さん さん さん―障害児3人子育て奮闘記 (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2010年12月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101343853

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さん さん さん―障害児3人子育て奮闘記 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 著者の佐々木さんのあとがきを読んで、恥ずかしながら36歳の男が泣きました。
    泣いたって、一粒二粒じゃないです、大泣きです。
    吐きそうになるぐらい泣きました・・・・恥ずかしながら。
    「この本に出会ってくれてありがとう」



    ・・・・こちらの方こそ、あらためて自分の幸せを自覚させていただきました。



    佐々木さんの3人のお子さんはすべて障害児。



    長男の洋平くんは、医師に「左脳がほとんどない状態です」と言われ



    二男のダイくんは、高機能自閉症。



    三男の航くんは、知的障害を伴う自閉症。



    自閉症だったり、発達障害だったり

    学校に勤務するものにとっては日常のように聞き慣れた言葉で

    実際にクラスに2~3人は、そんな障害をもった子たちがいます。



    ただ、自分がその子たちの親に進んでなれるか・・・・と言ったら全く「はい」という自信が

    僕にはありません。

    それでも、自分の娘たちがそんな障害を持っていたら

    育てるんです。親ですから、当たり前です。




    親になるってことは、そういう覚悟を持つことなんだと

    あらためて感じました。





    この本は、子育て真っ最中のお父さん、お母さんにぜひ読んでもらいたい1冊です。



    そして結婚し、子どもをつくるか迷っている人たちにも

    ぜひ読んでもらいたい。



    ちょっと怖くなってしまうかもしれませんが

    親になるってとっても大変だけど、こんなにも幸せなことなんだということが伝わると思います。



    生後4か月目に入ったあ~さんは、「エンジェルスマイル」を始めました。

    エンジェルスマイルは生まれながらに持っている原始反射の1つですが

    そうと分かっていても、あの笑顔を見ると心がとっても穏やかになります。

    子どもを育てながら、自分も育ててもらっているんだと感じる最近です・・・・・

  • ぇー、なんか、衝撃。
    生んだお子さんが、3人が3人とも障がいを持って生まれてきた、とか。
    そんなこともあるのか!
    て感じでした。
    しかも、皆、障がいのポイントも、重さも違う。
    次男の子は、障がいと言いつつも難しいことも理解しているし、仕事もしている。だけどやっぱり、一般の人が難なくやれることはやれないし、大変。
    当たり前だけど、こういう、知的障がいのような状態でも、引っ張る会話をできる人もいるんだゎな。
    視覚障がいの方は、大分今の環境ではそれなりに近くにいるのでなんとなく当たり前のようになって馴染んできているけれど、知的障がいの方は小学校で同じクラスに1人いたのみで、その後実は接点がないまま来ているから、あまり正直なじみがなかったりする。
    でも、なんか、この本を読んでからそういう人を見かけたら(たまたま今日、お一方見かけたわ。信号の押しボタン押して、押しときましたぜ!お疲れ様です!って、そばに立ち止った人に話しかけてた。すげぇ。)、妙に受入度が高かった気がする。
    (先ほどの方には、おぉ、ありがとうよ、って思わず小さくお礼をつぶやいた。←自分向けじゃなかったので)
    そういう意味で、なんていうか、自然に学んだなぁっていう本でした。

    皆、遅かろうと、成長するんだよ、って本でした!

  •  長男は重度心身障害、二男は高機能自閉症、そして三男は知的障害のある自閉症。
    この三人の障害児を育てたお母さんの本。

    子供さん達が生まれたときから16年間の様子、あとがきでさらにその4年後の様子を書いています。
    ユーモラスな文章で、手紙というコンセプトがあるからかすっと内容に入っていけました。
    著者の佐々木さんの周りには力を貸してくれる人たちがたくさんいる。
    子供さん達の成長を一緒に喜んでくれる人もたくさんいる。

    心無い人の言葉や行動に傷ついたり、怒ったりしてるエピソードもあれこれ書かれていました。
    最後まで読んで思ったことは、人を引き寄せる力のある人はすごいな、ということ。
    まさにそんな感想を持ったお母さんでした。

  • 3人のお子さんが、障害を持って生まれて、でもそれぞれに困難さが違う。
    それを個性として、受け止めるのは、なかなか難しいなと感じたり。大人より、子供の方が素直で、でも本質を知ってる。
    大変さとか、単純な感動ものとは違って、キラキラしたお母さんが、ちょっとフシギな子ども達の生活を、おもしろエピソードと共に紹介。
    一人で生きてないって感じる、やっぱり親バカっていいな。

  • 内容は、本のタイトルの通り。
    お子さん3人、全員男の子。もうそれだけでも「大変そー」と思うのに、障3人全員害者。(それぞれ異なる)

    えええーっ!!!本当ですか!?
    どうやって育てたんですか!?
    と、びっくりだったのですが、読んでみるとまあ明るい。
    作者の方は広島の方なのですが、ちょいちょい自分自身につっこみつつ子育てをされている。
    ご主人に支えられ(のんびりしていてすごくいいご主人!)、周りの方々に助けられ、学校と時にやりあったり時に協力しあったり。
    子育ては、子供の人数や状態がどうであれ、多少なりとも大変だというのに、端から見れば「どんだけの困難・・・」という状態を明るく強く乗り越えて。もう・・・・、ただただ尊敬・・・・・。
    そして、共感した一文が
    「私達はいつから子にとっての『親』の分量が親にとっての『子』の分量を超えたのだろう」という内容(うろ覚えなので正確ではありませんが)。
    そうなんですよね・・・。
    私もまだまだ親の「面倒をみる」とまではいかなくてももっと労わったりケアしたり親孝行したりしなければならない時期なのに、自分が「親」の役割をするのに必死で、全然できてない・・・・。

  • 涙もあるけど、笑いもあり救われた。
    著者が、「わたしは強くない」「ごく普通の主婦」みたいのを繰り返し書いていたけれど、子供たちにとっては、頼りがいのある立派なお母さんだと思う。3人のお子さんすべてに障害があったのはたしかにお気の毒ではあるが、パートナーや周りのサポートに恵まれている点はうらやましい。

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さん さん さん―障害児3人子育て奮闘記 (新潮文庫)の作品紹介

いかなる運命のいたずらか、授かった3人の息子はみな障害を持っていた。時に他者の無理解に泣きながらも、優しい父さんと3人の成長を喜び、手探りの子育てを続けるうちに、かつての「平凡な女の子」は、「非凡な母」へと成長した。事件の連続のような日常から、ユーモラスな筆致で宝石のような瞬間を掬い上げ、「障害は不幸のモトではない」ことを教えてくれる珠玉のエッセイ。

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