ぼくの小鳥ちゃん

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著者 : 江國香織
  • 新潮社 (2001年11月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339184

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ぼくの小鳥ちゃんの感想・レビュー・書評

  • ある日突然ぼくの窓辺にやってきた小鳥ちゃん。
    ときどきやってくるガールフレンドと、小鳥ちゃんとの穏やかでキラキラした日々。
    小鳥ちゃんの見せるちょっとした嫉妬や、わがままや、好奇心にどきどきしっぱなしで、私もこの小鳥ちゃんが、大好きになってしまいました。

  • 優しい大人の絵本。
    僕と小鳥と彼女の三角関係。
    誰に感情移入するかで、きっと感想が違うんだろうな。
    子どもに読み聞かせるような語り口で、大人にならないと分からないような嫉妬を語る。
    小鳥ちゃんは、彼女に嫉妬しながらも、彼女を認めていて、僕も小鳥ちゃんの気持ちに気づいていながら、やっぱり彼女が好きで、そして小鳥ちゃんにも嫉妬をする。
    小鳥ちゃんは現実を受け止めることで、少しだけ寂しい気持ちになる。
    単純なようで複雑な、優しいようで残酷なお話。

  • なんだか絵本を読んでいる感覚だった。イラストも素敵だし。
    生意気な小鳥ちゃんが可愛かったー♪
    ぼくと小鳥ちゃんの日常にほんわかして、癒された。

  • ぼく。
    小鳥ちゃん。
    彼女。

    だれの立場で読みましたか?という角田光代さんの解説にうーん、考えさせられた。基本的にぼくの立場で読み進めていたけれど、彼女の立場になったらまた違う本として楽しめそう。

    出来過ぎな彼女も、ちょっと外国人風の生活も、おしゃれな窓辺やテラス付きのレストランの描写も、全体的に詩的な雰囲気を醸し出していて素敵だった。休日にゆったり読みたい本。

  • ”そこらへんのヤワな小鳥とは、ちがうのよ”
    という小鳥ちゃん
    挿絵に惹かれて買った小学生期にはわからなかったものが
    二十歳を越えた今、わかる気がした。
    強気な小鳥ちゃんの不安定さ、寂しさは
    実は結構多くの人が抱えているものだと思う。
    年を重ねるたびに読んでいきたい作品

  • 可愛いイラストと、可愛い小鳥ちゃん。でも、じっくり読んだら深そうなお話。

  • ほのぼの系は好きなのだが、あまりにも平凡な日常すぎて退屈だった。どこかにほっこりするわけでもなく、共感するわけでもない。小鳥ちゃんは可愛らしいのだが、それだけ。挿絵があるせいか、単なる絵本だとしか思えなかった。残念。

  • 絵本のような物語。さらりと読めた。ぼくとガールフレンドと小鳥ちゃんのスマートな三角関係を描いていた。恋愛未満なのか、恋愛以上なのか、ぼくと小鳥ちゃんの関係はちょっと憧れる。小鳥ちゃんになりたいし、小鳥ちゃんがうちにも来てくれないかな、と思った。

  • とても可愛らしく、少し切なく、優しいお話。
    どんな女の子の心の中にも、小鳥ちゃんが隠れています。

  • かわいいかわいいかわいい。
    ぼくと彼女と小鳥ちゃんの三角関係。
    小鳥ちゃんだって女の子なんです。

    挿絵もお話もみんなみんなかわいくて
    さわやかーに癒されるので
    何度でも読み返してしまいます。
    おすすめ!

  • 可愛い世界観♪
    ちょうどイラストと全く同じの小鳥ちゃんを飼っていたからこそのめりこむ世界だったのかもしれないけど。

  • できるだけたくさんときどきにする

    わたしのいちばん好きな本。
    「ぼく」に恋して、「小鳥ちゃん」に嫉妬して、「ガールフレンド」を心底羨ましく思う。

    冬のアパートは、それぞれのこだわりで溢れ愛おしい。

  • 今のところ江國 香織さんの本の中で一番好き

    この小鳥ちゃんのポジションが女性でない所がとても好きです。

    私が男性なら、この主人公の様に小鳥ちゃんに、振り回されてしまっているでしょう。そして、そんな生活がとても幸せに感じるに違いありません。

  • 雪の降る寒い朝、窓辺にやってきた白い小鳥ちゃん。
    注文の多いかわいい小鳥ちゃんと僕と、2人で暮らす冬の物語。
    荒井良二さんの挿画がとても可愛い。
    これを読むと、冬の始まりをを愛おしく思うようになります。
    「ああ、今年も白い小鳥ちゃんの冬がやってきた」って。

  • タイトル惚れして手に取った本。
    ぼくの部屋に、突然舞い込んできて、居着くようになった白い小鳥ちゃん。
    カルシウムじゃなくてアイスクリームを食べたいとか、綿を敷いたベッドをしつらえてほしいとか、自分用にスケート靴を作ってほしいとか、必ず翼で彼女との写真立てを倒すとか、なにかとわがままで生意気な小鳥ですが、それを厭うこともなく、愛情を持って面倒を見はじめるぼく。
    一見、ラブストーリーのようですが、ぼくにはちゃんと、完璧に近いガールフレンドがいるため、三角関係のような不思議な拮抗が生まれています。

    ガールフレンドは、話に少し現実感のスパイスを加えることと、小鳥にジェラシーを起こさせる役割を担った存在だと思います。
    ぼくの世話をする、しっかりした大人の彼女と、ぼくが世話をする、子供っぽい小鳥、という対極のタイプの間にいて、幸せそうなぼく。

    子供っぽいとはいえ、小鳥もきちんとわきまえていて、彼女の前ではいつも静かにしており、好き勝手言って甘えるのはぼくにだけ。
    その辺りの小悪魔っぷり、もう鳥には思えません。

    三者とも微妙な関係を保ちながら、さりげない日常が送られていく様子が記されていき、最後まで淡々と読めないこともありませんが、鳥好きの私には、このシチュエーションはとてもうらやましくてなりません。
    特に好きなのが、この小鳥と一緒と思われる、白文鳥なのです。
    時折、話の合間に鳥らしい仕草の描写が入るところが、たまりません。
    あまりにぼくの状況がうらやましすぎて、冷静にストーリーを追えませんでした(笑)。

    恋愛関係全般に巻き込まれ型だと思われる受け身型のぼくですが、実は曲者で、今の白い小鳥の前にも、以前迷いこんできたスズメと、1年半も一緒に暮らしていたとのこと。
    そのスズメにも小鳥ちゃんと名付けて読んでいたことが語られます。
    ペットショップの人にも顔を覚えられているほど、彼は、小鳥キラーのようです。

    そんな、過度に小鳥になつかれる彼氏を持つ彼女は、毅然とした大人の女性でないと、妬いてしまってとてもやっていけなさそう。
    私がこの話の中で一番なれそうにないのは、小鳥がライバル(?)の、この彼女ですね。

    小さいのにこまっしゃくれた利発な少女(?)というキャラクターに、著者の『すきまのおともだちたち』に出てきた女の子を連想しました。
    江國香織氏の作品は、特にこのような童話風のものの雰囲気作りがとても上手だと思いますが、エンディングがはっきりせず、解決しない現状維持をにおわせて終わるものが多いのは、私としては物足りないところ。
    まあ、小鳥がまた飛び去ってしまうまではこの関係は続くでしょうし、ほかの展開があるならば、童話を超えたどろどろものになってしまいそうなので、妥当な収まりどころなんでしょう。

    荒井良二氏のイラストも作品のイメージにとてもよく合っていて、ひたれました。
    普通に読むと、小鳥のワガママにイラッとするかもしれませんが、鳥好きにはそこがかわいくて、ぐっとくる話です。
    ああ、私の家の窓にも、どれだけワガママでも手間がかかってもいいから、きれいな白い小鳥が飛んでこないかしら。

  • まるで小さなラズベリーのような、
    一見可愛らしいお話

    だけど、一口噛んで、口中に広がるこの甘酸っぱさったら・・・

    昔読んだときは甘ったるさしか残らなかった

    今は酸っぱさが目にも心にも染みる

  • ツンツンとすました小鳥ちゃんが我儘で、愛らしい。
    金だらいに氷を張ってスケートする場面が好き。

  • わがままな小鳥ちゃんが可愛い!そのわがままを聞く「僕」はおおらかで
    優しくて、「僕の彼女」はしっかり者。
    小鳥ちゃんがいなければ、どうってことない平凡な日常になるんでしょう
    けど、スパイスのような存在がいるだけで、こんなにもポップで新鮮な
    日常に変化するんだなぁ…としみじみ感じます。

  • だいすきな本。ふと手に取りたくなります。「ぼく」と小鳥ちゃんと「ぼく」のガールフレンドの、ちょっとおかしくて可愛く、温かいお話。おしゃべりで気ままな小鳥ちゃんがとても愛らしいです。

  • 絵本のよう
    切なさもある
    ぼくと小鳥とぼくの彼女
    恋愛ものに感じる

  • 本当にダイスキな1冊です。
    初めて読んだ江國香織さんの作品。
    おもちゃ箱の中に大切にしてある宝石みたいに
    言葉のひとつひとつがキラキラしていてダイスキ。
    小鳥ちゃんのチャーミングな台詞と描写に
    なんどもなんども繰り返し読んでしまう本!

  • 小鳥ちゃんに、

    なったらいいのよ。

    せっかく女の子なんだから。



    いい年になったら、
    謙虚で礼儀正しい、
    親切な女になりましょう。

  • 「ぼく」の小鳥ちゃんへの感情って、何に近いのだろう。恋愛、父性......いや、やっぱり「小鳥ちゃんへの愛」としか言いようがない。ファンタジーだからこその、ずっと本物らしい感触をもって愛おしさが胸に広がる。優しい気持ちを思い出したくなったら、また読もう。

  • 【初の江國香織】
    小川糸さん、益田ミリさん、小川糸さんに戻ってからの江國香織さんとの出会い。
    (ブクログで「小川糸」検索。この本が出てきました。)

    ・再読してみたい 老人と海
    ・小川糸 - 江國香織 -西加奈子
    ・次作へのハードルの高さ 村上龍の五分後の世界

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ぼくの小鳥ちゃんの作品紹介

雪の朝、ぼくの部屋に、小さな小鳥ちゃんが舞いこんだ。体長10センチ、まっしろで、くちばしときゃしゃな脚が濃いピンク色。「あたしはそのへんのひよわな小鳥とはちがうんだから」ときっぱりいい、一番いいたべものは、ラム酒のかかったアイスクリーム、とゆずらないしっかり者。でもぼくの彼女をちょっと意識しているみたい。小鳥ちゃんとぼくと彼女と。少し切なくて幸福な、冬の日々の物語。

ぼくの小鳥ちゃんの単行本

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