ぼくの小鳥ちゃん

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339184

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  • ある日突然ぼくの窓辺にやってきた小鳥ちゃん。
    ときどきやってくるガールフレンドと、小鳥ちゃんとの穏やかでキラキラした日々。
    小鳥ちゃんの見せるちょっとした嫉妬や、わがままや、好奇心にどきどきしっぱなしで、私もこの小鳥ちゃんが、大好きになってしまいました。

  • ぼくと小鳥ちゃんとガールフレンドの奇妙な三角関係。
    ワガママでちょっぴり生意気なのに何故か憎めない小鳥ちゃん。
    こういう女(人間)いるいる!とツッコミを何度も入れてしまった。
    女性二人(?)の間を、優柔不断に行ったり来たりのぼく。こういう男もいるよね…。

    何かあると「あたしはあなたの小鳥ちゃんなんだから」とぼくに自己アピール。
    ガールフレンドがぼくの家に遊びに来ると、焼きもちを焼いてちょっと嫌がらせ。
    でもカワイイんだな。
    きっとぼくも同じように思っているに違いない。
    荒井良二さんのイラストがお洒落でステキな作品。

  • 『すきまのおともだちたち』もそうでしたが、様々な登場人物がある中でも主人公がストーリーテラーになる部分は変わらないところ、それがタイトルと合致しているところがなんだか好きです。

  • 「ぼく」の小鳥ちゃんへの感情って、何に近いのだろう。恋愛、父性......いや、やっぱり「小鳥ちゃんへの愛」としか言いようがない。ファンタジーだからこその、ずっと本物らしい感触をもって愛おしさが胸に広がる。優しい気持ちを思い出したくなったら、また読もう。

  • 発売当初からずっと大好き。

  • 久しぶりに。

  • 寒い朝に突然の出会い。
    素敵な お話

  • とても可愛らしく、少し切なく、優しいお話。
    どんな女の子の心の中にも、小鳥ちゃんが隠れています。

  • かわいいかわいいかわいい。
    ぼくと彼女と小鳥ちゃんの三角関係。
    小鳥ちゃんだって女の子なんです。

    挿絵もお話もみんなみんなかわいくて
    さわやかーに癒されるので
    何度でも読み返してしまいます。
    おすすめ!

  • できるだけたくさんときどきにする

    わたしのいちばん好きな本。
    「ぼく」に恋して、「小鳥ちゃん」に嫉妬して、「ガールフレンド」を心底羨ましく思う。

    冬のアパートは、それぞれのこだわりで溢れ愛おしい。

著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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