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この作品からのみんなの引用
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「嘘をつくのは、その子がひとりぼっちになりたくないからですよ。嘘をつかないとひとりぼっちになっちゃう子が、嘘をつくんです」
― 406ページ -
たいせつなこと
― 257ページ -
みんな
― 309ページ
みんなの感想・レビュー・書評
たいせつなことは誰かのそばにいてあげること。
言葉をかけることも、感情を共有することも大切なことだけど、
一番大切なことは傍に寄り添うこと。
先生-生徒の関係だけではなく、
家族、友達、恋人全ての関係に言えることだと思います。
物語りに登場する生徒の感情は現実の世界でも存在するのだと思う。
思春期に関わることの重要さを考えずにはいられなくなります。
涙が止まらなかった。「苦しくて叫んでいる声を聞こうとしないのがいじめ」という村内先生の言葉で、小さいころからの難題の答えが見つかったような気がする。
じんわりと心が温かくなる本。
大切なことしか話さない、必要としている生徒に寄り添ってくれる、中学の非常勤講師の村内先生。
とても難しいテーマを扱っているのに、すとんと魔法のように生徒たちの心に届く村内先生の言葉にはっとする。
最後の「カッコウの卵」には思わずほろり。
「希望が丘の人々」を読んでハマった重松清さん。
「青い鳥」もじんわり暖かい気持ちにさせてくれました。
難しいテーマの内容なのに、最後にはうっすら明るい光が見える。。読み終わった後の余韻がたまらなく良いです。
吃音で上手く話すことができない村内先生と、心に傷を負っている中学生たちのお話し。
8編の短編小節で成り立っています。
上手くことばを話すことができないから、大切なことだけを話して、いつも生徒の側にいてくれる村内先生。
最後のカッコウの卵は感動して涙が出てきた。
村内先生の『嘘をつくのは、その子がひとりぼっちになりたくないからですよ。嘘は、悪いことじゃなくて、寂しいことなんですよ』ってことばが深くて温かくて感動しました。
いい先生との出会いは、多感な中学生にとってとても大切なことだと思う。
久しぶりに心が温かくなる本に出会いました。
人生の辛いことや悲しいことをどうやって乗り越えていけばいいんだろうって考えて、でもわからなくて。
だから、乗り越えるんじゃなくって、一緒に生きていけばいいんだって。
そんなことを、この本の村内先生は教えてくれている気がしました。
本書「あとがき」にある重松さんのことばには、強く反対を表明したい。重松さん、あなたは間違っている。 重松さんは「あとがき」の中で「初めてヒーローの登場する物語を書きました――と言っても、きっと多くのひとは納得してくれないだろう。わかっている。」と述べている。この文言を読んだとき、重松さんともあろうお方が、そんなことも「わかって」いなかったのかと驚いた。本書に登場する村内先生は、誰から見ても... 続きを読む »
こんな先生なんて世の中いない。寄り添うだけの先生なんて。全ては綺麗事、全ては理想論。でも、誰かに寄り添ってもらいたい時もある。子供の頃も、大人になってからも。
少しの間だけでいいから、そばにいて見守っていてください。そういう思いが浮かんだら読んでみるのも悪くない。
ひとつひとつが身につまされる話でした。
こんな先生に会ってみたかったな、と思う。
現実には、村内先生みたいな先生なんていないし、いたとしても、
人の心は小説のように簡単には変わらないだろうけど。
どの話もよかったけど、
加害者の立場で責められ続けることの辛さを描いた『おまもり』の後に、
加害者としての責任から逃げないことの大切さを描いた『青い鳥』が続くのが、
なんだか心に刺さりました。
すごくいい本でした!小説だけど、学ぶことが多かったです。村内先生みたいな先生に、私も会いたかったな…!中学時代を思い出します。
重松ちゃん・・・
すげよなと思う。
私も自信なくて、吃音みたいになるときある。
しんどい。
重松ちゃんは吃音がよくなったりなくなったりすることのできる小説の中でも、
あえて吃音のままでヒーローになろうと勝負をかけているところが活きであると思った。
すごいな。
一人の教師にフォーカスした短編集。最初の2話を読んだ時はいまいちな感じでしたが、それ以降は心温まる話でした。どうも被害者意識が強い登場人物にあまり惹かれないようです。
大切なことは何か、世の中で正しいとされていることは本当に正しくて大切なことなのか。人の思いをくみ取って理解できる人間になりたいもんですね。
吃音で上手に喋ることができないが、その存在で子どもたちを救っていく村内先生。その手法は、寄りそうこと、本当に大切なことだけを伝えること。普通の先生にできないことをできる先生。でも決してこれはお話の中だけで終わるフィクションではないはずだ。目指すべき、そして目指せばきっとなれるヒーロー像である。
気になっていたのは『ハンカチ』という作品。場面緘黙症の少女が登場する。しかし、思っていた内容とは違った。ストーリーとしては良かった。 【ハンカチ】 イジメをなくす為に学校が作ったシステムのせいで、場面緘黙症になってしまった少女。卒業式で「はい」と返事をする事が出来ないから、出席したくないと心に決めている。でも、村内先生に出会った。村内先生は「間に合ったから良かった」と言う。 きつかっ... 続きを読む »
吃音がある非常勤講師、村内先生のお話。
重松作品はどれも、児童・生徒の心理描写が素晴らしくて、それは本作も同様。その生徒一人一人に、村内先生が寄り添っている姿が印象的だった。
ただ、吃音という設定はもはやいらない気も。
一教師としての物語が欲しい。
先生になる前にこの本に出会えて、
本当に嬉しく思います。
たいせつなこと
村内先生のように
上手く伝えられないかもしれないけど、
伝えてみたい、伝えていきたいと感じました。
私にとって、たいせつな一冊です!
大切なことが沢山書かれている小説。
心の葛藤や、本当の気持ちを理解している人だからこそ書ける物語です。
久しぶりに小説で涙を何度も流しました。いつも重松清さんには泣かされます。
吃音の症状をもつ、非常勤講師は大切な事だけしか話さない。
そして、一人ぼっちの生徒のただそばに居てあげる。
印象に残った言葉が、
「嘘をつくのは、その子が一人ぼっちになりたくないからですよ。嘘をつかないとひとりぼっちになっちゃう子が嘘をつくんです。」
「嘘は、悪い事ではなくて、寂しいことなんです。」
この本を日本中の中学校の先生や生徒が読むだけで、ささやかながら色んな問題がきっと良くなると思います。
僕も吃音をもっていて、誰にも打ち明けられなったので、そのようなひとりぼっちの気持ちがよくわかります。
短編小説の形式で書かれてるので読みやすいです。

最高に読み易い重松清の作品。
全437ページ、8つの短編小説で構成されています。
裏表紙にも書いてありますが、この書籍は短編小説でありながら「村内先生」という吃音の非常勤教師がキーマンとしてす...





