と知性、千葉敦子さんに似てて憧れる。
    いや、今はそれより共感すると言った方が適切か。
    大阪の友人達には思いつきもしないだろうなぁ‥

    “教授たちは読まなければいけない本のリストを次々に書き出し〜”って言うくだりがあったけど大学やっぱりそう言う所なんだ?
    考えれば当然だけどあまりにもSIUや名桜との違いに驚いた。
    特にSIUのゼミ生の本不精はひどかったな‥

    ■授業の初日に出ても先生・生徒誰もおらず。1週間〜10日過ぎた辺りから授業が開始。窓口も人や日によって言うことが違う、フィリピン!
    ■自分の娘が友達の家から植木を貰ってきた。その植木には「子連れで大学に通いその成績はお見事!」とありそれから付き合いが始まった。
    ■“スペインは歴史的に他の国と違い侵略先をそこまで弾圧しない。殺戮は最初のみで現地とも多く混ざり、だから元植民地先には混血児が多い”そう。
    しかしホセ=リサールは差別に耐えられず大学を去ったのも事実。
    ■著者がアメリカ留学中ケネディの暗殺事件が起きた。その後授業に行くと先生が「私達のケネディが撃たれ私は取り乱して授業が出来ません。今日は休講です。」と言った一幕があったそう。街も翌日全ての店が閉まり家々の窓には写真と花が飾られていた。今の日本で教授がこんなことを言えばどうなるだろう?生徒はにやけながら休講で得した、と感じるのでは。特にSIUと名桜。
    ■“フラメンコギターの音に深淵を覗き込む様な暗い美しさややるせなさがある〜”
    そう、こう言った大人の音楽やダンス!
    ちなみにフラメンコのライブは非常に愛されているそうで“自国の民謡がこれほど若者を集められると言うのは羨ましい限り”

  • 写真がないから、不確かですが

    私を今此処に存在させている本の一つ!!

  • TVドラマ化された時に滝田さんが主人公の旦那様役で出演しました。

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