- Amazon.co.jp ・本 (585ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101343112
感想・レビュー・書評
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船戸作品で最も好きな作品です。
ストーリーにスピード感もあり、読んでいて非日常のハードボイルドの世界に誘ってくれます。
もう戻れない!!!
イスラム社会のお勉強にもなります!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
壮絶。
日本にはない住環境というか、
平和な日常に慣れ切っている僕たちには
考えられない日常が壮絶すぎる。 -
イスラム革命後のイランを舞台にした年代記。
目立つ登場人物は何人かいるが、主人公はいないように思う。数多くの登場人物に加え、複雑な情勢と単純そうで一筋縄でいかない利害関係で、この先の展開が全く分からない。
中東の砂の中の街並みや戦闘風景がありありと目に浮かぶような描写。あっという間に登場人物が殺されて舞台から降りていく。人の命が軽く感じられる。絶え間なく抗争が続いていくが非常にドライな空気を根底に感じた。 -
これは、面白い。
サミルの部分がうまく書かれていると思う。 -
イメージが焼き付いてて、2年たっても少し残っている。たぶんまた読む。
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名作
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20年以上ぶりの再読。固有名刺は変わったもののイスラム主義もクルド民族問題も未だ打開できない現実のせいか、本作から一向に古びた印象が感じられない。これはきっと不幸なことだと思う。
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船戸与一の一押し。
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素晴らしい.