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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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(続き)…甘やかしたり大事なこと教え忘れたりしちゃいますよ。でも、これ、みんなのこと信じて言ってるんですけど、どんな親だって一生懸命なんです、自分の子供のこと必死に考えてるんです、で、考えて空回りしちゃったり、全然見当はずれのことやっちゃつたりするんですよ。そういうのって、正しいとか間違ってるとかとは別のレベルなんですよ」
― 358ページ -
「ほんと、間違ってるんですよね、偉そうなこと言ってても。後悔してることいっぱいあるんです。ウチだけじゃなくて、たぶん、みんな。親って間違いばかりするんです。もし子供を三十何人も育てることができたら、…中略…最後の子のときにはちゃーんと正しい子育てができるのかもしれないけど、実際には一人か二人でしょ。正しくないこと、やっぱりやっちゃいますよ。…(続く)
― 358ページ -
「記録より記憶に残った」
― 194ページ
みんなの感想・レビュー・書評
いじめがテーマの短編が4話。いじめの内容は残酷で読んでいて気分が悪いし、話自体もさほど興味をそそられなかった。「エビスくん」はよかった。
うつ病がひどかったとき、何も読むことができなかったけどなぜか重松清だけは読めた。
でもこの「ナイフ」だけはいじめがテーマということで「うつ」がひどくなりそうなので読まずにいた。うつが改善して2年ほど経ったので読んでみた。
5つの短編。相変わらずリアルな描写は読み進むことを躊躇させるが、重松作品には希望があるはず、とページをめくる。
はっきりと問題が解決するわけじゃない。これでいいのだ、と大人が断ずるわけでもない。
でもやっぱり希望が少し、あるのだ。
どんな希望がどこにあるのかは書かれてないけど、とにかく希望を信じて乗り越えろ!と登場人物みんなを応援したくなる結末。
でも一方でため息をついてしまうのだ。
僕の本棚にかなり前から入っていたが、どうも重く沈んだ気持ちやネガティブなイメージで中々読み出せないでいた文庫。
案の定「いじめ」がテーマな作品でお話1つ2つと読み進めていた。いつものようにいい解決策も見当たらず、答えの見つからないいじめ問題。やっぱり彼らは自分の中で解決策や緒を見つけ出しこの場を乗り切る方法しかないのかなぁ。読み進めるうちにやっぱりどんどんとどん底へ突き落とされて行く辛さは耐えがたくなってきたのは、エビスくんに会うまではね。
エビスくんがえべっさんに見えた時、今までのどん底から一光が差しグッとこみ上げてくるから参ったなぁ。
重松清にやられた。
言いたいことは、一人ぼっちのお話を外から客観的に見るとその原因と打開策がなんとなく見つかるのかも知れない。
と、思う一冊。
重松清の短編集。表題作ナイフを初め、「イジメ」をテーマに据えたものが多い。
しかし、イジメをテーマに取り上げながらも、実際に重松清が一番描きたかったのは、親と子とのかかわりではないだろうか。
虐待が社会問題として取り上げられ始めてから久しいが、時代はいまだにその答えを見いだせていない。
この本、「ナイフ」は、子との関わり方が分からなくなった現代の親への道しるべとなるのではないかと思う。
「イジメ」を題材に色々な視点から描かれた短編集です。
ストーリーは面白く、惹きつけられますが「イジメ」が題材なので、暗く重い。自分の時代にもイジメはあった。幸いイジメられたことは無かったと思うが、現在のイジメはこれほど陰湿でゲーム的なものなのか?
巻末の短編「ビター・スウィートホーム」で少し気持ちが救われた。
この小説を中学生に読ませることは出来ないだろうか?読むことで、何かに気が付いてくれると思う。もちろん親世代にも勧めます。
奥さんに勧めたら、読書苦手なのにめずらしく、惹き込まれて読んでます。
「エイジ」のレビューにも書きましたが、重松さんはどうやってコレを書いたのだろうか?
大事だからと言って必ずしも
上手くその人と関係を築けるわけじゃない。
でも下手なりに伝えたり伝わったり。
もどかしいけれど
うまくいかないからこそ
共感してしまったり。
人と付き合う事について思い返したり
考えてみる機会を与えてくれる一冊。
小説というものを作品としてではなく、人を攻撃する手段として使っているように感じる。作者はいじめられる側、いじめる側、どちらの立場から書いているのだろうか?被害者のふりをした加害者なんだろうと思う。
いじめを題材にした5つの短編。
読み始めは読むのが辛いくらい厳しい内容だが、どの話も最後は考えさせられるし、少し救われるように感じた。
学校生活…特にイジメを題材にした5つの短編。学校で起こっているイジメや、それに翻弄される子供達や親の視点から描かれる物語。
子供視点のイジメの描写は読んでいて心が痛くなる描写も幾つもあったけれど、どの物語も、ほんのり明るい未来がみえる終わり方で、読後感は悪くなかった。
子供達ほど残酷ではないけれど、大人の世界でも、割り切れない人間関係や、言えずにいる気持ちや、いろいろな感情が渦巻いてる。色々な角度か物事を見なくちゃね…と思いながら読みました。
衝撃的で、とても考えさせられる内容だった。短編集なので読みやすい。この本で重松清が好きになった。
表題作「ナイフ」を含む5編の短編集であり、大きなテーマは“いじめ”である。 いつの時代にも“いじめ”はあるのだと思います。私の幼い頃の“いじめ”は何らかの枠から外れた者が的になっていた。例えば「特別な玩具を持っている・持っていない」「威張っている・いない」とか。今思えば他愛もない事だった。私は内履きを新しくした時や洗って綺麗にしていった時ごとに標的にされた。側溝に入れられ、泥をつけられ..... 続きを読む »
もう1つの青春ですね。
こんなことあるよね、
あったなぁ、
なんて思いながら読み進めることができました。
正直内容覚えてないくらい前に読んだ(笑)
でも、素直に読めた気がする。
素直に読んで、感想文書いたら、校内の冊子に載って恥ずかしかった。
いじめはいじめって認識されていないし
当事者も気づいていないと思う。
当事者は、時がたって、振り返っていじめだったんじゃないかと気づくと思う。
私にとっては人間の発達段階における、葛藤とかといじめって紙一重だったなあ・・・・
「いじめ」を題材にした作品。
単にイジメを受ける者の悲惨さを物語っているのではなく、どうして被害者はイジメを告発しないのか、親はどう対処していけば良いのかを巧みな心理描写で描かれている。
結局イジメは相手が憎いからするのではなく、ゲームのように楽しいからしてしまう。被害者が泣いたり怒ったりすればさらに盛り上がる。親や教師に言いつけたらよりスリルが増し、いじめる口実が増えてやっぱり楽しい。そこに加害者意識は全く無いのだろう。
子と、親や教師の「いじめ」への認識・対処に大きな差異があり、確かに現実世界でも微妙で難しい問題なのだろうなあと何処か人事で、だけどこれから私自身も、もしかしたら正面から受け止めなければならないことなのかもしれないと少し苦い思いをしながら読み進めていった。

いじめ問題に関しては随一だと思います…。





