南冥の雫 満州国演義八 (新潮文庫)

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著者 : 船戸与一
  • 新潮社 (2016年6月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (618ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101343273

南冥の雫 満州国演義八 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • かつて満州の大地を蹴り疾駆した浪漫は、遥か南冥の地で覇道の夢の果てに、静かに骸を晒した。
    哀しい。
    いよいよ最終巻が楽しみだ。

  • 1928年~1945年の17年間の満州の歴史。登場人物4兄弟の視点で語られる。満州事変から第二次世界大戦終結までの流のなかで、南京事件、張鼓峰事件、ノモンハン事件、葛根廟事件、通化事件と有名な事件が次々と起こり、4兄弟それぞれの立場で事件と向き合う様子が描かれる。満州の歴史を詳しく知らなかったので、勉強になった。何が正しくてなにが正しくないのかなんてだれにもわからないと感じた。

  • 舞台は満州から東南アジア。兵站を無視した作戦に、末端兵士が翻弄される。馬賊の二郎はインパール作戦で死亡。

  • ついに第八巻まで読み終わってしまった。
    満州から始まったこの壮大な歴史小説も、残りわずか。
    満州国の最後を船戸与一がどのように描くのか、とても楽しみです。

  • 太平洋戦争、ミッドウェー海戦以降悪化する戦況、そして欠乏する物資、声高に精神論をとなえる政府・軍部、破滅への道をたどる日本が克明に描かれる。

    そして、その状況を映し出す様にこれまで歴史を見る役目をしていた敷島四兄弟も、歴史の波に飲み込まれ、破滅への道を突き進んでいる。

    最終巻は、間垣が敷島四兄弟に深く関わる理由が明らかにされる様だ。敷島四兄弟はどうなっていくのか?どきどきしながら最終巻を待つ。

  • 船戸与一の遺作となった歴史冒険小説の第八巻。自らの死期を知りながらも、命を削りながら綴った圧巻の大作。船戸与一が歴史冒険小説を書いたというより、船戸与一が自ら歴史を創ったと言っても良いくらいの濃厚な作品である。

    まるで間垣徳蔵に誘われるかのように、敗戦濃厚な戦争の渦に巻き込まれていく、敷島四兄弟。船戸作品に薔薇色の結末を期待してはいけないのだが、この巻で敷島四兄弟が破滅への道を突き進む姿がより明確になった。

    役人の太郎は自らが撒いた種で危機を迎え、大陸浪人の次郎は期せずして囚人部隊を率いてインパール作戦に加わる。陸軍少佐の三郎にもソ連の脅威が迫り、四郎までもが関東軍に召集される。

    残すは最終巻。まさか…結末を考えるだけで暗澹たる気持ちになるが、読まずには居れない。

  • 2017年2月16日読了

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南冥の雫 満州国演義八 (新潮文庫)の作品紹介

ミッドウェー大敗と本土初空襲。それは帝国の翳り。四郎は比島で抗日ゲリラの憤怒を体感した。少佐となった三郎は変転する戦を見つめ、太郎は自らの罪過が招いた惨劇に震えた。そして敷島次郎は劣弱な囚人部隊を率い、インパール作戦に加わる運命にあった。若き日駆け抜けた満州、彼の地より遠く離れた緑の地獄で男は何を想うのか。食い破られてゆく絶対国防圏。白骨連なる第八巻。

南冥の雫 満州国演義八 (新潮文庫)はこんな本です

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