マークスの山(下) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1067
感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101347202

感想・レビュー・書評

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  • ずっと前から読んでみたい本だったので、お篭り年末年始にピッタリだとチョイス。
    雪山の話かと思いきやガッツリ警察小説。
    これは、かなり難しい本だった。
    文庫本でさらっと終わるかと思いきや、密度が濃いすぎて全然進まない。
    少しでも気が散りっていると全く頭に入らない不思議な小説。
    必死で読了。お陰で年末年始どこにも出掛けてないのにぐったり疲れました。

  • 上巻同様、とにかく読みにくい、、
    登場人物が多い上に、それぞれ本名と呼び名が混合してるので、
    誰が誰だか分からなくなり、途中でほんとに嫌になった。
    それでも、真相に近づくにつれ面白くなってきたのだが
    最後は自殺した人が残した告白書での謎解明。
    え?ここまで引っ張ってそんな終わりなの??とびっくり。
    さらに真犯人マークスが、なぜこの事件を知り
    こんなに綿密な犯行をすることが出来たのか?
    協力者がいたわけじゃないの?
    結局、二重人格者だったの?
    苦労して読んだ割にはモヤモヤの残る終わり方で
    なぜ人気があるのかさっぱり分からなかった。

  • ☆2.7
    大作、やっと読み終えた。
    感想はというと、うーん消化不良。
    なに一つ解決してないじゃん、これじゃあ。
    期待し過ぎたのかな。

  • 登場人物も多く、改行が少ないから、読み終わるまで時間がかかった。
    感想は、まぁまぁです。
    前半あった水沢の描写が後半はほとんどなく、水沢がどういう気持ちでラストをむかえたのか、彼が出てきた経緯もあいまいで、たまたま見つけたものかもしれないが、なぜああいう犯行をしようとしたのか。お金だけが目的?そのへんが分からなかった。
    でも、ドラマで見てみたいと思う。

著者プロフィール

●高村薫……1953年、大阪に生まれ。国際基督教大学を卒業。商社勤務をへて、1990年『黄金を抱いて翔べ』で第3回日本推理サスペンス大賞を受賞。93年『リヴィエラを撃て』(新潮文庫)で日本推理作家協会賞、『マークスの山』(講談社文庫)で直木賞を受賞。著書に『レディ・ジョーカー』『神の火』『照柿』(以上、新潮文庫)などがある。

「2014年 『日本人の度量 3・11で「生まれ直す」ための覚悟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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