観光の哀しみ (新潮文庫)

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著者 : 酒井順子
  • 新潮社 (2003年6月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101351162

観光の哀しみ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ライブのために今まで結構いろんなとこ行って、ついでに観光もしたりするけど、今までライブじゃなくてもまた行きたいと思ったところはないな。

  • 一番しっくりしたのはまえがきだけだった。私も観光は哀しい。観光だけじゃなく出かけるだけでも「家に帰りたい」と思う。でもほとんどが悲しみというより悪口?
    相変わらず過去形でもないのに使用される「〜でした」は誰か注意しないのか?

  • 「温泉」「テーマパーク」「宿泊施設」がツボにはまり、面白く読めた。2003年(底本2000年)刊行。

  • 以前、他の著作のレビューで「この方とは美味い酒が飲めそう」とか何とか書いたような気がするのですが、ごめんなさい、やっぱり無理かも…

    日本人の観光の生態をいささか皮肉っぽく、かつ克明に描き出している秀作だと思います。思いますが、その「皮肉」がどうにも生々しくまたこまごまとしていて、どうにも肌に合わなかった感があります。

    うん、言いたい事はよく分かるのですけどね。そんなに斜に構えなくても良いのに…と終始苦笑しながら読み進めてしまいました。まあ、その「苦笑」感こそが酒井さんの文章の面白さなのかもしれませんけれど。

    あれこれ考えず、緩みきった頭で湯船に使って「温泉はいいね、リリスのうみだした文化の~」などと呆けていれば良いんじゃないですかね。それが旅ってもんです。

    しかしまあ、ここまでディズニーに喧嘩売る著名人も珍しいですよねえ(笑)。

  • 子どもの頃から、みんなで旅行に行くことにとても気乗りがしないタチでした。

    そこにあるものを観ることよりも、一緒に行く人とのおしゃべりなんかに気を使わなくてはならず、結局そこにあるものを観ることができないで帰ってくる。

    写真を撮りに行くわけでも、お土産を買いに行くでもないのに・・!と、悶々と違和感を抱いていて、そんなこと思う自分はひねくれているなぁ・・と思った・・。

    これが旅、これが楽しさ、旅っていいよね!というパッケージの中に入って、「楽しい」ような気がしているだけというか・・。実は楽しくもなんともなかったりして。

    そうした違和感をうまく書いてくれている1冊。
    ワカルワカル!!!前半はばっさり、観光についてぶった切っているところがいいんですが、後半は、酒井さんの旅にまつわるエッセイという感じ。

    ディズニー批判も展開しているから、ディズ二ー好きの人は要注意。
    でも、ディズニーが好きという人は、そこに何ら違和感も抱かないと思うし、この本にも行き着かないのではないかと思った。

    ソーシャルメディアの登場もあり、旅も自分を演出するための手段となっているな~と思う。(旅先で写真をひたすら撮る人々を観ると思う)旅している自分を評価されたい、こんな旅をしている自分って素敵的な演出としての旅。(あ、でも、私も旅行に行くとフェイスブックにアップしちゃったりするから、自分もそうかもしれない)

    そうした違和感は、人が感じていながら、そこには触れられないもの。「旅」の楽しさの中で楽しい振りをしているアナタはぜひ。

  • 「観光」に関するエッセイ。

    最初は「あるある!」と面白く読めたが、途中から酒井さんの偏見が大きくでてきて、ちょっと興ざめ。
    なので、★2つ。

  • 別にそこまで哀しくならないし…。と思った。どんだけ考えすぎなんだし…。

  • 観光あるある。

  • 酒井順子さんの『負け犬の遠吠え』が面白かったなー
    と思い出したので他のエッセイも読んでみました。

    結論ですが、良くなかった。
    この方は全編
    「自分は皆さんと違って旅を楽しめない、
     いわゆる旅というよりパック旅行の観光者にすぎない、
     しかし旅に憧れもあるのでテンション高く入り込めない敗者」
    という視点で旅なり観光地を綴っているのだが、
    それって結局上から目線DA・YO・NE~(キャピ
    という気持ち。

    嫌なら行くなよ!楽しいから行くんでしょ!

    とそういう声にもニヤニヤしながら
    「あ~やっぱりそう来ますよね~」
    とのらりくらり交わされそうですよね。

    負け犬も今読んだらつまんないかしら。
    単行本で読んだ記憶があるので調べてみたら
    2003年…9年前ですか。私が年取っただけかもしれません。

  • わろた。
    招かれていないのに出かけていく、それが「観光」。ダサくて、下衆で、でも嫌いではない!!という著者の卑屈な卑屈な思いのたけ。

    「本当の旅」を目指す旅人たちは、なぜか結構自慢しい。記録に残したがるし、観光者を馬鹿にする。「聖なる少数派」であることを楽しむけれど、実は彼ら自身も歩きならされたルートをたどっているだけの場合が多い。
    そして、「その土地の本物の生活に触れたい」などという「本物の旅」信仰者は、「普通の生活」というしっかりした基盤を持ってない。半年そこらの旅行で「現地の生活に溶け込んできました」なんてFacebookで書いてるなんて失笑もん。
    私はそのうちの一人です。団体旅行大嫌い、日本人だらけの観光地嫌い、でも世界遺産は見たい。
    いやー、丸ごと自嘲ですなこの本は。何年いたって「その土地」の人間にはなれない、だから旅人は謙虚であれってのがインドに半年住んで得た感想なので、その辺の自惚れというか勘違いは薄めだと思うものの、もー最初から最後まで自嘲箇所多すぎて。
    自分のことだから笑える。そして作者自身が自嘲しながら書いてるからなお楽しい。

    以下激しく同意した点。
    ・耕太郎旅(深夜特急的低予算バックパック旅)をしている人たちというのはきっと、旅をしながらも「評価されたい」という欲求を抱いている。本当に「ものを考えているのかは」疑問。日本で発揮できない「勇敢さ」とか「考える姿勢」とかを海外で稼いで周りにアピールしたい感あり。(ただ、中には、ある友人のように、半年ほど大学で見ないと思ったらひょっこり真っ黒になって現れて、聞けば南米ほっつき歩いてた〜とは言うもののそれ以上は別にアピールしない・・・というような、至極謙虚な旅人もいる。そういう人の旅行話はなんとしても掘り下げて聞きたくなる、なんかそういう天邪鬼さが私にはある。)
    ・学校の感想文というものの下衆さ。思い出確保に対し無言のプレッシャーがあるため、皆下品なほどに思い出漁りをする。カメラは不可欠。イベントの際カメラの充電切れたりなんかすると落ち着かなくて観光どころではない。
    ・日本人ってほんとなんであんなに旅行先の朝食の場でむっつりしているのか疑問。会話しようよ・・・
    ・京都は「お金のかかる高飛車ないい女」的観光地。暮らすような旅、という触れ込みのガイドを最近よく目にするものの、京都市民的には「観光地ゲットー」と一般の生活領域には明

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