ぼくの小鳥ちゃん

著者 :
  • 新潮社
3.60
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本棚登録 : 4967
感想 : 541
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339184

感想・レビュー・書評

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  • ツンツンとすました小鳥ちゃんが我儘で、愛らしい。
    金だらいに氷を張ってスケートする場面が好き。

  • わがままな小鳥ちゃんが可愛い!そのわがままを聞く「僕」はおおらかで
    優しくて、「僕の彼女」はしっかり者。
    小鳥ちゃんがいなければ、どうってことない平凡な日常になるんでしょう
    けど、スパイスのような存在がいるだけで、こんなにもポップで新鮮な
    日常に変化するんだなぁ…としみじみ感じます。

  • だいすきな本。ふと手に取りたくなります。「ぼく」と小鳥ちゃんと「ぼく」のガールフレンドの、ちょっとおかしくて可愛く、温かいお話。おしゃべりで気ままな小鳥ちゃんがとても愛らしいです。

  • 絵本のよう
    切なさもある
    ぼくと小鳥とぼくの彼女
    恋愛ものに感じる

  • 本当にダイスキな1冊です。
    初めて読んだ江國香織さんの作品。
    おもちゃ箱の中に大切にしてある宝石みたいに
    言葉のひとつひとつがキラキラしていてダイスキ。
    小鳥ちゃんのチャーミングな台詞と描写に
    なんどもなんども繰り返し読んでしまう本!

  • 小鳥ちゃんに、

    なったらいいのよ。

    せっかく女の子なんだから。



    いい年になったら、
    謙虚で礼儀正しい、
    親切な女になりましょう。

  • 再読。
    風のようにやってきて当然のように人の家に住みつく小鳥ちゃん。
    上から目線のお嬢様体質でラム酒がけのアイスクリームをねだったり嫉妬で写真立てを倒すところなどは堪らなく可愛い。
    なのに変なところで物わかりの良いところもあってそのコロコロと変わる表情になんて魅力的な女の子なんだろうと心を鷲掴みされた。
    こんなチャーミングな女の子になりたい。
    男の子になってこんな女の子に振り回される人生もまた悪くない。

  • 2024.1.16読了
    3.0

  • 絵が多いせいか、あっという間に読み終えてしまいました。もう少しぼくと小鳥ちゃんの日常を見せて欲しかったです(´˘`*)小鳥ちゃんは、ちょっと生意気で、子どもっぽくて、でも色っぽさもあったり。
    彼女いるのにこのぼくは小鳥ちゃんと仲良くして、ちょっとずるいんじゃない?って思ったりしたけど。江國さんの童話?もっと読んでみたいです。

  • 近くの図書館が、年末最終日。
    仕事終わりに何か借りたい!お正月休みがある訳ではないけど、
    この世間の雰囲気に飲み込まれたく、
    そこで借りたいと思ったのが、大好きな江國香織さんにたどり着いた。

    今の職場に就いて、年末年始休みが無く、それも3回目。
    ここ3年、大好きな先輩が大晦日一緒に過ごしてくれてて、
    その道中でこの作品を読んだ。

    不思議な世界観。
    だって、小鳥が部屋に来て、しかも言葉を喋るんです。
    その小鳥ちゃんが、とっても恋する少女で可愛い気がする。

    絵は荒井良二さんで、小鳥ちゃんのアイススケート姿の絵がとても素敵だった。

    ぼくに、小鳥ちゃんに、ガールフレンド

    ぼくは、小鳥ちゃんの存在に戸惑っていたのだろうか?
    そう見えて、平静を装ってるガールフレンドが何より戸惑ってたのだろうか。

    小鳥ちゃんのわがままは、男女間にとって絶妙なバランスがとれてるのだろうか。

    なんとも不思議な世界観だけど、恋模様が溢れる作品に感じた。
    うまく言う力が無いけど。

    解説が角田光代さんだった。
    作品には描かれていない、ガールフレンドの代弁があり面白かった。
    みんな小鳥ちゃんのことを、ただの鳥ではなく、
    感情ある生き物として、ちゃんと接していた。

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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