人生、成り行き―談志一代記 (新潮文庫)

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著者 : 立川談志
  • 新潮社 (2010年11月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101343358

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人生、成り行き―談志一代記 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 言わずと知れた立川談志さんをインタビュー形式で語った自伝小説。
    談志さんがお亡くなりになる数年前、談志さんが自身の衰えを感じつつ語られた編年体の半生記であり、落語ファンならたまらない一冊だと思います。
    談志さん自身が執筆したわけではないので、談志さんの言葉そのままではないですけれども、プロの方が執筆しているので文章が綺麗で読みやすいです。
    立川談志さんは子供のころからはちゃめちゃな方だったみたいで、高校生で落語家に弟子入りした話などは行動力や勇気はほんとに尊敬です。そして意外と器用で、天才肌。それと落語に関しての情熱は非常に凄いと感じました。選挙の話も面白かった。
    談志さんが大活躍された期間には生まれていなかったので談志さんの生きざまを完璧には理解しているとは言えないけれども、それでもこの人の人生は破天荒ではちゃめちゃで、そして非常に面白いと思えました。
    そしてこの本でしか読めないのは談志さんのおかみさんにまつわる話。これはもう最高です。

  • 年末ドラマ「赤めだか」キッカケの談志本。 なんと言っても、最後半の志の輔との対談。一番弟子への最大級の賛辞がイイ。 闘病期にあって、遺言と読めなくもない、毒が有りながらも想いのこもった褒め言葉。 破天荒な生き様と、一門への愛情が詰まった一代記。

  • 惜しい人を亡くしたとつくづく思う。爆笑必至の一冊。

  • 後半がとても良い。
    志の輔らくご見に行きたい。
    パーソナリティと作品の話が深い。

  • 【本の内容】
    立川談志。

    そのセンスと頭脳で落語に革命を起こし、優れた弟子を世に送り出した、まさに至宝である。

    五代目柳家小さんへ入門、寄席・テレビで人気を得、時代の寵児となる。

    政治の季節を過ごし、芸に開眼。

    落語協会分裂騒動ののち、自ら落語立川流を創設する―。

    談志が、全幅の信頼を寄せる作家・吉川潮に、波乱万丈の人生を語り尽くした。

    弟子代表・志の輔との対談も収録。

    [ 目次 ]
    第1回 落語少年、柳家小さんに入門する
    第2回 “理不尽な世界”の前座修業
    第3回 二つ目小ゑん、キャバレーを席捲す
    第4回 結婚、そして先を越された真打昇進
    第5回 だから政治家になってみた
    第6回 選挙くせものこわいもの
    第7回 この時、芸に“開眼”した
    第8回 落語協会分裂、立川流創設へ
    第9回 談志落語を自己分析すれば
    第10回 落語家という人生―ゲスト/立川志の輔

    [ POP ]
    終戦の翌年、小学5年生で初めて行った寄席に夢中になり、16歳で五代目柳家小さんに入門。

    後に立川流を創設した革命者が、入門、結婚、落語協会との決別など波乱万丈の人生を語る。

    聞き手は作家の吉川潮氏。政治家経験を経て新たに芸に開眼するなど、技芸へのたゆまぬ挑戦とそれに伴う人生哲学、芸人同士の逸話が面白すぎる一代記。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 思わず手に取った本。立川談志の一代記。自分で思っていたより喪失感がすごくてビックリしてます。影響力のある人だったんですなあ。

  • 立川流顧問 吉川潮が聞き手になり、立川談志が少年時代から2007年現在までの人生を10回に分けて振り返る。
    各回には時代時代の家元の写真が。
    芸に開眼した40代頃の家元の高座での写真(P.137)には実に色気が漂います。
    ウィスキー片手にステテコの小さん師匠と二人で写る若き日の写真(P.23)は、親子のような兄弟のような関係が伺えるいい写真です。
    国会議員時代の母親とのツーショットや、新婚時代の愛妻とのツーショットでは笑顔で親孝行、妻孝行しています。
    その当時のエピソードや心境を、立川談志が気心知れた吉川潮相手に自然体で語りながら人生を振り返ります。

    志ん生に憧れた永遠の落語マニア。
    フラ(独特で滑稽味のある話し方)や佇まいで笑わせる芸人になりたくて。なれなくて。
    センスと理論で芸を究める男。落語気違い。
    落語を「業の肯定」と定め「イリュージョン」に昇華させた落語家 立川談志の物語。

  • NHKのドラマを見ました。小出恵介熱演!立川談志さんの口調やくせを勉強して落語を勉強して…乗り移ったかのようでした。相当努力したんだろうなぁ感動。ドラマ前編とおして立川談志さんを尊敬してるのが伝わる。

  • しをんさん書評
    ・胸に決めたひとつのことを、ひたすら追求し続けるのは、楽しいけれどさびしいことだ。あまりにも高度と深度があるので、そのひとがどこを目指しているのか、周囲の人間には計りしきれない。しかし、そのひとが「なにかすごいことを実現している」ということだけは、しっかりと感受できる。前人未到のの境地を、そこには板れないものにも感じ取らせてくれるひと。人間の心の謎に迫り、まったく見たことのなかった風景を垣間見させてくれるひと。その力のある人こそ、天才と呼ぶのだろう。

  • 『談志最後の落語論』等、他の著書にも触れている人には、重複する内容が多くて退屈に感じるかもしれないです。

    ですが、聞き手が吉川潮さんだけあって、映像で見る談志とは違った談志の一面が見られるインタビューでした。

    本人が酔っているせいですかね。弟子の志の輔をこんなにもほめる談志はなかなか見られないです。

  • 落語には詳しくないのだが、それでも立川談志という稀代の落語家がいたということは知っている。
    わからないからといって敬遠するタチではないのだが、この本だけは、落語界の事情に詳しくなっから読むべきだったと思った。

    それでもすいすい読めたというのは、インタビューの書き起こしとはいえ、談志の語り口のリズミカルさのたまものなのだろう。

  • 落語に見せられた松岡少年が、入門し、政治家となり、立川流家元となり、そして晩年まで・・・を語る話。
    なんとなく随所に触れられているけれど、一昔前の落語家とか、芸人って、それこそ「人の道を外している」と受け止められていたから、それこそ突き詰めていくしかなかったのでは。で、己に忠実に突き詰めていったのが、「立川談志」、と語れるほど落語も何もまだわかっていないが・・・・。
    こういうキャラクターの人って、師匠や弟子にどう接しているのだろうかと思っていると、(かつての)師匠には「下手くそ」といってのけるし、弟子立川志の輔はべた褒めだし、それもまた突き詰めた結果なのか・・・。
    これから勉強します。

  • 長野の光風舎です。
    私がこんな風に生きるとこうなるという見本のようなものです。

  • 談志の歴史を知れた、という感じがした。新幹線の中で読み終えた。自分の中で、どんどん落語の興味が、落語の興味というよりか落語に関わる人達への興味が、芽生えている。(12/5/6)

  • 何冊か読んだ後だと、話が金太郎アメだ。そりゃ、同じ人だもん、あたりまえか。
    自分は自分、自分が一番(いい意味でね)、みたいな発想を持ちたいな、と思う。人からも「あいつだからしかたねぇ」って言われたら、なんだかんだいって、本望だよね。さすが談志師匠。

  • 談志の対談。気心の知れている聞き手なので、素が出ているように感じられ、楽しく読めた。

    政治家時代のエピソードもあり、落語家協会を出たときの話もあり、奥さんとのなれ初めもあり、読みごたえのある一冊。

  • 落語、見てみたくなりました。

  • 立川談志がインタビュー形式で自分の半生を語る。
    立川談志という人間の面白さが伝わってくる。弟子の志の輔との対談も面白い。
    ただ、談志は映像の方が面白い。談志落語は映像に限る。

  • イメージでしかほとんど知らなかった談志さんの人間像、落語への想いなどが本当によく伝わってきた。対談をそのまま文章化したものなので、よりホンネが見えるのかも。
    落語家談志の力を自ら認めつつ、肉体の衰えから来る迷い不安。意外な素顔に驚きつつも、本当に落語を愛していたんだと感動!談志さんの偉大さに触れました。
    改めて合掌です。

  • もう、おもしろい、おもしろい、おもしろい!
    志ん生の生涯も壮絶なものだったが、談志もとんでもなく破天荒な人間だったようだ。落語で大成した人の生涯っていうのはこういうものなのか。
    噺を聞いたことがないので、当たり前だが噺を聞いてみたいと思った。残念ながら先日(2011年11月21日)亡くなってしまいましたが…。

  • 落語立川流家元・立川談志が語る自身の一代記。型破りだの破天荒だの評される抱腹絶倒&壮絶なエピソードを面白おかしく読み進むうちにハッと気付かされるのは、「芸能としての落語の寿命を100年延ばした」といわれる天才の狂気ともいえる落語愛。人並み程度にしかその至芸には触れてこなかったけど、追悼も込めて2011年~2012年の年末年始は、談志落語にどっぷり浸ってみたい。そういえばこの本、新潮社に勤める僕の大学時代の親友が編集者。知らずにクレジットを見て驚くと同時に、「チキショウ、いい仕事やりやがったな♪」

  • 信頼しきっていた吉川顧問に家元のいろんな本音を披露されている貴重な本。これからこの伝説となる人物を表現するいろいろなものが出るかもしれませんが、基本はここに書かれていることなのでしょう。談志さんの人柄が少しでも理解できて嬉しいかもしれません。2011年初冬ご逝去、ご冥福をお祈りいたします。

  • 談志晩年の風景を垣間見るには、最良の一冊では。彼は彼自身の「業を肯定」できたのか? 納得する「イリュージョン」の境地に行けたのか。否、それは残されたものに投げられている。

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人生、成り行き―談志一代記 (新潮文庫)の作品紹介

立川談志。そのセンスと頭脳で落語に革命を起こし、優れた弟子を世に送り出した、まさに至宝である。五代目柳家小さんへ入門、寄席・テレビで人気を得、時代の寵児となる。政治の季節を過ごし、芸に開眼。落語協会分裂騒動ののち、自ら落語立川流を創設する-。談志が、全幅の信頼を寄せる作家・吉川潮に、波乱万丈の人生を語り尽くした。弟子代表・志の輔との対談も収録。

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