すみれの花の砂糖づけ (新潮文庫)

  • 3172人登録
  • 3.53評価
    • (258)
    • (262)
    • (755)
    • (55)
    • (9)
  • 252レビュー
著者 : 江國香織
  • 新潮社 (2002年11月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339207

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
吉本 ばなな
江國 香織
江國 香織
江國 香織
有効な右矢印 無効な右矢印

すみれの花の砂糖づけ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 綺麗で透き通っているけれど、どこか闇がある。
    甘くせつない。可愛い。
    江國香織さんの世界観が大好き。
    なんども読みたくなる、そんな作品です。

  • 自由で気まぐれ。
    どこかちょっと虚ろな感じ。

  • ばらばらに散らばった言葉を綺麗に集めた小瓶を眺めているような、そんなきらめきに満ちた一冊。

  • 巻末の解説で町田多加次さんが彼女の何編かの詩を読んで「少し困った気持ちになる」と言っている。

    私は町田多加次という人を全く知らないが多分男の人だろう。

    解説で江國香織より30歳以上年上であることが分かる。

    そうだよなと彼の思いを想像する。

    30歳以上年下の20代の女性の詩がエロティックで「少し困った気持ち」になっているのだ。



    江國香織の詩は初めて読んだ。

    そして好きだと思った。

    小説は独特な設定であることが多く、特に女性主人公の気持ちが理解できない事が多い。

    理解できないというか同調できない。

    読み終わっても不思議な気持ちのままなのだ。

    それでも、読んでいるのは文体が好きなのと選ぶ言葉が好きなんだ。

    でも詩は好きだ。

    女性的でエロティックだなと思った。

    そして少し「ふけんぜん」。


    『きたえられた肉体』の最後、「けんぜんなたましいだね、はがたたないよ」とある。

    それは自分がもっていない美徳への称賛とともに、少し皮肉が込められている気がするのは気のせいだろうか。


    町田氏は『父に』が印象に残っている言っている。

    私も印象に残っている。

    死へ向かう父親に対しての思いが淡々した悲しみが切ない。



    しかし、ひらがなの効かせ方もうまいな、この人。

  • 昨日読み終わって、解説の途中だったんだけど、たまたま見たグレーテルのかまどで取り上げられたものだからもう一度最初から読んで、解説も全部読み終わった。

    江國35歳の時の作品という。
    その時読んでいたらどうだろう。まだわからないこともたくさんあったと思う。今だから読める、わかる、冷静でいられる作品もたくさん。わからないものもあるけれど。
    言葉に出来ない気がしてたけど、こんなにあっさり目の前に出されると、はい、そうなんですよ、がたくさんあった。
    大人になったわたし。

  • 初めて自分で買った詩集、なのかな。

    どっちみち 百年たてば 誰もいない
    あたしもあなたも あのひとも

    結局そういうことなんだよね、と思った。

  • 高校生になって読んだ本

    きっといつまでも読み返す
    白黒の写真をいっぱいに
    詰め込んだような本

    “ あたしはリップクリームになって ”

  • 仏生山温泉に入りながら読んだ本。
    恋に生きてきた人の恋の話。

    湯あたりと相まって、浮遊した世界にいるかのように感じました。ぜひお風呂で読んでみてほしい。

  • 「真実」からの「アメリカンバーのさくらんぼ」「アメリカンバーのさくらんぼ2」の流れが好み。なんてこじゃれた正・反・合

  • 少女と呼ばれていた頃。なんにも知らないふりをして、なんでもわかった気になった。ひとり、を決然と受け入れていた。

    大人と呼ばれて久しい頃。なんでもわかるふりをして、なんにも知らない、本当は。ふたり、を漫然と受け入れている。

    すみれの花の砂糖づけは、甘くて、甘くて、ほろ苦い。

  • 再読。
    実は江國先生にしては珍しい詩集。
    やっぱり胸にズギャーー来るものがありますね・・・。
    やっぱり江國先生の語彙センスたまらなくすきなんだ~~。
    「あたしはリップクリームになって」が特にすきだなあ・・・展開といい・・不倫・・・。

  • 再再々読。クラっとくるぐらい、上手くて。

  • 中身を語るほどの言葉を持ち合わせてないので、自分用のメモとして。

    ・あたしはリップクリームになって(P62)
    最後の一文でドキッと。無邪気さと不倫のギャップ。

    ・父に(P82)
    茶碗の話は、厳しい顔とは裏腹に凄いやさしさ。
    「じゃあもうすっちゃいなよ」言いたいけど、絶対言えない。でも、言いたい。

    ・MAGIC(P98)
    「あなたが気にしても それは あなたの問題です」の冷たさが、強烈な愛に感じる。

    ・願い(P110)
    しあわせってこういうことだ。

  • 表紙、文字の色、書体がすごくいい。
    見た目に惹かれて買ってしまいました。
    乙女心をくすぐります。

    何年か経ってこの詩集を読み返したら、「わたし、大学4年のクリスマスの日にこれ買ってひとりでお酒を飲みながら、おとなな気分に浸って読んでたなーうわー(照)」とか言って思い出すのでしょうかね。

  • 2年前、文庫ガールと、代官山のカフェドロール(今はアンノンクック)の
    コラボメニュー『レモネードガール』を、この本欲しさにオーダーしました。
    カバーに一目惚れした後、中身にもハマってしまった1冊。
    勝手に、甲斐みのりさんの『つまさきだちの日々』とセットで、
    私にとって、最後まで欠かせない2冊だと思っている。

    〈すみれの花の砂糖づけをたべると/私はたちまち少女にもどる/だれのものでもなかったあたし〉

    偶然ですが、P110の詩『願い』には、父が作曲した歌もあります。

    2014年9月1日〜9月29日
    SEE MORE GLASS「夢の本屋」展

  • 遊園地、うしなう、あたしはリップクリームになって、父に、MAGIC、二月五日、私はとても身軽です、無題、つめたいメロンがお気に入り。

  • きれいな言葉。
    だけれど、読み終わると孤独で寂しい。
    だから、強くありたいと願う。

  • 中学生の時に『号泣する準備はできていた』を読んで以来の、江國香織。この人のタイトルはいつもいい。人生恋愛ばっかりの女の人って好きじゃないから彼女の作品は読まないでいたし、この詩集を読んでも江國さんに対するそういう印象は変わらないけど、「日々」なんかよかった。かわいかった。この人は恋愛好きというんじゃなくてどちらかといえば恋愛が不得手なんだけど人恋しいんだな、と思ったらかわいかった。

  • こういう詩もあるんですね。

    詩も江國香織ワールド。


    ***********

    りんかくのきれいな
    やけに正直な男と。
    その男と私は愛し合い

    辞書がかけるくらいたくさんの言葉をついやして語り合い

    野蛮で甘美ですばらしいセックスをして

    死んでも離れないと言い合った。

    **************


    男を好きになると、こういう目になります。

  • 昔読んだ。また読み返したい。

  • 深夜あなたはそこにいて

  • 眺める子供
    うしなう
    また
    父に
    日々
    五時の鐘
    時間

    がお気に入り。

  • 20130823

    トム
    うしなう
    父に
    二月五日
    レストランのバター
    ボート
    無題
    時間
    つめたいメロン
    ぐわりとさみしくなるのでしょう(題が)
    MAGIC

    解説もよかった

全252件中 1 - 25件を表示

すみれの花の砂糖づけ (新潮文庫)に関連する談話室の質問

すみれの花の砂糖づけ (新潮文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

すみれの花の砂糖づけ (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

すみれの花の砂糖づけ (新潮文庫)の単行本

ツイートする