ディズニーから勝手に学んだ51の教訓 (新潮文庫 ほ 20-2)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101346724

作品紹介・あらすじ

早大漫研の後輩達を従え、東京ディズニーリゾートを調査すること20年。TDRを熟知した著者が苛烈な調査の日々で目撃した衝撃の光景、そして教訓を厳かに語り始めた。5時間待ちで3時間が過ぎた時にカップルに起こった悲劇、仮装期間中にゴスロリの恰好で来場した娘に起きた惨劇、ショーを近くで見せてやろうと思った親心に幼子は…。夢いっぱい教訓もいっぱいの浦安なのだった。

感想・レビュー・書評

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  • ディズニー力を持っている男子はどのぐらい居るのか?
    デートの最中に自分の都合で彼女を一人だけにしてしまった場合、修復できるのか
    非公式の隠れミッキーは、公式の隠れミッキーの何倍か?
    パークの近くを飛行機が飛んだ場合、花火の中止率はどのぐらいか?
    「昔は絵を描くのが苦手、でも今は好き!」と言う人は居るのか?
    ホテルミラコスタで結婚式を行うカップルは増加傾向?一定?減少傾向?
    浦安市民の成人式の記念品にディズニーキャラクターは描かれているのか?
    雪掻きを行うルートなど、雪の日の作業マニュアルはあるのか
    スニークを行う回数は決まっているのか
    3人はFPを取れたけど、2人はFPが取れなかった“途中終了”に遭遇した場合は対応してくれるのか
    ホーンテッドマンションで大広間に通される時間は13分毎なのか
    ミッキーの家などキャラクターグリーティングで人数を聞かれた際に一人ずつ、と言う意味で「1人です」と言う人はどの程度居るのか
    パークからの帰り道の途中でビールを飲みたいと思う人は居るのか

  •  世の中の重大なこと、些末なこと、あらゆることを調査し、本に書かれている堀井憲一郎さんによるディズニー調査本。

     下らない(これは誉め言葉)、超ゆるい(これも誉め言葉)内容と文体で、よくもまあ、これだけのことを調べてきたんだとある意味感心します。
     興味ない人間から見たら本当にどうでもいいことを緻密に調べあげるのが堀井さんスタイルか。

     夢の国ディズニーランドで勢いで結婚し、あっという間に離婚した漫画家と芸人カップルの話がありましたが、解説がその当人とは。なんとも笑える。
    「教訓21 勢いだけで結婚してはいけません」

     また、お盆、コミケ開催時のカオスな朝の京葉線。恐ろしい。

     ハウツー本だと思って読むと痛い目にあう。そんな人はいないと思いますが。

     教訓になっているんだかいないんだかはさっぱり分からないけれども、とにかくおバカな本で笑いたいときにお薦めします。

  • -108

  • 2016年3月14日読了。ディズニーを愛する(盲目的にではなく、というのがポイントか)著者がディズニーランド&シーに通いつめ情報分析し、勝手に導き出した51の教訓とは。とにかく殺人的な行列のディズニーだが、「楽しめるかどうかは自分次第」ということか・・・?グループでキャッキャと楽しむ女子中高生グループのように「ただ楽しむ」のがベスト、だが、行列で険悪になるカップルやはしゃぐ子どもを他所に所在無さげなお父さん、アジア的に地べたに座り込む家族などにもそれぞれの味があるということ、全ての人々・気象などのファクターは「ディズニー」の欠くべからざる要素たちなのだなあ・・・と思う。「600分」と言われるのと「10時間」と言われるのでは受け取る側の印象が全然違う、という指摘は面白い。

  • ○コラムニストの堀井氏の作品。
    ○ディズニーランドマニアによる、あるあるや面白出来事をまとめた作品。
    ○気軽に読める作品。

  • 堀井さんのディズニー本はいつ読んでも面白い。ディズニー力のない私が近いうちムスメ(妖精の粉をふりかけると空を飛べると信じている)とディズニーに行くので読んどいた。楽しめなくてもいいんだねっ!

  • ディズニーランドっていうと社員教育すげーって本が乱立してる中で「あるある」と笑えるディズニーの日常(いや、あそこは非日常なんだけど…)が描かれて居て、とにかく面白かった。ディズニーってどこか微妙に宗教的な取り巻きが居て怖いもの、とうっすら思ってる。でもディズニーすきなんだけどね、みたいなライトなマニアはいいかもー。ちょっと斜め上から馬鹿にする愛ある本です。あ、ディズニーっていっても東京のテーマパーク限定ね。

  • 落語の話しや変換ミス?からずれる脇道について行けず、かなり頑張ったけど最後まで読み進められず~_~;
    何かの連載かと思いきや書き下ろしだし〜
    わからん。

    689

  • 自分では絶対に手に取らないジャンルと題名だが、貸してもらったので読んだ。

    たまにはこんなのもいいかな、と意外に読み進められた。でもやっぱり何も残らないね。「教訓」なんて題名に入れるべきではないほど、とっても軽くてノリで書かれている内容。ディズニー好きは読んだら怒りそう、でもディズニー好きじゃないと何を言ってるかあんまり分からない、というどうしようもない欠点は、ある笑。

  •  ディズニーと打っている割にはその教訓はディズニーとは全然違う方にあるそんな感じ。ただ、通して読めばそこにディズニーが現れるそれが堀井マジックか。

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著者プロフィール

1958年生まれ。京都市出身。コラムニスト。
著書に『かつて誰も調べなかった100の謎 ホリイのずんずん調査』(文藝春秋)、『青い空、白い雲、しゅーっという落語』(双葉社)、『東京ディズニーリゾート便利帖 空前絶後の大調査!』(新潮社)、『ねじれの国、日本』(新潮新書)、『ディズニーから勝手に学んだ51の教訓』(新潮文庫)、『深夜食堂の勝手口』(小学館)、『いますぐ書け、の文章法』(ちくま新書)、『若者殺しの時代』『落語論』『落語の国からのぞいてみれば』『江戸の気分』『いつだって大変な時代』(以上、講談社現代新書)などがある。

「2013年 『桂米朝と上方落語の奇蹟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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