こうばしい日々 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339122

感想・レビュー・書評

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  • 『こうばしい日々』と『綿菓子』という中編2作が入っている。
    綿菓子のp123におばあちゃんがお姉ちゃんのお見合い結婚を反対するみのりちゃんに、「お姉ちゃんは幸せを選んだのよ。」というシーンがあって、みのりちゃんはお姉ちゃんのことが好きだからお姉ちゃんの幸せも願いたいけど、それと同じくらい次郎くんのことも好きで次郎くんの幸せも願いたい。お姉ちゃんの幸せが叶ったら、それは次郎くんの幸せが叶わないことになるし、次郎くんの幸せが叶ったらそれはみのりちゃんの幸せが叶わなくなる(みのりちゃんは次郎くんが好き)ことになるから、恋は全然うまく行きっこないことと私は思って、終わらないループになっちゃうから結婚してる人たちはすごいと改めて思った。途中でみのりちゃんが「女は哀しいね。」というところが二回あって、最後の最後には「男も哀しい。」という結論に落ち着くのだけど、そこの感じがいまいち入り込めなくてわからなかったからもう一度タイミング変えて読み直してみようと思った。また読むタイミングを変えたら違う風に響くかも!

  • 人から見た自分と自分が感じている自分。人種や性、年齢など様々なカテゴライズのなかでの葛藤や人の多面性。
    自分がどう見られているのか意識すると同時に、自分が人をどう判断しているか思い返す。

    パーネルさんや絹子さんのような人になりたい

  • 金色の液体

  • ずいぶん昔友達に勧められて初めて読んだ江國香織の本。「こうばしい日々」のミズ・カークブライトがダイに話すタイミングの話に心を掴まれ、一番好きな作家に。
    何度読んでも、どんな時に読んでも、その時々の心に響く言葉。
    2021.09

  • 2021.2.23.読了。

    とっても爽やか。心がシュワシュワする感じ。
    三時間ちょいでサクッと読めました。

  • 綿菓子、ドキ

  • 一つのことを、はじめから知っている人もいるし、途中で気がつく人もいる。最後までわからない人もいるのよ

  • 綿菓子の次郎にどきり。

  • .

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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