私小説from left to right: 日本近代文学 (新潮文庫 み 28-1)

著者 :
  • 新潮社
3.61
  • (14)
  • (12)
  • (30)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 143
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (460ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101338125

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • うじうじしないで早く日本に帰ればいいのに、と思いながら読んだ。でも特殊な環境の下で作られた姉妹のしがらみは容易に断ち難いのだろう。
    アメリカにも日本にも違和感を感じる境遇に共感はできないが、そんな人のアイデンティティはどこに落ち着くのだろう。

  • 文化の間で揺れ動く心。日本語なのに横書きなのです。

  • 海外で日本人・東洋人を意識する瞬間などといった頷ける場面と、そりゃお前だけだろって部分の混ざり具合が面白い。というより単純にバイリンガル&横書きってところが新鮮。

  • 現在再読中。作者の日本、日本語への強い気持ちがよく分かる。
    私も無性になんでもいいから日本語で書かれているものを読みたくなります。

著者プロフィール

水村美苗(みずむら・みなえ)
東京生まれ。12歳で渡米。イェール大学卒、仏文専攻。同大学院修了後、帰国。のち、プリンストン大学などで日本近代文学を教える。1990年『續明暗』を刊行し芸術選奨新人賞、95年に『私小説from left to right』で野間文芸新人賞、2002年『本格小説』で読売文学賞、08年『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』で小林秀雄賞、12年『母の遺産―新聞小説』で大佛次郎賞を受賞。

「2022年 『日本語で書くということ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

水村美苗の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
フランツ・カフカ
水村 美苗
宮部みゆき
遠藤 周作
村上 春樹
三島由紀夫
村上 春樹
水村 美苗
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×