- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101350714
感想・レビュー・書評
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【本の内容】
セックスレス-うつや不眠をも引き起こすという、この深刻な問題に悩む人妻たち。
そんな彼女らをリハビリとしての性交渉によって救おうとするボランティア、「性の奉仕隊」の存在に著者は驚き、取材を始める。
組織を主宰する人物は何者か。
隊員たちの本音とは。
そして利用者の実体験とその効果は?
家庭内セックスレスという、身近にある現代の病に鋭く迫った衝撃のルポルタージュ。
[ 目次 ]
[ POP ]
セックスレスに悩む人妻が増えているという。
単なる性的な欲求不満ではない。
最も親密な異性と肉体的に触れ合えないこと、女として認められないことに傷つき、「生きていてもしかたがない」とまで思い詰めている。
彼女たちの心身のリハビリのため、ボランティアの「奉仕隊」を用意し、彼らとの婚外交渉を勧めている「相談所」がある。
〈夫以外の男性と知り合い、自信を取り戻してもらうこと〉が目的で、苦しむ女性たちのための〈野戦病院〉なのだという。
著者は、相談所の主宰者や奉仕隊員、彼らを利用した女性たちの声にじっくりと耳を傾ける。
「奉仕隊ではなく、奉仕され隊ではないか」と幻滅した女性もいる。
「必要な時間だった」と自然体になれた人も。
奉仕隊を受容はするが、奨励はしない。
それが取材を終えての著者の立場だ。
家庭内で疎外感にさいなまれる女性たちにとって、自らを冷静に振り返る貴重な機会にはなっているようだ。
[ おすすめ度 ]
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367.9
相談所「せい」主宰者キム・ミョンガンとは、相談所を訪れる妻たち、奉仕隊員たちの本音は… -
発売時、話題になった本書。
でも、側面として一面しか見ていない気が何となくして、
ぜひ読みましょうと勧められるかというと。。。???
です。
出てくる書籍など中には読みたいものもあって
その部分は、ありがたかった。 -
「マイノリティーの叫び」(本文中より)
男と女は価値観が逆転するのかもね、結婚すると。
「疲れた」「そんな気になれない」
「子供のママには手を出さない」
ていうその男は、結婚前は必死こいて女性を追いかけていた同じ男なんだよねえ。
逆に女性は結婚前と違って、結婚後は心のつながりを五感全てで求めてくる。だから突き放されると自分の魅力やつながりや、自分自身すらをも突き放されたと感じるのかも・・・。違ってますか^^?
センセーショナルでもある本書の内容は他のブログにゆずるとして、僕は著者の大橋さんよりも、「せい」の主催者の「キム・ミョンガンさん」の越し方に興味をそそられました。
それは「在日韓国人」として生まれ「性」をご自身の専攻と決められ、学問の世界からもマスコミからも異端扱いされ、それでも他者へのかかわり・癒しを活動の中心におき続けてこられたから。
まさにマイノリティに同苦され、その解放に尽力され続けておられる方。
http://chatarow.seesaa.net/article/122421861.html -
セックスしてもらえない女の嘆き、不安、焦り
女としてもう相手にされないのか・・・
夫に対して抱くそんな気持ち
夫がなぜ妻を抱かなくなるのか、その原因は人それぞれで定かではない
けど妻の方は不安でたまらない、時に心まで病んでしまう
そこで夫がダメなら他の男で・・・というユニークな発想でセックス奉仕隊というものが誕生した
セックス奉仕隊とは、セックスレスによって病んだ女性を治療する
男と女の関係でもって女性の自信の回復を手助けする
けど二人の恋愛は御法度
賛否両論だと思う、
このセックス奉仕隊についてあなたはどう思いますか? -
う〜ん、感想がうまくまとまらない。