きみの友だち (新潮文庫)

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著者 : 重松清
  • 新潮社 (2008年6月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101349220

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きみの友だち (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 重松さん好きの友人が、「これが一番好き」と貸してくれた一冊。
    とてもとてもいい本でした。
    どこか懐かしくて、学校が持つ独特の空気を思い出しました。
    子どもにとって学校は世界の大部分を占める場所だから、本当に濃度が濃かったように思います。

    「みんな」って、私もよく使ったなあ。「みんな買ってるから、わたしも欲しい!」なんて。
    大人になればなるほど、使わなくなる言葉の1つかもしれない。
    あるいは不特定多数を指すためじゃなく、言葉通りに全数を指すために用いるようになった気がします。

    これは、単純に子どものためだけの本じゃない。
    ちょっと前に読んでいたらそう思わなかったかもしれないけれど、今読んだからこそそう思います。
    子どもの世界でも大人はいるし、大人の世界でも子どもはいる。
    友だちのあり方を通して、子どもと大人について考えを馳せらせました。
    ところどころ名言がきらり。
    「花いちもんめ」はやっぱり泣ける。いい本だな、と心から思います。

  • 足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。「友だち」とは何かを考える連作長編。

    学校にいたいた!あの子も、この子も、その子も。私は、どの子だろう…

    「みんなぼっち」とはうまいなぁ。わかる、よくわかる。私も高校の時みんなぼっちだったから。小さかったけど女子の「戦争」もあった。
    あの頃この本を読んでいたらどうなっていたかなぁ。小さな囲みに憧れながら、やっぱり私はみんなぼっちのままだろうな。だけど、何か違った自分になれていたと思う。

    第1章はボロボロ泣いた。由香ちゃんが愛おしすぎて。ずっともこもこ雲を探すように友達も探していたんだろうなぁ。一生忘れない友だちを。

  • 入退院を繰り返す昔から腎臓が弱い由香ちゃんと事故で足を悪くしてしまった恵美ちゃん
    そして、この二人を取り巻く同級生たちのお話。

    私もこんな心理状態になったなと共感する部分も多い。
    千羽鶴は気持ちがわかりすぎて泣けた。
    いじめの後遺症。
    誰かが後ろで笑っているだけで
    自分のことをあざ笑っているのかな?と思うこともあるし無理して笑顔つくったり人の顔色をうかがったり
    この子の気持ち痛いほどわかる

    ともだち
    毎日メールしたらともだち
    毎日電話したらともだち
    いつも一緒だからともだち
    ではないと思います。

    友情は尊いものだと思います。

    たとえ暫く連絡取らなくても
    たとえ相手に彼氏ができても
    たとえ相手が結婚しても
    こころでつながっているものです。

    心から笑いあえる友達
    私にもいます。
    最近会えてないけど本当に大切な存在

    これからも思い出沢山作ります。

  • 読んでるうちに、小中学生の時こんな感じだったなーと懐かしくなりました。
    ぼっちは寂しいから、とりあえずどこかのグループに属してみたり。
    そのグループでも、愛想笑いしてみたり...

    私に本当の友達はいたのかな?

    この本に出てくる恵美と由香がそうだったように。
    「一生忘れない友達が、1人いればいい。」

    今、思春期で人間関係に悩んでる人に読んでほしい1冊でした。

  • タモリだったか「1年生になったらぁ…ってあの歌嫌いだ、友だちなんて100人もいらない、友だちなんてのは人数を競うものではないだろ」って。

    人間関係なんてのは。じっくり時間をかけて熟成して、その中で自分も相手も選択淘汰を繰り返して、選んだり選ばれたりして、そうして残ったり磨かれたりするもんや。ずっと一緒に遊ぼうね…なんてのはまだまだ真の友情じゃなく、まして「トイレ行くのも友だちと一緒」なんてのは友情なんてものじゃない。って言うてる人もいた。

    この連作短編集はそういうことを描いている。本当の友だちなんてのは「本当の友だち」なんて言わなくてもつながっているものだし、距離や時間に関わりなくつながり続けているものだし、当然ながらたくさんなんてできないもので、ひょっとしたら人生に一人も現れないかもしれない。

    意見や立場が食い違っても、お互いの個を尊重しあえる友達。意見や立場が一緒の「みんな」の中に友達はいないかもしれない。

    「みんながいってる」「みんながそうだから」のが行動方針になるのは怖いし稚拙なんだと思う。「自分はこうしたい」をしっかり持つこと、その中で共感できる、できなくても自分を認めてくれる人がいて、その人との関係をじっくり熟成させることで友達は生まれるんだと思う。

    この小説はそういうことを書いている。SNS疲れのおっさんには、ちょっと耳が痛く、かつ救われる物語だった。

  • 重松清の「友だち」をテーマにした連作短編集。主人公の恵美ちゃんが関わる人たちを題材に「友だち」というものを模索する深いストーリーの作品です。

    恵美ちゃんは、一見クールで擦れているけど、芯がしっかりしている女の子(物語によってはお姉さんですね)。自分の信じることをしっかり持っていて、曲げずに進んでゆくところが、とてもかっこ良い。
    今、自分自身が何をして行くべきなのかに思い悩んでいるからかもしれませんが、そんな恵美ちゃんが眩しくみえました。

    最後まで「友だち」について考え続けて、最後の答えは読者が決めるんだろうけど、やっぱり恵美ちゃんにとって由香ちゃんは「友だち」なんだよね、と安心しました。言葉で表さなくてもいい。喧嘩しても悪口言っても、離れてしまうことがあっても、もう会えなくても、気にかける存在。一生忘れないと思う気持ち。たとえそれが一瞬でも、そういう瞬間があったなら、その瞬間はやっぱり「友だち」なんだと思いました。

    自分自身は、すぐ他人の目を気にするから人付き合いが苦手で、一人でいるのが好き。だから人前に出ると八方美人になって、すごく疲れる。まさに堀田ちゃんみたい。本当の意味での「友だち」ってどれくらいいるんだろう。

    今、いろいろ行き詰まってるからこそ、こういう性格も少しづつ変えながら、新しい自分を出していきたいと思います。やる気を出させてくれた作品になりました。

  • 中学に入学して初めて借りた本が、この「きみの友達」でした。今回再び再読してみて、やっぱり重松さんの本っていいな、と改めて思いました。
    恵美ちゃん、由香ちゃん、ブンちゃん、モトくん、堀田ちゃん、三好くん、ハナちゃん、佐藤くん、西村さん…。どの「きみ」も、決して飾ってない。ちょっとクセがあって悪いところもたくさんある。それぞれの「きみ」に、悩みがあって、つらいことがあって…。
    恵美ちゃんと由香ちゃんの友情には涙が出ました。
    いなくなっても一生忘れない友だちが、一人、いればいい。
    恵美ちゃんのこの言葉、いいなと思います。
    私は、小学生の時から人見知りだったし、1人や2人とずっと一緒にいたりしてました。他の人から見れば、クラスのグループから外れてたのかもしれないし、浮いてたかもしれません。でも、私はその1人や2人と、話している時間が幸せでした。もちろん趣味が合うばかりではなかったし、お互いが知らなかったものもあって共有し合えました。少し無言の時間があっても、それが居心地良かったりするんですよね。
    今ではもう付き合いのない友達もいますが、やっぱり忘れないです。
    きっと、誰もが一度は経験したことがあったり、共感できる部分が沢山あると思います。
    この本は、友だちって何なのか、みんなって何なのかをよく問いかけている本だと思います。
    やっぱり学校生活の中で、グループとか分かれたりして結構複雑だったりしますよね…そういうのを飾りなく自然に表現できる重松さんの作品が、すごく好きです。
    最終章、この語り手の正体が恵美ちゃんの旦那さんとなる人だったのには少し驚きました。でも、この後日談を入れてもらえて良かったなと思います。恵美ちゃんには幸せになってもらいたかったし、恵美ちゃんに関わった人達の様子が知れて良かったです。
    この本は私にとって永久保存版です!

  • 恋人をつくるよりも、本当に友だちだと思える人をつくる方が難しい。

    大人になって、尚更そう思う。
    女子校時代くっついたり離れたり、いろんな子と過ごしてきたし。

    でも、けして多くはないけれど、この先もきっと友だちでいられる相手に出会えて良かった。

    このお話を読んで改めてそう思った。

  • 【文庫で再読】
    中学生の頃、単行本で何度も読んだ思い出深い一冊。時間が経って記憶も薄れ、学生でなくなった今、もう一度読んでみた。胸がいっぱい。いくつか書き留めておく。
    「あいあい傘」恵美ちゃんを支える、恵美ちゃんのお母さんの姿に涙。ほんの数行で、中学生の自分には響かなかった描写。自分はまだ親になってはいないけど、でも胸がキュッとなった。
    「ねじれの位置」小学生の意地。嫉妬。プライド。でも大人になってもそれらはずっと心にあって。うまく隠せるようになったり、見ないふりができるようになったりしてるだけ。そう思うと、大人って子供だし、子供って大人。
    「ふらふら」堀田ちゃんほど行動力はないけど、でも"みんな"から良い目で見られたいという気持ちは痛いほどよく分かる。今でもそう思っている。だから「世界中で一人きりしか生き残らなくても、堀田ちゃん、ギャグやるの?」この言葉が刺さった、刺さりまくった。もう忘れられないかも。
    「ぐりこ」小学生の頃、同じ遊びをして、同じように笑っていた友だち。少しずつ距離ができて、何して遊ぶのか、何で笑うのか、少しずつ違ってきて。成人式で久しぶりに会った小学校の同級生、今出会っていたらきっと友だちになっていなかっただろうな、と思う子が何人も。不思議。今でこそそう思えるけど、距離ができてくる時期の真っ只中な中学生時代は、微妙なズレが怖くて。私の数少ない友だち、その子の周りにはいつもたくさんの人がいて。その友だちが自分から離れていくんじゃないか、そんな不安は常にあったな…
    「千羽鶴」西村さんの、空気を読みすぎて身動きが取れなくなる気持ち、分かる。大丈夫、大丈夫、と一歩ずつ進んでいるはずなのに、ふと不安になる。自分がいないところでみんなは何を話しているのだろう。今でも不安になることがある。「自分のために千羽鶴折るのって、やめれば?」恵美ちゃんはいつも核心をグサッと突いてくる。この言葉も刺さった…。
    「かげふみ」誰かと気まずくなった時、喧嘩をした時、相手を嫌いになるんじゃなくて、自分が嫌いになるのは、少し大人になった証…?中学生までは相手に当たっていた自分も、今ではすっかり自己嫌悪の渦に飲み込まれる。ブンちゃんと仲直りできたモトくんのこと、尊敬する。
    恵美ちゃんと由香ちゃんの関係は、私には分からない域にある気がして、周りの人たちのエピソードに心が揺さぶられることの方が多かった。一生忘れられない友だちが一人いればいい。そう思えるようになる日は来るのだろうか。きっと来ないだろうな。私は恵美ちゃんにはなれないし、私は私のまま生きるしかない。

  • あ、そうだったそうだった。あ、そういう人いたいた。あ、これってあの頃の私。
    その辺の女子たちとは恵美と由香ちゃんは全然違うのですが、二人を取り巻く同級生たちが登場すると、自然と出るのが最初の3つの気持ち。

    もろいし確かなものではないし、たけどうまく築かないといけない人間関係。中学生のころの女子の間での息詰まるような人間関係のもやもや。
    を思い出しました。

    わたしはとっくのむかしにその時代を過ぎました。そしていまど真ん中にいる子どもたち、特に女の子に言いたい。今がすべてのようだけどすべてじゃないよ。まあいいか、の気持ちと、時間の流れが教えてくれることがあるよと。

  • 「本当の友だちとは何か」を子供たちの視点から繊細に描いています。素気ない子、負けず嫌いの子、お調子者の子、周りに合わせる子など子供たちの性格は様々で、一人ひとりに焦点を当てた悩みや葛藤はどれもリアルで印象深かったです。それだけに学校生活でのいじめや仲間外れのシーンは読んでいて少し辛かったかな。しかし、最終章を読み終えた後の読後感は、爽やかな気持ちにさせてくれます。

  • 世の中にはいろんな人がいる。みんな大人になる前は子供なのに、いつの間にかそんなことは忘れてしまっている。
    この作品を読むと、子供の頃に感じた痛いようなもどかしいような感情がふわっと優しく思い出されるようでした。子供の頃はみんながそれぞれ不器用で、純粋で、間違えてもなおし方なんてわからないからいつも全力で。
    どこまでも子供の気持ちに寄り添って、優しく見守りながら物語は語られます。読み終えた後はとても穏やで温かい気持ちになりました。

  • 「いなくなっても一生忘れない友だちが、一人、いればいい。」

    確かにその通りだと思う。
    本当に信頼できる相手が一人いれば、それで幸せだ。
    たとえ遠くにいても、何かあれば相談できるし、どこかで想いが繋がってる相手。
    そういう友が一人いれば、それで十分。

  • 以前、水曜どうでしょうの藤村くんがオススメ!と言っていた一冊です★
    読みました。本当によかった。私もオススメです!
    色んな「友だち」のお話がこの一冊に詰まっていて
    その短篇が最後、素晴らしく繋がってくるのですよ^^
    心温まる、そしてすっきりとした気持ちで本を閉じれる★
    是非読んでみてください♪

  • 泣きました。重松清、うまいですね。今の若い人たちは、浅く広く友達は多ければ勝ちいうように見受けられますが、これを読んだらどう思うのでしょう。友だちは大切な一人がいればいい。染みました。この本を小学生の娘が勧めてくれたことをうれしく思います。

  • わたしは、学校の図書室でこの本に出会いました。
    重松清さんの本は『母ちゃん』『その日のまえに』『エイジ』などを読んでいたので、この本にも興味がわきました。

    私はこの本を読んで、『どうして子供達の気持ちをこんなにもリアルに書けるんだろう。女の子の気持ちまでも。』と思いました。

    もっと重松清さんの他の本にも出会いたいと思いました。

    きっと本を読むことが好きではない人でも、読みやすく夢中になって最後まで読んでしまうと思います。ぜひ読んでみてください。

  • 私的「重松作品」ナンバーワンです。由香ちゃんをひどい言葉で泣かせ、後悔する恵美。次の朝、傘を持って恵美を迎えに来た由香ちゃん。泣けます。由香ちゃんと恵美の物語に感動して、いつまでも忘れられない一冊になりました。

  • なぜここまで多感な年代の子供の気持ちが分かるのか。自分もそんなことあったなと、恥ずかしくなります。それにしても、恵美ちゃん、由香ちゃんの関係性、ブンちゃん、モトくんの関係性、いいなあ。
    そして最後に明かされる書き手の正体にも驚きます。主人公が成長していく様や主人公をとりまく同級生目線の物語も切ない。
    自分のクラスにもブンちゃんとモトくん、いたな。
    そして何よりも感動したのは、『ぐりこ』ですね。
    グー、チョキ、パーで進める数が違う。ブンちゃん、モトくんはチョキとパーでどんどん勝って階段を上がっていく。グーなんかで勝ちたくないと誰もが思うが、グーでしか勝てない人もいる。ゆっくり、ちょっとずつでいい。
    気が合う合わないじゃなくて、歩く速さが同じである人が一人いれば、それでいい。

  • ◯きみの友達
    グリコは不公平。チョキが一番良くてグーで買っても進まない。でも、それでも良い。グーでしか勝てなくても、グーで勝ち続ければ前に進む

    『言葉』はナイフにもなるし絆創膏にもなる。
    人を暖かく包み込む事もあれば、たった一言で明日がやってこないかのように突き刺す事もある。

    『みんな』が『みんな』でいるうちは友だちじゃない

    本当の友だちは一緒にいた時間で決めるものではない、一緒に作った思い出の数ではない。その人がいなくても、その人のことをふと思い出す。なんでだろう?そこに答えはあるのかもしれない。

  • 「友だち」とは何か。学校での色々な立場の子、それぞれを主人公にした連作短編集。皆それぞれが様々な悩みや弱さを抱えていて、それと向き合いながらも前に進んでいく姿に心を打たれた。恵美ちゃんのかける言葉の数々が印象的でとても心に残った。また、恵美ちゃんと由香ちゃんの関係性も素敵。「気が合うか合わないかではなく、歩く速さが同じかどうか」。この言葉にハッとした。そして、共感もした。終盤はもう涙が止まらなかった。切ないけれど温かい、心にしみる作品。

  • お気に入りの本。
    いろんな人が主人公になってる。
    ゆかちゃん、えみちゃんが好き。
    前に図書館で借りて読んだら、とても面白かったからお年玉で買いました。

  • 読んだのは、いつだったか・・・だいぶ前。
    2011年頃?もう少し前?

    哀しみ、憤り、喜び、寂しくなり、厳しい現実の中のささやかな喜びを見出し、、、、

    ほんのりとした友情の芽生えを目撃し、しかし、その終焉を予感させられつつ読み進め、、、

    一見落ち着いたように見えるヒロインの生活に少々安堵し、、、忘れかけていた悲劇の予感。

    出来事だけをあげつらうなら、何ともやり切れない気持ちにさせられる物語のはず。

    ごくごく普通の小学生女子が、理不尽な交通事故により障害を負う。自分の身体と向き合う覚悟をすぐにもつには、自分も周囲の友人たちも幼すぎて・・・待ち受けたのは、非道いいじめ。そんな中で心を通わせた「友だち」は死の病を抱えていて・・・奇跡的に完治だなどというご都合主義も当然発生せず、、、。

    しかし、その過程で見せてくれた主人公の成長の様子と、彼女が身につけた「強さ」と、永遠に生き続ける「友情」との物語・・・と考えると、なんと素敵なストーリーなのだろうか。

    ★5つ、10ポイント。
    2010年頃orそれ以前。

    ※好きな小説の映像化作品を観るのは大好き。原作と映像作品とのストーリーの相違等については、批判する向きもあるだろうが自分は逆に「その相違(製作スタッフのアレンジ具合)を楽しむ」派。

    ↑であるが、、、、↑であるはずだが、、、この「きみの友だち」だけは、映画版を観る勇気が未だ持てないでいる。

    ストーリーの改変については何も言うつもりはない。だが、役者の演技が悪くて作品が台無しに・・・という事態は、この作品でだけは味わいたくないため。というくらいに好きな小説♪

  • ずっと読みたいなと思っていた重松清作品。初めての作品がこの「きみのともだち」になりました。
    「友達」ってなんだろう。小さいころからなんとなく抱いていた違和感を、重松さんが代弁してくださっているようでした。
    ひとりひとりの小さな物語は、どこかで誰かの人生と絡み合っているんだなと思いました。
    来年から教員になります。誰にでもその子なりの悩みがあって、一生懸命もがいている。そんな当たり前のことを、教員になる前に実感させてくれるこの作品に出会えてよかったです。

  • 二人称が新鮮。またいじめの話か、と思ったけれど、さすが重松さん、読ませます。意外なラスト。

  • この作品を初めて読んだときには、もう失う怖さを知っていました。

    でも、初めて読んだときから年齢を重ねて読むと、また違う失う怖さを知ったことに気づきました。

    自分にとって友達とは何なのかを考える機会を与えてくれます。

    きっと30代以上の人は10代の頃に読んでおきたかったと思いますよ。

    さて、友達に手紙でも書こうかな。

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わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる-。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない…。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。

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