雪だるまの雪子ちゃん (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2013年11月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339276

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雪だるまの雪子ちゃん (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • ある日、空から降ってきた野生の雪だるまの雪子ちゃんの、たくましく、ほほえましいお話。
    とけちゃうようなはかない存在なのに、とても芯が強いのです。
    心の中の家族がいて、とても自立しています。
    好奇心も旺盛です。

    いろんなものを持って体重計にのるところが、ほんとにかわいい。

    わずらわしい大人の世界から離れてこういうものを読むと、心が和みます。

  • 雪子ちゃんは、ある日空から降ってきた野生の雪だるま。
    隣に住む百合子さんと、その友だちのたるさんと一緒にトランプや夜更かしをするのが好き。
    たまに思い立って学校へ遊びにいき、たき火の匂いを嗅ぐとわくわくする。
    そんな雪子ちゃんの、一冬の物語。

    事件が起きるわけでもなく、野生の雪だるまの生活が淡々と綴られるだけだが、しんとした雪景色の描写が心地いい。
    寒い季節の雪だるまの話なのに、心暖まる物語。

  • 野生の雪だるまの雪子ちゃんが可愛くて可愛くて!
    雪子ちゃんの日常を覗いてほっこり。冬といえばこれ!という作品に出会えました*
    雪だるまだから最後は溶けてしまうのかな、それはいやだな、って思いながら読んでいたけど、それはまだ先の話みたい。

    ☆再読記録あり

  • 野生の雪だるまのお話。
    素敵な大人の童話。

  • 雪子ちゃんは野生の雪だるま。ある豪雪の日に空から降ってきて、百合子さんの物置小屋に住みついてしまう。百合子さんの家で夜更かししながらトランプしたり、小学校へ行き子どもたちと雪合戦をし、ひんやりとしたバターを食べ、日々を過ごしていく。
    冬のしかも雪だるまが主人公のお話なのに、なんて温かいのでしょうか。それは雪子ちゃん自身の性格、そして周りの人たちの雪子ちゃんへの愛情によるものでしょう。悪意のない温かなお話。でもそこには冬の冷たさがいつもどこかに顔を出します。それは寂しさや怖さとも違う寒さ。凛とした少し背筋が伸びそうな寒さ。雪だるまのお話は次の日には消えてなくなってしまうのではないかという儚さがつきまといます。でも雪子ちゃんはそんな儚さもしゃんと振り払ってしまう強さも秘めています。だからこの温かさに実を委ねることができるのです。実に素敵なお話でした。

  • 野生の雪だるま、という言葉だけですでにどゆこと!?ってなる。ずるい(笑)。絵本のような、淡い、やさしい、冷たくて甘いお話だった。野生の雪だるまであることに誇りをもって、日々をたくましく楽しく過ごす雪子ちゃんと、その周囲の暖かな人間たち。いつか溶けることはわかっているけれど、今はまだそうじゃない。雪子ちゃんを通して見た世界は、きらきらと輝いていて、きれいなもの、楽しいものが沢山あるんだ、と思わせてくれる。

  • 2013年12月2日購入。
    2017年1月16日読了。

  • 「つめたいおかゆと新鮮なおさかな、それにバターをほんのひとなめ。」かわいい。良い。好き。素敵。

  • 江國香織さんの大好きなタイプの物語!
    恋愛抜きの(笑)ただただチャーミングな女の子が
    上向きの小鼻をツンとさせて自分の意思で行動をする姿がどうしようもなく愛おしいです。

    丁寧な生活力と世界全てを楽しく美しく思う雪子ちゃんが
    かわいくてかわいくて微笑ましいお話でした。

    冬の描写も凛としてて毎冬読み返したい。

  • すがすがしい雪の日。
    奔放だけど礼儀正しい野生の雪だるま、
    雪子ちゃんが空から降ってきた。

    お隣で暮らすことになった、百合子さん。
    そのよき理解者、たるさん。
    小学校の先生と子どもたち。

    雪子ちゃんと愛すべき毎日に。
    きらきら、わくわく、ほおっと一息。

  • ページが真っ白で綺麗なので、汚さないよう丁寧に読みました。雪の上の足跡をたどるような気分でした。こんなに物語の世界に入り込んで浸ってしまったのは久しぶり。雪や冬がすきだから共鳴したのか。雪子ちゃんは火の子が上にのぼることを不思議に思っていたけれど、わたしは雪が下におりてくるのをかつて不思議に思っていたことを思い出した。おもしろかったのは、雪子ちゃんは時計を持っていないので待ち合わせの時間がいつきてもいいように、うんと早起きしたというところ。それはとてもすてきなアイディアだと思った。わたしも雪子ちゃんと同じで、いつかはとけちゃうのだから、毎日たくさん冒険をしなくちゃ。そういう気持ちで朝を迎えられるようになりたい。

  • おしゃまな「野生の雪だるま」の雪子ちゃんが、とても可愛らしかったです。「とけちゃう前に」わたしもたくさん冒険しよう。山本容子さんの銅版画がまた素晴らしかったです。

  • 江國香織さんの文と山本容子さんの絵が素敵な作品。
    雪だるまの雪子ちゃんが主人公なので、もちろん冬の場面が多いのだけど、夏の場面が好きで夏にも読みたくなる。
    雪子ちゃんには行かれない夏という世界。

  • 絵本は元々得意なものではない。文体が苦手。これはおそらく大人向けの絵本だも思う。
    更に江國さんだから書き方が独特で、違和感部分多いのは否めない。
    野生の雪だるまとか、雪だるまは夏に休眠をとるとか、人間と友達になるとか(笑)発想はステキだと思う。
    あと擬音表現の独特さは好み。波の音、風の音、雪の音、今まで慣習で使われていた擬音表現以外を創り出すのは難しいと(私は)思うのに、江國さんは創り出している。だから何度も「ああ、こういう表現の仕方があるんだ」と思った。

    解説の文章は好きではない。けど、所々には好きな箇所があった。

    P.213最後の行
    達磨は禅宗を開いた人の名前で、座禅のしすぎで手脚がなくなってしまったという言い伝えがある
    P.215最後の行
    雪には文明にブレーキをかけ、文化に拍車をかけるような性質がある。

  • 野生の雪だるまの雪子ちゃんのお話。
    雪子ちゃんのマイペースぶりがとてもかわいらしいです。

  • 東京に久しぶりの大雪が降った日に「今日しかない!」と手にした。そういう意味では思い出に残る読書になったな。雪子ちゃん、どこかに舞い降りたのかしら…なんて思いながら。
    山本容子さんの挿絵、最初はしっくりこなかったけど、読んでいくうちに、これしかないかもと思った。
    かわいらしいファンタジー。

  • H26.02.20読了。ある日空から降ってきた野生の雪だるまの話。江國さんらしい独特な擬音など、楽しい^^海を見たり、小学校に行ったり、百合子さんと年越ししたり、ほっこり内容です。冬にピッタリなお話。眠っている雪子ちゃんを私も見たい。

  • 生ざかなとおかゆを食べ、
    夜更かしをしてお友達と遊んだり
    たき火の火の子が舞い上がるのをじっと眺めたりして
    夏が近づいたらつぎの雪の季節がくるまで
    力いっぱい眠りとおす、「完璧な野生の雪だるま」

    野生動物の観察をしているような、
    無邪気な子供の保護者になったような、
    ぴんと張りつめる冬の空気に舞う
    暖かい雪の幸福感。

  • 期待して読んだだけに、やや拍子抜け。雪だるまが主人公や夏に「冬眠」するあたりはさすが江國。雪子とだれが名前付けたのか謎。
    出てくる東京という地名はむしろ不必要と感じた。

  • 雪子ちゃん、可愛いです。野生の雪だるま!?と驚いたのですが、会ってみたいなと思えるような素敵なお話でした。

  • 子ども向け?

    ひらがな
    いっぱい。
    あえてかな?

    それにしても、
    雪だるまが
    生きてるとは…。

    2014.2.4

  • 江國香織の雪だるまの雪子ちゃんを読みました。

    野生の雪だるま、雪子ちゃんが主人公の童話でした。
    雪子ちゃんが空から振ってきたとき、画家の百合子さんと出会いました。
    百合子さんは自分の家の物置を雪子ちゃんに貸してあげることにしました。

    雪子ちゃんは野生の雪だるまなので、食事もするし、家に住んでいるねずみと遊んだりします。
    学校に出かけていって一緒に勉強したり、百合子さんのところでトランプをして遊んだりします。
    かわいい雪子ちゃんの行動がほほえましい物語でした。

  • 野生の雪だるまという存在。びっくりなんですが、何かすーっと入ってくる感じです。
    お隣の百合子さんも年齢不詳で人なんだけど、人じゃないみたいな感じ。
    不思議な世界に放り込まれたみたいですが、出てくる人々がみんないい人でそんな中で雪子ちゃんはマイペースに存在し続ける。心が温かくなりました。

  • 雪子ちゃんかわいい!

    こんな雪だるまと
    友だちになれたらいいなあ

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雪だるまの雪子ちゃん (新潮文庫)の作品紹介

ある豪雪の日、雪子ちゃんは空から降ってきたのでした。そして最初に彼女を発見した画家・百合子さんの物置小屋に住みつきました。雪子ちゃんはトランプや夜ふかしやバターが大好きで、数字が苦手な野生の雪だるま。近所の小学生と雪合戦やなわとびもします。夏の間は休眠するし、いずれは溶けてしまうので、いつも好奇心旺盛。「とけちゃう前に」大冒険! カラー銅版画12枚収録。

雪だるまの雪子ちゃん (新潮文庫)の単行本

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