レディ・ジョーカー 中 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (574ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101347172

感想・レビュー・書評

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  • 恐喝、20億、6億、異物混入ビール、城山社長

  • レディ・ジョーカー側の描写が、社長解放後なかなか出てこず、ちともどかしかったです。

  • 読んだきっかけ:100円で買った。

    かかった時間:1/19-2/8(21日くらい)

    あらすじ: 城山は、五十六時間ぶりに解放された。だが、その眼は鉛色に沈んだままだ。レディ・ジョーカーを名乗る犯行グループが三百五十万キロリットルのビールを”人質”に取っているのだ。裏取引を懸念する捜査一課長に送り込まれた合田は、城山社長に影の如くつき従う。事件が加速してゆく中、ふたりの新聞記者は二匹の猟犬と化して苦い臭跡を追う--カオスに渦巻く男たちの思念(裏表紙より)

    感想: 中篇は、合田刑事と新聞記者たちの章。レディ・ジョーカーサイドはまったくといっていいほど描写無し。
    三度に渡る現金の受け渡し失敗。
    政治家、総会屋が跋扈し、株価操作の気配が漂う。。
    合田刑事がなんだかすごい。
    いろんなことが分かっている。
    が、分かっていることと防げることは別…。彼は防げない。
    後編に続きます。

  • 今回は合田さんと新聞記者たちと社長の城山視点から事件発生以後が語られる。欲望の話の下りはこの話の核を成してゆくところなんじゃないかと思う。アンチョビポテトが官能的とは個人的にはえええと意外な所でドキドキさせられた。続きが気になるな〜早く後編読みたい!

  • 感想やらなんやらは下巻にて。
    20130117読了。

  • 中巻では犯人視点が描かれず、社長、警察側、記者側の視点で物語が進んでいくので今向こう側では何が起こっているのだろう??という緊張感が心地よかった。
    下巻を早く読みたい。

    それにしても、義兄弟が微妙に醸し出すあの雰囲気。。そうなのか??と他人に推測されているのが面白いが、とにかく義兄が合田さんを好き過ぎるww

  • ちょっと長いな。でもさすがの筆致力。評判がいいのでとりあえず最後まで読もう。おちに期待!

  • 感想は下巻に。

  • 社長は解放されたが、今度はビールが人質に・・・
    此処からは視点が、社長、記者、刑事に変わってくる。ちょっと詰め込み気味かなとも思ったけれど、所々にいいの入れてくるから、目が離せない。

  • 事件は動きを見せるが、犯人グループの描写が出てこない。
    上巻では犯人グループ側からの描写が多くて情が移っていたため、どうなっているのか気になるなぁ。

    しかしある意味、この巻で私にとって一番ショッキングな動きを見せたのは合田警部補の義兄であった。えっ、お兄さん、そうだったの?! その後も何度か疑惑が膨らむ場面があり…。本筋とは別の線でドキドキ。これは作者の茶目っ気なのか?

    社長室での、合田と社長の緊迫したやり取り。ほんの数分間だか、印象に残るハラハラ感だった。

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著者プロフィール

●高村薫……1953年、大阪に生まれ。国際基督教大学を卒業。商社勤務をへて、1990年『黄金を抱いて翔べ』で第3回日本推理サスペンス大賞を受賞。93年『リヴィエラを撃て』(新潮文庫)で日本推理作家協会賞、『マークスの山』(講談社文庫)で直木賞を受賞。著書に『レディ・ジョーカー』『神の火』『照柿』(以上、新潮文庫)などがある。

「2014年 『日本人の度量 3・11で「生まれ直す」ための覚悟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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