ぼくの小鳥ちゃん

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 4968
感想 : 541
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339184

感想・レビュー・書評

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  • 100

    江國香織の不思議ワールド全開。
    おしゃまな小鳥ちゃんと、優しすぎる僕と、清純な彼女。
    江國香織の言い回しが好き。

    小鳥ちゃんのためにスケート靴を編んで用意することや、
    ぼくに合わせて飲んでいる水の名前を変えること、
    エピソードがすべてかわいい。

    絵本みたいだからすらすら読める。でも小さい子が読んでも意味はわからないだろうな。

    20191231

  • 小さい鳥である「小鳥ちゃん」の大好物、「ラム酒のかかったアイスクリーム」のお話です。小鳥ちゃんのキュートさが全開で、読むとほんわかした気持ちになれます。

  • ある雪の日の朝、「ぼく」の部屋に白い「小鳥ちゃん」が舞い込んでくるところからはじまる物語です。なお挿絵は荒井良二が担当しています。

    可愛らしくてわがままな小鳥ちゃんとぼくの日常をえがいた、心あたたまる作品です。「解説」の角田光代の文章も、ストレートに本作に心を動かされるのをたのしんでいることが語られていて、共感しました。

  • 穏やかな時間が流れてすらすら読めました。
    ひたすらに平和な世界。小鳥ちゃんが可愛い。

  • 手のひらサイズの絵本。ぼくと、小鳥ちゃんと、彼女のちいさな世界が広がっている。読む人、読むタイミングによって見方が変わりうる本だなと思いました。「あなたは誰に自分を当てはめて読みましたか?」って読んだ人全員に聞きたい…気になる…

  • ちょっと気取った小鳥ちゃんが愛らしい。さらっと読めました。

  • 江國さんの作品はいくつか読みましたが、私の嫌いな気持ち悪い方の作品でした。
    解説は角田光代さんで、それは良かったです。

  • かわいくてほっこりするお話。
    寒い日にあたたかいココアでも飲みながら読みたい本。

    オルガンのある美しい教会とか、ラム酒のかかったアイスクリームとか、ハンドバッグに入れた赤い手帖とか、あたたかそうなあかりを灯す赤いひさしの小さなレストランとか、ママレードを煮るおばあさんとか…江國さんの文章には、何気ないけれど魅力的な表現がたくさんありますね。
    わたしのツボをどんどんついてきます。

    ハッピーな気持ちになるカラフルな挿絵がまたかわいい。
    荒井良二さんが描かれているんですね。
    荒井さんのイラストもわたしの好みなんです。

    発売日からするとだいぶ出遅れましたが、出会えて良かった本です。

  • 大好きな小説のひとつ。

    ワガママで気が強い、でも寂しがりやでかわいくて憎めない小鳥ちゃん。

    寒い冬に飲む、少し苦いココアのような、

    甘くて、ほろ苦い、冬の日々の物語。

    平成9年に出版された、色褪せない名作。

  • 【初の江國香織】
    小川糸さん、益田ミリさん、小川糸さんに戻ってからの江國香織さんとの出会い。
    (ブクログで「小川糸」検索。この本が出てきました。)

    ・再読してみたい 老人と海
    ・小川糸 - 江國香織 -西加奈子
    ・次作へのハードルの高さ 村上龍の五分後の世界

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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