食べもの屋の昭和―伝えたい味と記憶 (新潮文庫)

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著者 : 岩崎信也
  • 新潮社 (2011年4月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101341415

食べもの屋の昭和―伝えたい味と記憶 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 天ぷら:江戸時代は銭湯上がりにちょいと一つ二つつまむ手軽な食べ物で良い料理屋では出さなかった。海老は夏が旬で冬はなかった。値段が高くて良いなら「サイマキ」を使うし、そうでなければ「芝えび(ほとんどが伊勢湾産で”芝箱”といって生きたまま木箱に入って来る)」を使った/”蕎麦と煎餅は音を出して食え!”。蕎麦屋の付け汁の醤油:昔は二週間くらい寝かせて砂糖、味醂を加熱して水飴状にして、非加熱の醤油に混ぜ合わせる「生がえし」を行って角を取ったが、今は防腐剤が入っているのでできない/合鴨:よく鳴くので「ナキ」という。ア

  • 谷崎や永井荷風の小説や随筆に出てくるようなお店が取り上げられているのか・・・と思って手にした一冊。
    老舗の食べもの屋の店主にインタビュー取材をしてまとめた本。
    昭和外食史というほど、体系だってはいないけれど、東京だけでなく、大阪、京都、札幌のお店が取り上げられている。
    取材したのは1990年前後。
    文庫になったのは数年前のようだけれど、実際はもう20年前くらいの内容。

    昔の食材はよかった、昔はのんびりした時代だった(夏の食材が手に入らない時期は二ヶ月店を休んでいたなどという話が一軒だけでなく出てくる)という話が多いのは、まあ、仕方ないかな、といったところ。
    そんな調子だと、現在多くの店が閉店してしまっているのか・・・と思ったら、巻末の資料に寄れば、店じまいしたのは1軒のみ。
    そこはさすが、老舗なのだなあ、と感心。

  • 小さい頃に感じた昔ながらの飲食店を美化無く誇張無く紹介しているだけなんだけど、文間から店主のスピリッツが垣間見られる。老舗と言われるほど格調高い店って訳でもないがちょっと敷居が高い、こーゆー店ってホント減ったよなぁ。

  • 日本の老舗飲食店の主人たちを取材した本。
    読んでみて感じたのは、まず、東京のお店は震災と空襲という二つの大変な時期を乗り越えているということ。
    戦後は食材に苦労したり、店舗を持てず屋台でお店を開いたりしていた方もいらっしゃいました。
    それから、戦後の経済成長で社会が変化していく中で、「うちの味はこれだ」と守り続けていくことの大変さ。
    暖簾を守るというのは、ただ単にお店を続けるというだけでなく、店の味や店の歴史、代々受け継がれてきた誇りを守ることなんだなと思いました。
    20年ほど前の取材らしいですが、この本に載っているお店が、今も変わらずにいることを願います。

  • フランソワが載っていたので。
    江戸から明治、大正、昭和、平成にかけての食生活の変化が知れて興味深かった。

  • もう少し写真が多ければ良いのにと
    料理のイメージがイマイチ掴めない
    老舗のプライドとジレンマはよく分かりました。

  • 値段が高いだけの高級店とは違った、老舗の凄味が凝縮されている。日本人が大切にして来た食も、そのうち滅びるのかなぁ。こういう作品を読むと、池波正太郎の食べ物エッセイを読み返したくなる。

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