ぬばたま (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2010年7月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101340319

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ぬばたま (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 読み終わった後に、ふぅっと目を閉じると瞼の裏に色が明滅しています。
    それは、深紅・黄金色に白もありますが
    圧倒的に、黒に見まごうほどの緑が圧倒的な濃さを持って迫ってくる一冊です。

  •  あさのあつこさんは本当にたまたまって言っていいほどワタシの手には引っかかってこない作家さんで、いろいろ本は読みますが今までに読んだのは「グリーングリーン」「桜舞う」の2作だけでした。
     この文庫も、古書店で108円で購入したものの中の一冊です。ワタシにはドスン!というインパクトはなく不思議な話だなあ…って感じでした。しかも、読み終えるまで宮部みゆきさんの作品だと勘違いしていて、「この作品、宮部さんらしくないな~」なんて思っていました。
     山にまつわる、生と死の境界のお話4話です。昔でいう「神隠し」のような出来事についての物語でした。

  • 「バッテリー」系統の著作しか読んでいなかったので、読んでみたが、なかなかどうして!楽しめました。

  • はいはい、楽しい☆1つのクソ本のお時間です。これでも金だして買ってますからね(古本ですが)。

    地方の、死者が集まる山と、その山に関わった人たちの人生の悲哀を連作に。人を食う鬼(?)になっていく元サラリーマン、子供の頃に神隠しにあった友達を探して死ぬ女など、テーマはそれなりのホラー風味の作品だが、読んでいて「はあ?」となることが数度ではすまない。

    というのも、ほぼすべての作品で過去(サラリーマン時代、子供時代など)と現在を行ったり来たりするのだが、何の断りも無い上に、書き出しでぼかしてわかりにくくしている。さらに、情景や行動の説明に主語がほとんどないため、誰がどうしたのかを把握が出来ない。

    また、他の文章では「闇の重みに」だの「青い焰」だの「紅蓮に染まる」だの、中二病的な言語センスに辟易させられる。いろんな人が「惨い」をやたらつかったりねえ。語彙力が無さ過ぎ。

    さらに気になるのが「うぇっ、うぇっ」「カナカナカナカナ」など、ここから怖くなりますよーみたいな擬音類の繰り返しでげんなり。2chで怪談を書いている素人と同じレベルの言語感覚だ。

    そういう中二病的な言葉が "刺さる人"向けに、同人誌として売るのは良いが、こんなものを金を出して買うもんじゃない。

    本筋はわかるので、丁寧な言葉、文章で書きなおせば、それなりに読める話になるのだろう。それを文体でぶち壊しにしたという良い例である。

  • ときどき、こんな人がいるのです。
    山に入ったまま、帰ってこられなくなってしまった人が。

    これはとてもすき。
    自然って癒しとか優しいだけではない。不気味でおそろしい場所でもある。だけどその自然をただ忌避するのではなく、自然が畏敬の対象であることを改めて感じさせてくれる幻想的なはなし。

    一番すきだったのは「四」。
    そこでの朝の光についての文章がなるほどと思った。
    わたしはそれまで朝の光と聞くと元気さだとか温かさを思い浮かべていたけれど、ここでは刺すような光だと表現されていた。それを自分で常に感じるほど山を近い存在として感じていたわけではなかったけど、なんとなくわかる。

    不気味だけど美しい本だと思います。ぞわぞわする。
    自分は現実と夢の間をみたことがない?

  • 山にまつわる四篇のストーリー。
    山に畏敬とも畏怖ともわからない境界があやふやな異界と捉えたもの。
    怖いと云うよりエロかった1話から始まるのが少しとっかかり辛いけれど。
    シックスセンス的な叙述トリックミステリは面白かった。
    閉鎖空間に色々な想いを巡らせるのは楽しいものだ。

  • この人の文章は、潜りやすい。その物語の中に違和感なく入り込むことができる。
    この物語は暗いし辛いしだったけど。

  • うーん?
    短編集
    ほらー

  • 「山」を神秘的で畏敬な存在と捉えた四話の怪綺談。不思議な怖さがありますね。一話目は、繰り返される踊りのフレーズが印象的でした。「左手がひょい 横に流れて 斜めに下がる 右手を翳して」これだけで不気味な感じですよね。背筋がぞぉ~としてきます。気に入ったのは四話目ですね。哀しい話なのに結末に心が温まります。死者を山に還す責を負っていた久美子さん、良かったですよね。

  • 表紙と粗筋で想像してたのよりは怖くなかった。4話目はセツナイ。 全体的にあんま怖くないので楽な気分で読めば良いと思う。あっ、林間学校とかキャンプに持って行って読めば良いかも。 『まんが日本昔ばなし』の怖い話だけ観たいなぁ。

  • 山で消えていく人々の話。
    あまりよくわからなった。

  • 私たちは山からきて、山へ帰るだけ。
    どうか道に迷わず、あの山に抱かれて眠りたい。

  • 人は死ねば 山に帰る ・・・
    不思議な雰囲気が良かった。

  • 何回読んでも、薄ら寒くなるお話ばかり。どこかしら人の欲が見え隠れしてるからかな?

  • 高知の山奥に泊まったときに、旅の供として選んだ。山にまつわる恐ろしい話は私自身も聞いたことがある。すべてを包み込むような優しさと、すべてを呑み込んでしまうような恐ろしさで、山は人を狂わせる。。。おもしろかった。

  • 山に対する恐怖心を掻き立てられた。怖いけれど、納得してしまう話ばかり。

  • 青春小説の名手であるあさのあつこさんが描く山を舞台にしたホラー。
    私の妻の実家が、まさに物語の舞台のような山奥にあり、夜に煙草を吸うため外に出ると、漆黒の闇にそびえる姿と表現不可能な音に、何度となく恐い思いをした。
    生命の源は海にあるというが、死者が還る場所は山なのかもしれない。

  •  蛍が欲しい。
     雰囲気も良い、テンポも良い。でもどこを見て良いのかわからない画面作りの映画みたい。

     雰囲気のためのストーリーの筋がないのは当然とは言え、読み手の気を引く暗闇の中の蛍みたいなものがあるといいなぁと思った。
     単純にエロスでもいいとおもうんだけどね! なんとなくお上品で一歩引いた感じ。でもこの方が綺麗なのかなぁ。好みだろうなぁ。

  • うーんいまいち。途中までは良かったけど畳み掛けでガクンと失速したかんじ。

  • 今までのあさのあつこさんの話(私が読んだことある作品)と比べて毛色が違う雰囲気でした。なんか京極夏彦みたいな感じ…
    難しいわけではないのでその分読みやすかったけど、ぞくぞくしました。
    最後の締めくくりにもやられました。
    また、あさのさんは出身が岡山ということで、岡山越してきて6年の自分にとっては田舎の訛りがかなり親しみやすかったです(>_<)
    「山に還りなさい」なんて言われたらどうしよう…そんな風に考えてしまいます(-。-;

  • 比較的妖しい話は好みなのだけども、これは正直好みじゃなかった。
    電車で移動中の暇つぶし用に持って行ってて、手元にこれしかなかったので読み続けたけど、自宅で読み始めてたらきっと途中で放棄してた。

  • 山にまつわる短篇集
    最後の話が一番好き

  • 歯医者の待ち時間に読むために借りた本である。
    あさのあつこという作者は、
    青春小説を書いているとしか知らなかった。
    だから幻想的な物語と書いてあったので、
    ファンタジー的なものを期待していた。
    ところが…

    途中で何度読むのを止めようと思ったことか。
    私には、怖いというよりも気持ち悪かった。
    山の怖さではない。
    人の怖さ、おぞましさ。
    特に1話目の気持ち悪さはひどかった。

    4話目で少し救われたかな。
    それでももう読みたいとは思わない。

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ぬばたま (新潮文庫)の作品紹介

ときどき、こんな人がいるのです。山に入ったまま、帰って来られなくなってしまった人が-。仕事も家族も失い、絶望のうちに山を彷徨う男が見た恐ろしい幻影。少女の頃に恋した少年を山で失った女の、凄絶な復讐。山で見たおぞましい光景が狂わせた、幼なじみ三人の運命。死者の姿が見える男女の、不思議な出会い。闇と光、生と死、恐怖と陶酔が混じり合う、四つの幻想的な物語。

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