- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101349794
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
合戦、戦場が舞台となっている本巻。
時折、解説が入りながらもスピード感がある展開に一気読みしてしまった。
それにしても、戦場における将の重要さには改めて考えさせられる。その時々での状況判断、発言も含めた導き方には「リーダーとは」というものを考えざるを得なかった。
それにしても景の物分かりの悪さには、少し苛立ちを覚えた。まだ自分が何者であって、立ち会っているところがどのような場所なのか、落ちていないように見える。自分の正義をもち、それを貫くのは並大抵のことではないが、それは立場による。
曲がりなりにも姫という立場であって、慕う家臣がいるのであれば、己の判断は周囲の人達も巻き込むものだと考えが至らないのか。
それを分かっているのであれば、尚更、餓鬼という印象だ。
そんなことを書くと、かくも俳味のない大人になったなと自分を省みたくなる。
次っ! -
ようやく景を美女扱いする男たちが現れたと思ったら、彼女好みの男には通用せず袖にされるというヒロインなのに全く恵まれない展開w
景の出番も脇に引っ込み、この巻の主役は七五三兵衛を始めとするキャラの起った泉州侍たち。七五三兵衛の「心を盗りに来た」に痺れ、戦いの後の彼と義清の互いを認め合った男同士の熱い思いに打たれる。
大坂本願寺のやり方は好きになれないけど、その中で粛々と己の戦いを遂行して信長に挑む雑賀の孫市からも目が離せない。 -
次巻に向けてドンドン展開していく今巻。
戦に挑む男たちが主役。しかし、七五三さん格好いいなあ。 -
2巻で終わりじゃなかったのか、当方の勝手な思い込みでしたわ。まだ倍あるのね、、、
というのもちょっとこの先が見通しづらいって感覚が何処となくするんですよね、さしたる根拠はありませんが。強いて言えば、景というキャラクターにあまり感心しないということかな。そもそも若干無理した感じのキャラ設定に乗り切れないところに、徐々に主人公の存在感が薄れていくようにも思えるストーリー展開。残り半分、とりあえず「読みたい」登録しましたが、読もうか否かちょっと迷っておるところです。 -
きたきた!信長がきた!
うひょ〜、3巻に続く! -
2巻目読了。おもしろーい!
つぎ! -
天王寺砦へ申開きに出向いた景。安宅の一件でお咎め無しとなった後の泉州侍たちの饗宴が何とも愉快だ。その後に始まる織田方と大坂本願寺方との戦は、息もつかせぬ筆運び。一向宗の農・漁民を煽る「進者往生極楽、退者無間地獄」の意味に我を忘れて怒る場面は、またもジブリのナウシカを思い出さずにはいられなかった。本巻最後に信長を登場させる演出。第三巻を読み進めよう。
-
第二巻は七五三兵衛が主役。俳味のある泉州海賊の良さが面白く書かれており、これを読むとだれもが泉州海賊のファンになりそうな感じ。いずれこの泉州海賊と村上海賊が戦うことになるのか、どうなるのか楽しみです。