ナイフ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 9758
感想 : 824
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  • Amazon.co.jp ・本 (403ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101349138

感想・レビュー・書評

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  • これ以上読み進めないくらい辛くなってくるが、なぜか読後感はすがすがしかった。

  • ワニ
    岡崎京子先生のピンク以来、はじめてワニが出てくる話を読んだ。好き。

    ナイフ
    大人もつらい

    キャッチボール

    幼なじみのイジメを止められなかった主人公に明解な問題を解決出来る答えは出ないけど、世界みんながが優しくなればいいのにと思う終わり方はよかった


    エビスくん

    病気で死にそうな妹がいて、学校ではいじめられてる少年の話。つらい環境にいる少年が人に優しすぎて、そんな少年に周りの人が優しくて、非常に良い小説。号泣。
    謎の転校生であり、いじめっ子であり、神様でもあるエビスくんの扱い方(演出)も上手い。

  • いじめの壮絶さ
    短編5編 ワニとハブとひょうたん池で ナイフ キャッチボール日和 エビスくん ビタースィートホーム
    ハブされた女の子 エビスくんが印象的 エビスくんはどこへ行ってしまったのか

  • もう二度と読まない

  • 「エビスくん」には泣かされてしまった。
    小学生でも互いを慮っている。
    そんな幼いころの心の機微を交あわせた友人と会いたいよね。

  • ・4/30 読了.子供のいじめの話だけにやるせない暗い気分になってしまうな.やっぱりいじめに立ち向かったり頑張って我慢したりという理不尽な話より、不治の病などの不幸話の方がまだ絶望的という意味で逆に諦めもついて心の健康にはいいかも.

  • すごくいい話ばかりだった。特に「ワニとハブとひょうたん池で」が女子中学生の話で共感できて、気に入った。重松清さん。おぼえておこう。すごーくかんがえさせられて、本当に買ってよかったと思った。また読みたい。

    2001.7.23

  • 2018年1月24日読了。
    2018年36冊目。

  • (古本を購入)
    読み始めた(1月21日)〜読み終わった(2月10日)

    『ワニとハブとひょうたん池で』
    「ワニ」は動物のワニ。
    「ひょうたん池」は池の名前。
    でも「ハブ」は生き物のヘビではなく「仲間外れ」のハブ。
    前に読んだ作品にエスカレート式の高校から公立高校に入った主人公の作品があったな。。。
    「青い鳥」の「進路は北へ」だった。

    『ナイフ』
    重い内容になかなか前に読み進めなかった。

    『キャッチボール日和』
    これも「いじめ」の内容か。。。
    食傷気味。。。
    結局いじめられた本人は祖父母の住む街の学校に転校することになり、いじめたヤツらは何となく気まずい気分になったが、それもすぐに無くなり日常生活に戻っていく。

    『エビスくん』
    これも「いじめ」?
    「エビスくん」は転校生してきた問題児?神さま?
    読み進めるうちに速度が増してきた。
    「エビスくん」の言った通り、妹のゆうこは助かった。
    「いじめ」られているのに「親友」?
    いつも付かず離れず。
    昔はそうだったかもしれない。

    『ビタースィートホーム』
    頑固な先生。
    対する子どもたちは見えない「おまじない」に従って行動。
    先生と親との戦い?
    人生は「ビタースィート」

  • イジメの短編集でした。一つ、一つの話の内容に自分だったらとか色んな感情湧きました。お気に入りはエビス君の話しかな…

    ビタースィートホームはちょっとな…
    私ならあの担任大嫌いだわ。教育熱心ではなくただの自己満。なのに自分のせいではないって…時代の流れなのかな??自分は正しい、私は被害者みたいな終わり方だし。これは『イジメ』なのかな?

    これを学生の時読んでいたらどう感じたのかな?とも思う作品でした

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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