タイム・ラッシュ: 天命探偵 真田省吾 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101336718

作品紹介・あらすじ

真田省吾、職業は探偵。養護施設で育ち、元警視庁の敏腕刑事に拾われ事務所に住み込みで働いていた。ある日、謎の美少女から奇妙な依頼が持ち込まれる。「私の夢の中で殺される人を助けて」。彼女は人の死を予見する能力を持ち、それが現実になる可能性、これまで100%-この予知夢に法則はあるのか、そして運命は変えられるのか?人気絶頂アクション・クライムミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 初めての神永学さん作品。
    漫画のような表紙に興味を持ち手に取ったが、内容も展開が早くて面白くサクサク読めた。

    「探偵」と聞くと人探しとか身辺調査に関して地道に証拠を集めていくイメージだったけれど、本作では主人公:真田がどんどん事件に首を突っ込んでいき派手なアクションで危機的状況を救うのが読んでいて爽快だった。

    スピード感ありながらも真田と志乃の共通点や事件の背景などがしっかり描かれているのでシリーズ化されてるのも納得。

  • 面白かった!
    予知夢を見る少女と、それに関わった主人公を含む探偵集団。この探偵会社の人物たちが魅力的。どの人物も重たい過去を持ちながらも、明るく振る舞っている様子が、読んでいて何とも心地よい。
    内容的に重たい小説なのだが、主人公の性格もあってか、スイスイ読まされる。
    神永小説らしいどんでん返しもあり、読後は爽やかな気持ちになる小説だった。
    シリーズ第一弾ということで、続きも楽しみにしたい。

  • 店頭で「スピード感!ならコレ」と、書いた棚にあり、スピード感のあるものが読みたかったので、読んでみました。
    そういう意味ではビンゴ!で、ものすごいスピードで読めました。
    ツカミからの進行も淀みがなく、本当にガーッと読めてしまいます。
    ただ、怪しいなと思っていた人物がその通り悪者で、ハリウッド映画のようにどんなシチュエーションでも主人公は死なない(当たり前か)し、予定調和な部分があり、安心ですが、物足りなさもちょびっと感じます。
    でも、今、読みたいものを読んだということではとても満足ですし、POPに偽りなしでした。

  • テンポ感もよくキャラクターが一人一人個性を持っていて面白かった。シリーズ第一弾なので続きを読んでみたくなった。

  • サラサラと読むというよりも、ガーッと読むという方がしっくりくるような、スピード感がある作品。
    とても読みやすいけれど、その分、少し物足りなさがあるかも。
    頭が疲れている時には、こういう感じのを読みたくなるので、自分的には満足^^

  • 予知夢の秘密や個性的なキャラクター、省吾を巡る三角関係などに興味を持ちつつ最期まで読めた。
    深みはないが軽快な読み味。
    そのうち続編も読んでみたい。

  • たまたま図書館で見かけて借りてみました。

    最近はミステリィ系の本を読んでなかったので,目まぐるしく展開していくストーリィに引き込まれました~。
    うーん,結構この神永さんの文体が自分には読みやすい。

  • まず全て読み終わって思ったのが、神永先生の作品のキャラクターは、頭で想像されていく中で勝手に動くというか、そう感じるくらい疾走感のある文章だと感じました。物語の展開がとてもおもしろいと思います。非現実的な志乃ちゃんの能力なハズなのに、とても現実味があってちょっと怖くなりました。

  • テンポがよく、また難しい言い回しもなかったので、読みやすく面白かった。省吾はバイク壊してばかりだなと思った。主人公の性格が明るく、読んでいて面白かった。この巻のラストで公香のライバル現る…か!?真犯人が予想と外れて少し悔しかった一作。

  • このシリーズ、どうやら完結したらしいので
    一気読み開始ということで!!
    んで、読んでみるとまさに神永節全開の内容、
    山猫、八雲あたりがチラチラ見えてくるけど、また新しいレパートリーってことで、新メンバーを受け入れる感じでしょうか?
    内容は、ちょっとスピリチュアルなところからハードボイルド路線へ
    お色気、恋心もありつつの心地よい展開で、存分に楽しめましたねぇ
    ほんと、読みやすくてスーッと世界観が入ってくるので
    難点はあっという間に読み終わってしまうことでしょうか。
    シリーズもので、次が楽しみなのはいいことですねぇ!!

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著者プロフィール

2003年『赤い隻眼』でデビュー。改題した「心霊探偵八雲」シリーズでブレイク。様々なエンタテインメント作品を発表し続けている。

「2023年 『怪盗探偵山猫 深紅の虎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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