絵本を抱えて部屋のすみへ (新潮文庫)

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著者 : 江國香織
  • 新潮社 (2000年11月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339177

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絵本を抱えて部屋のすみへ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 子供の頃は、絵本よりも童話を読むほうが好きでした。好きというより楽だったのかもしれない。ストーリーを追うだけの作業だったから。

    絵本には、あのハードカバーの中に、短い文章の中に、作者のいろんな思いが込められています。
    この本を読んで、絵本の奥深さに気付かされました。

  • 以前、別のアカウントで登録しましたが…ID等がわからなくなったので、今の本棚に改めて登録。

    この本は私の知らない絵本達を教えてくれたし〔現在、中学生の長男が小さい頃に図書館で何冊か借りました〕、そしてピーターラビットの絵本を読みたいな、と思ったきっかけになりました。今年、ピーターラビット展があるので、第一集を入手しました。江國さんも観るのかな?!なんて…ね。

  • 絵本によせたエッセイでしたが、見事に読んだことない絵本ばっかりなんだよなあ・・・。
    でも読めば、江國先生の見ている風景が少しは理解できそうな気がするよなあ・・・。
    近いうちに読もう・・・めもめも・・・くんちゃんシリーズ気になる・・・。

  • 借りたけれど、買ってしまった。
    好きな絵本ものっているし、これを読みたいという絵本もあり、さらに江國さんの文章もいい。(いつもながら)

    これ持って図書館へ行こう〜。

  • お風呂でちょろっと読むのにぴったりでした。
    子どもが生まれたら、読み聞かせしたい本がいっぱい……。

  • 文章があまり好きでなくて、でもよみすすめるうちに絵本のことがすごく好きなことがじわじわつたわってきた。知らない本や、そのエピソードなどもあるので、もっと絵本をじっくりみたくなった。

  • 江國香織による、(ほぼ)作者別の絵本の紹介。
    どの章も江國さんの想いがつまっていて、いかに絵本を愛しているか伝わってくるようです。私自身も子供の頃に絵本を沢山読んでもらった記憶がありますが、その頃を思い出すと言うよりも、今新しい絵本をもっと読みたい気持ちになりました。

  • だらだら読んでいてやっと読了。
    タイトル通り、江國香織が絵本の魅力を作品ごとに語っていくエッセイ。
    名前を聞いたことがあるのは半分無いくらい。

    本を語る本、というのはあまり好きではないな、と改めて思った。
    もう少し江國さん自身のことが書かれていたら楽しめたんだけど。
    絵本ガイドに近い感じで飽きてしまった。

    絵本をほとんど読まない子供だったせいかもしれない。

  • 江國香織はたしか中学生のころによく読んでいた。ただ私はどうもこの人の書く恋愛小説が苦手で(そもそも恋愛小説というジャンルをあまり読まない)、都会的な雰囲気とファンタジックな雰囲気が一緒になって結局ふわふわした心理描写になっている(言い方が酷いな!)のが苦手なんだということに気づいてから、少し遠ざかっていた。

    ただ、児童文学雑誌『飛ぶ教室』(90年代)に連載されている江國香織の短編を読んで、彼女がどういう風に絵本を読んできたのか気になった。
    …ってことで、読みたい。

  • 絵本にまつわるエッセイ集。
    懐かしいものから見たことないものまで、いろんな絵本が紹介されていて、絵本を読み漁りたくなってしまった。
    小さい頃も絵本が大好きでたくさん読んでいたけど、それとは別に大人になってから読むとまた違う味わいがあって良い。そこが絵本のすごいところだね。
    絵本に必要なのは技術ではなくセンスなのだと、改めて思った。

  • 江國香織さんの絵本についてのエッセイです。江國さんは中学生ぐらいからずーっと好きな唯一の作家さんで、この方の作品はほぼ読んでる。

    これもずいぶん前に読んだけど、人に薦められて読み直してみました。初めて読んだときの記憶はほとんどないのだけど(笑)その頃は絵本というものになじみがなかったんだろうな。

    今の仕事に就いて、この中に出てくる絵本もだいぶ読んだので、より入り込めました。この中から読みたい絵本リストを作ってひとつひとつ読んでいったら楽しそう。

  • 江國さんの文体は、こうも絵本と相性が良いんだなと。

  • 無味乾燥な紹介文でなく、自分にとっての絵本、自分にとっての感じ方を全面に出して書いている。

  • 絵とシンプルな文章で描かれる、絵本の中にある日常。
    「絵本を抱えて部屋のすみへ」は子供の頃も、そして大人になってからも感じる絵本を読む時の特別なドキドキ感を思い出させてくれます。
    http://matsuri7.blog123.fc2.com/blog-entry-130.html

  • 血肉化。静謐な描写。例えると記憶が砂糖菓子を沁みわたる感じ。個人的に、それは水色をしているようにみえる。自分を作り上げてきた、無意識化で血や肉となってきた物語を振り返るとき蘇る、幼い日のあの平安。奇妙な恥じらいが心の隙間を締め付ける。
    新しく会うことができてうれしい。ページのすみに、ほら、あの日の私。

  • 私の江國香織コレクションの中からひょっこり出て来たので、登録してみました。あー登録してなかったのかな…。もしや登録済みかも。

    さて本題。江國香織さんの好きな絵本の紹介。私はかいじゅうたちのいるところ、ふたりはともだちを持ってます。ふたりはともだちは本当にごく最近購入。江國さんがフランシスに自分を重ねるなら、私はがまくんに自分を重ねます。偏屈で意地っ張り…。

    後は…数年前、図書館で探して見てみたのがいくつか。江國さんの好きなものは確かめなくちゃ!という気がしてた。フランシスの絵本。マドレーヌちゃん、サリーのこけももつみ、モーモーまきば、後はじょーじや犬のアンガスなんか…かな。江國さんの好きな本達は、この本ナシではおそらく手にとろうとも思わないだろうけど、読んだら滋味深い味わいでした…。派手さはないけど、しみじみ良書なんだろな、と。

    さらに残りは手つかず…。ギブアップ?休憩?いやー、絵本といえば、のんたん、ねないこだれだ、小学生になってからは図書館のバーバパパ、学校のかこさとし、ねずみくんシリーズ…ぐりとぐらはいつ読んだか分からないけど、知ってる…といぅ私の知ってる絵本は読んだ当初は一つも登場しなかった。これは好みの違い、いぅなれば母親の好みも多分に…もさることながら、年代の違いもあるかな。今年多分48才の江國香織さん。それよりは10才以上若い私…。まあその時代の絵本の流行りも多少あるよね…と知らないことへの言い訳…。

    でもまた機会があれば、いつか図書館で探して読んでみたいです。おばけのトロールの色あいに憧れます。

    追記 2012年9月。ピーターラビットのおはなし他、ピーターラビットのシリーズを合わせて3冊図書館で借りて読んでみました。素敵です。

  • たくさんの絵本たちとの出会いの場。絵本というものの素敵な面がちらちらっと見えてくる。どうしようもなく今すぐ絵本をみたい!と思った。

  • 江國さんの江國さんによる絵本についてのエッセイ。
    絵本の選択が素晴らしい。ああいう感性は絵本から来たのではないかと想った

  •  作家・江國香織が親しんだ絵本を語ったエッセイ集。

  • 江國香織さんの本を読むたびに(といっても、そうそう読むことはないけど)、私はなんでこの人のことを好きになれないんだろうと考えこんでしまう。

    江國さんは趣味がいいし、この人が大事にしているものって私とそうは違っていないんじゃないかな、と思うこともある。しかし………。
    この違和感は、ピチカート・ファイブやクレイジーケンバンドにも通じるものです。

    絵本を読むようになって、この本にたどりつきました。
    ここには、私の知らない世界が山ほどある。
    バーバラ・クーニー、プロヴェンセン夫妻、ルドウィッヒ・ベーメルマンス、ピーター・スピアー、トミー・デ・パオラ……。
    絵本の世界では有名なのだろうけど、私は知らなかった。
    自分が井の中の蛙だということが分かり、読書意欲を駆り立てられました。

    なんとなく魅かれた『おやすみなさいのほん』と『グレイ・ラビットの絵本』がどちらも石井桃子さんの翻訳で、この人の守備範囲はどこまで広いんだと恐れ入った。
    山本容子『おこちゃん』が悪の豊かさに満ちた匂いがするので、これは油断できないぞとにやにやしたりもした。
    グスタフ・ドレの絵本が未訳なのにもどかしくなりもした。
    井口真吾『Zちゃん』という題名のセンスに仰天して、オバQの母親「おZ」(父親は「X蔵」)には及ばないけどシュールで面白そうだと思ったりもした。

    重宝なガイドブックで、江國さんの紹介文には藝がある。何度も感心しました。
    ただ……この人の、ぬくぬくと自足しているような感じ、堂々と自閉しているかのような態度が、私にはどうもひっかかる。だって自分なんてろくなもんじゃないもの。自足なんかしてられるわけがない。そんな身分じゃないからね。

    という、これが違和感の原因なのかなあ、と思ってみたけれどクレイジーケンバンドは別に自閉してないもんな。だからとりあえず保留しときます。

    私はこれから何度もこの本を読み返すでしょう。そして情報を得て、そのたびに「でもこんな絵本の読み方は絶対にしないかんね!」と叫びたくなるかもしれない。なんだかそんな気がする。

    ある対象に毒づくということは、あるべき自分を探すための一つの道標になる。
    私は江國さんに感謝しなければならないのかもしれない。皮肉じゃなくて、本当に。

    2008年2月18日記

    2008年2月23日追記:
    そうだ、この違和感にもっとも近い人がいた。
    山本夏彦翁だ。
    あの人もときどき読んで、感心するんだけど、
    本心からは好きになれない。
    あまりに自足しすぎているから。
    (そうじゃない文章もあるんだけど、
     コラム類はたいていそう)
    江國香織と山本夏彦は似ている。

  • 絵本って実は子供向きの本ではなくて、
    大人向きのほんなんじゃないかと思った。
    そういう視点で絵本を読み直したら、
    また違う発見があるんだろうなぁ。
    久しぶりに絵本を読みたくなった。

  • 2001年8月2日読了。

  • 子どもの頃繰り返し読んだ本があるはずだ。たとえ主体的でなくても読んでもらった本が誰にでもきっとあるだろう。それが絵本である確立はとても高いと思う。

    絵本というのは外国語にとても翻訳しにくいときいたことがある。日本語にするのであれば、たくさんの擬音語・擬態語を入れることで文章が生き生きとしてくるけれど、その日本語を外国語にする場合はどうするのだろう。絵本を翻訳するのが難しいのは、子ども独特の言葉の使いまわしが厄介なだけではなく、子どもの目線を大人が理解するのが難しいからではないだろうか。

    ともあれ、絵本作家はきっととても子どもに近い目を持っているのだと思う。子どもと同じ目線で、素直な研ぎ澄まされた感性で世界を見渡している。それが言葉となり絵となってこうして存在している。子どもだけでなく大人もそれに胸打たれるのは、子ども時代への懐かしみに他ならない。絵本ではどうしたって人は嘘をつけない。ひねくれものの話もある。意地悪っこの話もある。皮肉な風刺の話もある。でも、総体してどこかで力強くて本当に優しいものが潜んでいるのが絵本なのだ。

    こんなに深くひとつひとつの絵本へ言葉をもって愛情を注ぐ著者。心から愛していないとできない。
    (20110604)

  • 一冊一冊の絵本に対する新鮮な驚きと深い洞察が素晴らしい。
    何気なく通り過ぎてしまう一つ一つの言葉、絵に、こんなにも新しい感動があるなんて!
    江國香織の感受性が本当に素敵。

  • 自分も絵本が好きなので、愛おしく書いている江国さんが少女のようで可愛いらしい

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絵本を抱えて部屋のすみへ (新潮文庫)の作品紹介

自分が自分だと気づく前に遇ってしまっていた絵本。愛してくれている大人の温もりと共に身体にしみこんでしまっている絵本。人生の複雑さを知った心に響いて忘れえぬ一冊となった絵本。ブルーナ、ポター、クーニー…私がいまの私になるために、絵本たちとのとても大切で幸福な出会いがあった。絵本という表現手段への愛情と信頼にみちた、美しく豊かな言葉で紡がれた35編のエッセイ。

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