- Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101349336
作品紹介・あらすじ
霜田アヤは、二児の母なのに大のなきむし。夫の哲也は、そんな頼りないアヤをいつも守ってくれていた。ところが哲也は一年間の単身赴任となって、アヤは期間限定のシングルマザーに。そこに現れたのは幼なじみの健。バツイチで娘を育てる健は、夫の不在や厄介なママ友に悩むアヤを何かと助けてくれて……。子供と一緒に育つママの奮闘を描く、共感度満点の愛すべきホームコメディ!
感想・レビュー・書評
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これぞシゲマツワールド。
最近読んだ中では一番かも。
とっても良い本でした。
迂闊にも涙が潤んでしまった。
みんなにおすすめの一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
はじめは、泣き虫な母である主人公を頼りなく感じていたけれど、親も子供と一緒に成長していくんだな。
人間のだめな部分を描きつつ、受けとめてくれる重松清ワールド、久しぶりに味わったけれど、やっぱりいいな。 -
唯川恵さんの【手のひらの砂漠】を読んだ後だったので、少しほのぼのとしたものが読みたくて、この本を。
かなり前ですが、昼ドラ(花王・愛の劇場)で七瀬なつみさん主演の『ぽっかぽか』というドラマがありました。
母(七瀬なつみさん)、父(羽場裕一さん)、幼稚園児のあすかをとりまくホームコメディ。
大好きなドラマでした。
この【なきむし姫】を読みながら『ぽっかぽか』を思い出しました。
幼馴染の哲也とアヤ、長男の文太(ブンちゃん)、長女の千秋(チッキ)。
なきむし姫はチッキのことではなく、哲也の妻で、ブンちゃんとチッキの母であるアヤのこと。
哲也が居なければ何もできないアヤ。
なのに、哲也は1年間神戸に単身赴任することになる。
大丈夫か?アヤ~!
ほんわかした気持ちでさらさら~と読み切りました。-
こんばんは(^-^)/
ぽっかぽか大好きでした。
ドラマも漫画も好きでした。
あのような話ならきっとこの作品も心温まる物語なので...こんばんは(^-^)/
ぽっかぽか大好きでした。
ドラマも漫画も好きでした。
あのような話ならきっとこの作品も心温まる物語なのでしょうね。
懐かしくてついコメントをしてしまいました。
突然すみませんでした。2015/09/29 -
けいたんさん
こんばんは~♪
コメントありがとうござます!
と~っても嬉しいです♪
けいたんさんもぽっかぽかがお好きなんです...けいたんさん
こんばんは~♪
コメントありがとうござます!
と~っても嬉しいです♪
けいたんさんもぽっかぽかがお好きなんですね!
何だかとっても嬉しいです♪
私はドラマを観ただけなのですが、どっぷりとハマってました。
これからもどうぞよろしくお願いします(^O^)2015/09/30 -
けいたんさん
こんばんは~♪
コメントありがとうござます!
と~っても嬉しいです♪
けいたんさんもぽっかぽかがお好きなんです...けいたんさん
こんばんは~♪
コメントありがとうござます!
と~っても嬉しいです♪
けいたんさんもぽっかぽかがお好きなんですね!
何だかとっても嬉しいです♪
私はドラマを観ただけなのですが、どっぷりとハマってました。
これからもどうぞよろしくお願いします(^O^)2015/09/30
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健さんのような人が身近に居てくれるなら、どこにでもいるアヤさんや哲也君、水谷先生は前向きに生きて行けるんだろうな。身近に居ない人は、その考え方を参考にできると良いかもしれない。あっけらかんとは出来ないけれど、ちょっぴりの開き直りが明るい未来を呼ぶこともあるよね
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人は自分が気づかないうちに少しずつ変化していく。それは環境の変化や人との関わりが大きいのだろう。色々な家族があり、家族単位の人生があり、その家族の中でも一人一人に人生がある。その人生には沢山のことが起きるが、家族で支えあうと不思議と乗り越えられる。家族の中でなくても、ママ友や幼馴染や近所の人など沢山の人がいる。今はあまり関わる事が少なくて、頼りづらいかもしれないけれど、支え合うのが人間だから、頼ったり、頼られたりしながら生きていきたいと思う。そしてお世話になった人にはちゃんとお礼が言える人になりたい。
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かつて重松清の文庫本は全て揃えようとした時期があった。新潮文庫のラインナップは、彼のデビュー作から揃えている貴重なものなのであるが、見てみると15作目の「みんなのなやみ」以降は読んでいないのに気がついた。
なぜか。作劇が上手すぎるのだ。悪いことではない。悪いことではないんだけど、家族を持っていない私には、もういいかな、という気になってしまう。
というわけで、重松清を読むのは年に1ー2作品になった(←このペースでは彼の作品を網羅することは出来ない)。久しぶりの重松清。しかも新潮文庫ラインナップを飛び越えて最新作をつい手にとってしまった。
今回も上手かった。最初、すわ三角関係か⁉不倫か⁉はたまた大逆転でみどりさんと建ちゃんがくっついたりして(^_^;)などと妄想を膨らます展開を用意しておきながら、最後には意外な落としどころを見つける。それ、含めて上手すぎるのである。編集者は作品紹介で「愛すべきホームコメディ」と書いているが、これはコメディではない。
あと、内容とは全く関係ないけど。このみどりさん(泣き虫姫アヤさんのお姉さんで独身雑誌編集者)の指摘に、大いに頷いたので書き写す。
「そういう時代って、どんな時代ってこと?」
「え?」
「みんな言うのよ、若いママに取材すると。いまと昔とは違うんだ、いまの時代の子育ては昔と同じわけにはいかないんだ、って。でも、じゃあ、昔とどこがどう違うんですかって訊いたら、みんな黙っちゃうの。あんただったら、どう答えるの?」
「それは…だから…いろいろ事件もあるし…」
「でも、昔だって誘拐とか交通事故とかあったよ」
「子どもの数も減ってるし…」
「わたしやアヤの頃もそうだったじゃない。知ってる?ニッポンの少子化って、1970年代から始まってるんだよ」
アヤがそれ以上言葉をつづけられないのを確かめてから、みどりさんは「わたしは親じゃないからわからないけど」と前置きして、歩き出しながら言った。
「昔といまの違いって、子どもをめぐる環境じゃなくて、むしろ親のほうにあるんじゃないかなあ、って思うけどね」
その言葉にも、アヤはなにも応えられなかった。(172p)
2015年10月21日読了 -
子どもの成長と親の心配と単身赴任の不安と…少々大袈裟とはいえ思い当たる節のあることばかりで。
この作者の小説は久しぶりに手に取ったが以前読んだ時と変わらない印象でハートフルな家族だったり友人だったりで嫌な気持ちになることなく読めます。 -
重松清の「卒業」のみ読了し、この度「なきむし姫」を読みました。
主婦向けの雑誌からの文庫化ということで、視線的には主婦からが主でした。
ご近所付き合いや夫婦のすれ違い、思いやりなどの要素をそれぞれバラバラに散りばめられていたといった印象でした。
個人的には、ストーリーの起伏が少なく淡々と読み通したといった感じで、もう一度読もうとは正直思わなかった一冊です。ごめんなさい。
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子育て中の今、読んで良かったと思った本でした。ケンの「子供に1人目も2人目もない」という言葉が心に響きました。子供達を大切に育てていこうと改めて思わせてくれた一冊でした。
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かわいい絵だったので買って見ましたが内容は薄くてイマイチ。あっさり読めて読みやすい。
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【要旨】霜田アヤは、二児の母なのに大のなきむし。夫の哲也は、そんな頼りないアヤをいつも守ってくれていた。
ところが哲也は一年間の単身赴任となって、アヤは期間限定のシングルマザーに。そこに現れたのは幼なじみの健。
バツイチで娘を育てる健は、夫の不在や厄介なママ友に悩むアヤを何かと助けてくれて…。
子供と一緒に育つママの奮闘を描く、共感度満点の愛すべきホームコメディ!
泣き虫の二児の母のアヤ、単身赴任となる夫の哲也、シングルファザーになって再会した幼馴染の破天荒の健、カズくんの母親の強気な留美子さん。
どのお話もちょっと綺麗ごとすぎる気もするし、結局幼馴染の健ちゃんだのみで、泣き虫アヤの成長はあまり見られなかったような・・・?
少し消化不良。 -
ホワホワした、とっても可愛らしい話でした。
みんなちゃんとした大人なんだけど。
絵本の中の世界みたい。
団地に住んで、単身赴任もして、モンスターペアレントもあって、
だけどなんか爽やかなお話だった。 -
大人になっあなきむし姫、アヤ。 大人しいブンちゃんとおてんばなチキ、優しい夫の哲也の4人家族。 しかし、哲也は1年間の単身赴任でアヤ は期間限定のシングルマザーになった。 そこにガキ大将の幼馴染健ちゃんが帰ってきて、 アヤを引っ掻き回したり、支えたり、励ましたり。 1年を通して成長していくアヤとその周りを描いたホームコメディ。
1つ1つの話が軽くて読みやすい。 ただ、(男の自分からすると)アヤに対する共感度は低く、あーなんでそうするかなー?と思ったり、都合いいなーとも思ったり。 ただ、新任の先生が保護者から批判を受け、追い込まれるのは共感できた。 -
内容紹介
霜田アヤは、二児の母なのに大のなきむし。夫の哲也は、そんな頼りないアヤをいつも守ってくれていた。ところが哲也は一年間の単身赴任となって、アヤは期間限定のシングルマザーに。そこに現れたのは幼なじみの健。バツイチで娘を育てる健は、夫の不在や厄介なママ友に悩むアヤを何かと助けてくれて……。子供と一緒に育つママの奮闘を描く、共感度満点の愛すべきホームコメディ! -
いかにも重松作品。
子どもたちの無邪気さと鋭さ、親であるオトナたちも決して完璧な人間じゃなく、子どもの成長とともに成長していく。
同級生だった親たちの子どもの頃の話やブンのクラスの話には、「ああ、こういうやつ居たな」と懐かしくなる。
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面白かったです。
欲を言えば、もう少し此処の家族の話しを詳しく書いて欲しいと思いました。 -
感動は少ないが、ある家族の成長が書かれていて、ホンワカストーリーになっている。
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重松清先生の本は読みやすくておもしろかった。
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やっぱり重松清の作品は読みやすい
はじめアヤちゃんが泣き虫でこんなことで泣く?とイラッとしたけど最終的に1年で大成長を遂げたところが良かった。私はブンちゃんタイプだなと思ったから、チッキの怖いもん知らずで挑んでいく姿がかっこくて憧れた。
度々出てくる留美子さんのカズくん自慢はやれやれ -
大人になっても泣き虫な奥さんは面倒そう。ストーリーはあまり深みはなかった。テツが1年間の単身赴任の間に、幼なじみのケンと浮気する話かと思ったけど違った笑 ひたすらケンがいい人すぎる。そして考え方ちょっと似てて共感ばっかり。
重松清は学校のシーン多いなあ。教育ママをやっつけるシーンはスカッと!!モンペに先生も大変。
そして観覧車のチケット何枚も買って何周もして、カゴの中で話すのいいなあ。
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おもしろいー!
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sg
重松さんにしてはそんなに -
重松清らしく、ほっこりする話。
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主人公のキャラがらたってない
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いちいち出てくる、男女間の何かを匂わせる描写はこの話のテーマに不必要。塩梅は大切。最後までアヤと健の発言や行動にモヤっとしたまま終了。最終章も何が解決したのだか…。ベッドタウン、破天荒な父親、出来すぎた娘というなら、同じ重松清作品の希望ヶ丘の人びとの方が好み。
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誰も悪者はいない。教育ママも破茶滅茶で扱いにくいが悪い人ではない。個性豊かな登場人物と主人公だけでなく読者を泣かせる技倆を著者は持っている。2019.7.10
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泣き虫の母親を子供と旦那で助けるお話
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最後も想像通りのきれいな終わりで、
全体的に物足りなさを感じる。
もっと内容に広さや深さがあった方が好み。
ただ、最後の方の健の子育て論は、
大いに賛成できる。