せんせい。 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101349275

感想・レビュー・書評

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  • 尊敬する親族が学校の先生だった私、そして私も先生になることを夢みてた時期がありました。‧✩͓̊(´๑•ω•๑)ɞ₎₎✩
    そして今は、私の大切な弟が先生になることを夢みて頑張っています。
    私は この本を、弟と母に今すぐにでも読んでもらいたい‼︎(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾♡
    未来・過去、どんなことを弟と母は感じて読んでくれるんだろう..*・☪·̩͙
    来年の弟の誕生日プレゼントに、この本を贈ろうと思います。
    この本は弟の人生に、将来の夢に、きっと明るい光を照らしてくれると信じています。◡̈♥︎

  • せんせい。
    思えばいろんな先生にお世話になってきた。
    在学中は先生を慕っているような学生ではなかったし、
    先生に大きな影響を与えてもらっているとも感じていなかった。

    卒業したいまは違う。
    いろんな先生とのささいなやりとりがふいに思い出され、
    いまの自分に良い影響を与えてもらったな、と感じる。

    そんなことを思い出し、久しぶりに先生に会いにいきたいな、と思われる作品でした。
    いまの先生とも、ちゃんとした関係を築きたいな、とも思いました。

  • タイトルのとおり、学校の「教師」にまつわるハナシが収められています。
    私は中学校を卒業して社会人になったこともアリ、いわゆるフツーのヒトよりは接した教師の人数が少ないうえに、尊敬に値する教師というモノにはひとりとしてお目にかかったことがないので、このテの「先生モノ」には否定的なトコロがあるのですが、この本は、「このテの」とは一線を画する「先生モノ」でした。
    描かれている先生や生徒が、弱さや汚さといった暗部をちゃんと持ったニンゲンとして描かれているトコロに好感をおぼえました。

    聖職と呼ばれる教師という職業。
    なかにはろくでもないやつだって当然いるワケですが、っていうか相当数いるワケですが、でもフツーの職業とはちがって、何万人もの人生とともにある職業というのは、それはやっぱり「聖職」と呼ぶに相応しいモノだなー。とか考えながら読みましたよ。

    私が敬愛する「藤子・F・不二雄」というヒトの作品を読むと、作者の優しい人柄が、その絵やストーリーから伝わってきます。
    今回、重松清というヒトの作品をはじめて読んだのですが、奇をてらわないオーソドックスな文章の端々や行間に、なんかF先生と同様の優しさを感じました。

    この著者のヒトのちがう作品を読んでみたいデス。


    http://blueskyblog.blog3.fc2.com/blog-entry-1722.html

  • 久々に電車の中で本を読んでて、涙が出る寸前で上を向く、ということをした。「ドロップスは神さまの涙」「にんじん」「泣くな赤鬼」が好きです。特に「にんじん」と「泣くな赤鬼」はやばかった。もう少しで電車の中で涙を流すところだった。重松さんの書く、先生と生徒のお話が大好きです。やさしい。あったかい。なにかを思い出す。自分にとっても、学校の先生ってこんな感じだあったなあとか、こんな距離感だったなあとか、こういうこと思ってたなあとか。なつかしい気持ちにもなった。人間はゆるすことができる。そうだよなあとしみじみ思う。

  • 先生を目指しているひとは読んでください

    6つの短編が収録されています。
    泣くな赤鬼は号泣ものでした。
    主に先生と生徒の関係が終わったそのあとの話が書かれています。
    先生にとって、あのころの生徒とは。生徒にとって、あのころの先生とは。時が経ったいまだからこそ言えるお互いの本音が書かれています。

    私も学校の先生を目指しています。私的2023年ベスト本になりました。

  • 先生と生徒の間にあるシコリのようなものを、重松さんはリアルに物語にしてくれている。素晴らしい。

  • 泣くな赤鬼は名作

  • 短編集の為サクッと読める。
    にんじんが特に印象的。
    先生も人間だもんなあ
    小さい頃の先生の事を思い出して、自分はどう映っていたのかなと考えてみた。
    嫌な、生意気なこどもだっただろうなー

  • 先生と生徒の関係はすごく羨ましい。
    学生時代に戻りたくなった。

    もっと学生時代に本を読んだり、いろんな経験していたらと思うけど、それはそれで良かったと思える。

    青春は過去を振り返ることで、味わい感じることができるのかもしれない。

    先生は他の大人と違い特別だが、特別な人間ではない。
    お互い言葉では表さないことの方が多いけど、
    信頼し合える関係性はとても良いなと思えた。

    映画の泣くな赤鬼も悪くなかった!

  • 保健室の先生の話が一番よかったかな

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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