「できません」と云うな―オムロン創業者立石一真 (新潮文庫)

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著者 : 湯谷昇羊
  • 新潮社 (2011年3月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101344911

「できません」と云うな―オムロン創業者立石一真 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 日本人として、立石一真という経営者を
    知っておかなければならないと思う。

    仕事に対する姿勢、
    先を見通す力、
    物事のとらえ方、考え方、

    立石氏の生きた人生そのものが
    我々の教材となる。

    本当にいい本を読んだと思う。

  • オムロン創業者の立石一真氏の本です。
    「できません」と云うな、ということで、開発者魂を存分に発揮した、立石氏の哲学が学べるのかと思っていましたが、あまりそういうテイストの本ではなく、どちらかと言うと伝記に近い感じでした。
    自分の会社のことをあまり詳しくは書けませんが、うちの会社は「社会貢献」よりも「利益重視」の面が強いものですから、この考え方は新鮮で面白かったです。
    本全体を通して、お!!と思う部分は少なかったのですが、全体を読むとなんとなく力が沸いてくる本ではあります。
    正直、期待してたものとは違いましたが、なんか捨て置けない、それが正直な感想です。
    http://nagoemon.blog56.fc2.com/blog-entry-519.html

  • 『「できません」と云うな』は、オムロン創業者である立石一真の言葉。立石電機の総帥として名前は聞いてゐましたが、かくもスゴイ人物であるとは、本書を読むまで知りませんでした。
    「ズボン・プレス」に始まり、無接点スイッチ、マイクロスイッチ、電子信号機、自動食券販売機、駅の自動改札システム、電動義手、電子医療機器...大手でもまだやらなかつた事業を、まだ中小メーカーだつた立石電機が次々と実現してゆくさまは、感動すら覚えるのであります。

    立石一真は、会社の利益を第一に考へなかつた。社会に貢献できる企業を目指したのであります。言うは易いが、中中難しい。大企業となつた会社が、利益を社会へ還元するといふケースと違ひます。倒産の危機も迎へるほどの中小メーカー時代からそれを実行してゐるのですから。
    ゆゑに、どんな注文も断らなかつた。大手企業もまだ出来ないものでも、非常識なほど短い納期でも、まづは「やつてみませう」とばかりに引き受ける。お陰で技術陣は大変だつたらうが、その分鍛へられたことでせう。

    松下幸之助や本田宗一郎に匹敵する技術系経営者と言はれますが、本書を読めばそれがすんなりと納得できるでせう。立石一真の生き方を多くの人に知らせたいといふ著者の望みを十二分に叶へる一冊と申せませう。
    ぢや、さよなら。

    http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-254.html

  • 以前カンブリア宮殿でオムロンの特集を見てからずっと気になっていた創業者立石一真氏の半生を書いた一冊。

    より良い社会を作るという社憲を作った氏のベンチャー精神は並外れてたものがあり、卓越した先見性もさすがだと感じました。まだ、ATMが普及した時代にキャッシュレスの構想を抱いていたことには驚きました。
    交通管制システムや自動改札など今の生活にとってなくてはならないシステムを開発するだけでなく、障害者雇用にも積極的に取り組まれた姿勢も日本を代表する経営者といって間違いないと感じました。

    ドラッカーや大前研一氏といった著名な経済人とも交流が深く、氏自身も色々な経済団体で活動されていました。
    本当に生活が一変するための経営に対する姿勢や考えが本書を読んで氏から学べた一冊でした。

  • ドラッカーも絶賛した日本人経営者・オムロン創業者立石一真の一代記。

    社長が「できませんと言うな」と叱咤激励を飛ばし、社員を引っ張っていく話かと思えば、社員全体で「出来ないことはない」という気持ちになり困難をどんどん越えていくと言うチーム作りが凄い。

    時代も違うとは思うが、「休日返上は当たり前、時間外など気ににたことがない、休日返上して研究や開発に明け暮れた。責任を持たされ、大きな仕事を任されているだけにやりがいもあったし、面白かった。」
    というエピソードに昭和初期の日本を良くしていくエネルギーを感じ、また最近の「大物居ない論」も頭によぎる。現代では、悪い物を排除するため、規制・コンプライアンスなどで自由度が無くなり、結果突出した人物も出にくいのではと。価値観の多様化も現代人が迷い、ブレ易い一因か。

    以下覚えておきたい点

    驚いたエピソード。開発担当者に向かって「国鉄さんに『それなら立石にあるから見においで下さい』と言ってきた。三日後には見に来るから、頼むで」「そんな機会どこにありますんや」三日で完成させろと言う意味だった。当時の立石電機は、研究陣も販売陣も怖いものなしで、顧客からなにか要望があれば「それならできます」と引き受け、すぐに開発指令をだした。

    立石電機が開発した鉄道駅の自動改札システムは、世界中で利用されているインフラとなり、人類社会に貢献したことが認められた。

    一真は立石電機の技術を健康にも生かしたいと考え「現代人の最大の悩みである『不治の病気』を治す機械と施設の製造販売をやる。我々がこの新しい仕事に成功することは、最大の社会奉仕であり、またこれをなしうる実力を、経験と技術と資本の蓄積で持っていると信じる」と健康工学に乗り出していく。

    「最もよく人を幸福にする人が、最もよく幸福になる」

  • 立石一真氏のことは知らなかったが、タイトル「「できません」と云うな」 に惹かれて読んでみた。すごい!だけでなく、最後は感動した。

  • 立石一真は偉大な創業者だと感じた‼

  • すごい経営者。
    社憲が素晴らしい。

  • オムロン創業者の立石一真を、彼の死後感銘を受け著者が調査して記したもの
    幾多の苦難を乗り越えて、ここまで幅広い分野に展開してきたことがよく理解できる
    経営者の最も重要な仕事は、「未来の新しいマーケットを開発することである」というのが一番残った
    これは新しい発見ではないが、腹に落ちるか、落ちないか、腹を決めるか、決めないかだと再認識
    このようなベンチャースピリットで未来を創造する活動が、モジュラー社会だからこそものづくりにとらわれず、必要だと感じた
    単に読み物としても大変面白い

  • 立石一真という経営者を知らなかったが、この本を読めば読むほど、ベンチャーの頃のオムロンの経営方針曲げてはならない理念、決断すべきときのスピードなどを理解することができた。迷ったときにはまた、読み直したい。
    とくに、時期に応じた組織のあり方、必要な役割の配分などは参考になる。

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「できません」と云うな―オムロン創業者立石一真 (新潮文庫)の作品紹介

のちに一大企業グループを育て上げた男も、スタートは京都の小さな工場だった。戦争を乗り越え、家族の不幸、倒産の危機も克服し、世界に先駆けた発明と製品開発を次々に実現。高度成長とともに我々の生活に欠かせなくなった自動改札、信号システム、CD、ATMから健康器具までをも世に出してゆく。晩年まで、あくなき挑戦をつづけた男の原動力とは何だったのか。渾身の一代記。

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